石油化学新聞 5163号
自動車材料セミナー 11/20 13:00 ベルサール神保町(千代田区西神田)
*THE PETROCHEMICAL PRESS*
- 住友化学・・・LCP「スミカスーパー」、新材料で5G市場拡大 低誘電特性を向上
- ダイキョーニシカワ・・・CNF複合材、成形品の開発加速 車部品の環境対応強化
- 三菱エンジニアリングプラスチックス・・・PCで5G対応 スマホ筐体向け拡販
*THE PETROCHEMICAL PRESS*
<特集> 自動車需要の獲得に拍車かける化学企業(上)
化学企業が自動車分野の需要獲得に拍車をかけている。多くの企業が自動車を重点分野に位置づけており、経営資源を積極的に投入。グループ総合力の発揮をはじめ研究開発の強化、グローバル展開の加速、M&Aの実施などさまざまな手を打っている。自動車産業は大きな変革期にあり、「CASE(コネクテッド、自動運転、シェアリング、電動化)」「MaaS(移動のサービス化)」といった新たな潮流の中で、ビジネスチャンスが拡大。化学企業の役割は一段と重要になっている。主要企業の取り組みを紹介する。
三菱エンジニアリングプラスチックス
- 世界で顧客支援強化
- 電装化 軽量化、新製品を積極投入
積水化成品工業
- 複合樹脂発泡体、グローバル展開加速
- 新規商材育成にも注力
ダイセル
- インフレーター、変化に応じ基盤固め
- 新規安全部材、日米から国際展開
クラレ
- 独自製品・技術で強み
- 外部との縦横連携も強化
三井化学
- マルチマテリアル化、一体技術うまく活用
- LiB、電解液や安全対策に力
帝人
- アラミド繊維、部材補強向けが好調
- LiB関連用途開発に重点
住友化学
- PP複合材、グローバルに拡充
- TPEやPMMAとシナジー
旭化成
- 総合力訴求し事業拡大
- 車室空間ソリューションなども提案 知名度向上へ
*THE PETROCHEMICAL PRESS*
- 丸善石油化学・・・MEK、年14万トン安定販売へ 来春デボルト増強
- セーレン・・・PVC合皮、中国・蘇州で生産 車シート向け拡大
- 日東紡・・・ガラス繊維、低誘電5G向け新設 台湾で2021年秋稼働
- 藤森工業・・・間伐材で木材プラスチック複合材料(WPC) 環境特性を訴求
- エフピコ・・・SCMにAI導入 生産・供給を最適化
- タキロンシーアイ・・・ヘキサケミカルを傘下に 2021年4月メド
- 三菱ポリエステルフィルム(欧州)
- 付加価値分野に照準
- CE対応、食品用紙代替も
世界5カ所に生産拠点を有する三菱ケミカルのポリエステル(PET)フィルム事業。このうち欧州・アフリカ地域を担当するのが三菱ポリエステルフィルム社(欧州)だ。PETフィルムの用途は多岐にわたり、各種工業製品、生活・雑貨用品に欠かせないなか、PETそのものの環境貢献性から一層の需要の盛り上がりが期待される。トーマス・ヘール社長は「紙代替が可能」と強調する。展望を聞いた。
- 総合大手5社の石化系部門業績の 19年度上期実績と通期予想
- 日本ソーダ工業会・・・カセイソーダ19年度上期(4月~9月)出荷、2%増