石油化学新聞 5410号
THE PETROCHEMICAL PRESS
- 三井化学・・・構造改革で収益改善 クラッカートラブル 通期110億円の減益要因
- KHネオケム・・・化粧品原料、世界市場開拓で成果 需要回復を後押し
- 日鉄ケミカル&マテリアル・・・機能材料、全社業容拡大をリード 高速通信向け好調
- 帝人・・・車向け複合成形材北米事業を売却へ 日欧は継続
- AGC・・・バイオ医薬品開発製造受託(CDMO)事業の収益改善策を加速
- ダイセル・・・CO原料炭種を拡大 酢酸の競争力強化へ
<特集>機能と周辺技術 で付加価値領域 へ / スーパーエ ンプラ〈上〉(2~3面)
主要企業の現状と戦略
さまざまな最終製品が高度化、多様化しながらグローバルに市場を広げるなか、素材への要求も多様化し、より高機能な素材への要求も増している。スーパーエンプラは代表例であり、日本企業が世界で高い競争力を発揮している製品の一つだ。車両などのモビリティ、半導体などのエレクトロニクス関連に加えてエネルギー、医療、食品・水回りといった領域へも応用分野を広げており、素材機能への評価だけでなく、周辺技術の革新が市場拡大を加速させている。
- 世界展開力強化 用途、顧客層拡大へ
- 自動車市場 変革をとらえ成長
ポリプラスチックス
LCP/PPS/PEK
- LCP、2拠点体制で拡販加速 フィルム、繊維など 用途広げ基盤強化
- PPS、xEV用へ積極展開 延焼防止品など 付加価値領域に力
三菱ガス化学
耐熱透明ポリエステル
- 耐熱透明ポリエステル、特殊品の品揃え拡充
- 耐衝撃と耐熱向上 食品・医療用に力
DIC
PPS
- 付加価値で成長実現
- 導電・放熱・摺動 機能追求し提案
クレハ
PGA
- シェール掘削用 低温鉱区広げ倍増へ
- 新規案件 30年度に数十億円を
出光興産
SPS
- 車載用、機能向上で採用促進
- 非車載用、食品関連や押出用へ
ユニチカ
PAR/PI
- PAR、高耐熱と透明を訴求 アロイや添加剤にも力
- PI、ワニス軸に市場拡大 新規用途立ち上げ急ぐ
THE PETROCHEMICAL PRESS
- ENEOS液晶・・・LCP、高速通信用に力 低誘電特性を追求
- 日東紡・・・ガラス繊維、電材向け販売好調 今期、最高見込む
- エフピコ・・・超高剛OPP上市へ 27年目標 車向けなど高評価
- 三井化学とサステック・・・太陽光パネル再利用 再生エネ導入へ実証
- 東レ・・・UDテープ、米社の資産買収 CF複合材を拡充
- デンカ・・・光学フィルム米新興に出資
- 三菱ケミカルグループ・筑本学社長・・・事業構造改革を推進「選択と集中を加速」
- 東レ・・・インドネシアでRO・UF膜供給
- 三菱ケミカルグループ・・・半導体製造装置部品 米国の洗浄拠点集約
- ダイセルと東大・・・結晶スポンジ、新材料を開発
- 旭化成・・・セパレーター生産ホンダが25%出資
- 日本ソーダ工業会・・・2024年9月のカセイソーダ出荷内訳
- ベンゼン11月ACP・・・60㌦安の915㌦
【訂正】4日付2面「カネカ、機能性食品素材を拡充」の記事で「カスアニン」とあるのは「カスアリニン」の誤りでした。