石油化学新聞 5399号 2024年夏季特集号
THE PETROCHEMICAL PRESS
- JNC・・・液晶材料、高速通信用途へ横展開 次世代向け最新材料で
- クラレ・・・飲料水浄化用再生炭、米の増設を年内決定
- 三洋化成工業・・・水溶・油溶両立の多金属対応防錆剤を開発
三洋化成工業は水溶性と油溶性を両立し、鉄以外の多くの金属にも対応する防錆剤「サンヒビターNo.70」を開発した。既に金属加工油2社で採用、国内20~30件にサンプル供給を開始した。ニーズを捕捉し、本格事業化に踏み切る。海外販売も視野に入れる。 同製品は得意の界面制御技術で親水性と疎水性のバランスを緻密に調整し、水溶性と油溶性を両立した。
- 住友化学・・・共創へ千葉の新研究棟始動
住友化学は千葉工場(千葉県袖ケ浦市)で建設した新研究施設「Innovation Center MEGURU」の報道陣向け内覧会を開催した。異分野の研究者同士の共創文化を育む仕掛けを披露した。
新研究棟は石油化学関連技術をベースとする環境負荷低減技術に関わる研究組織などを集約した。6月末に開所したが、設備の移設などを経て25年初頭までに研究者約400人体制で本格稼働する。
2024年 夏季特集号 新価値を提供する化学 各社の戦略製品・技術
▽2面=UBE、日本化薬
▽3面=KHネオケム、ENEOS
▽4面=三洋化成工業、トクヤマ
▽5面=丸善石油化学、住友化学
▽6面=三菱ガス化学、ユニチカ
▽7面=クラレ、本州化学工業
▽8面=旭化成、日本触媒
▽9面=クレハ、帝人
▽10面=ダイセル、東亞合成
▽11面=東洋紡、日本ゼオン