石油化学新聞 5167号
*THE PETROCHEMICAL PRESS*
- PSジャパン・・・乳酸菌飲料用耐衝撃品を2万トン増産 耐熱品も検討
- 「シンフォミクス」始動 三洋化成工業日本触媒
三洋化成工業と日本触媒の両社は経営統合で最終合意し、統合持ち株会社「Synfomix(シンフォミクス)」を設立した。来年6月開催予定の定時株主総会や国内外の関係当局の承認を得たうえで、20年10月1日に新社の株式を上場。両社は法人格を残したかたちで上場を廃止する。世界で戦う規模と高付加価値領域への展開力を併せ持つ真に技術オリエンテッドな機能化学品メーカーが産声を上げる。
- 世界を視野
- 規模と付加価値追求
- 「対等の精神で」トップは厚い信頼感
<特集>CSRの中核を担う化学業界のRC活動
主要各社の取り組み
日本化学工業協会は今年3月の理事会で低炭素社会実行計画の新目標として、13年度を基準年に30年度までにCO2排出削減量をBAU(特段の対応を図らない場合)比650万㌧減と絶対量として679万㌧減の二つの同時達成を掲げた。これはパリ協定の絶対量達成目標に資するものであり、地球温暖化対策に向けた化学業界の姿勢を明確に示した。化学各社は目標に即して省エネルギーや環境負荷低減への取り組みを一段と加速させている。保安防災や化学品安全への取り組みもまた同様で、レスポンシブル・ケア活動を企業の社会的責任(CSR)を果たす中核的な活動として実践している。主要各社の環境・安全への考え方や活動をレポートする。
丸善石油化学
- 事故ゼロへKPI設定
- 分解炉更新で省エネ促進
日本化薬
- 30年度目標、SBT1.5度C視野に
- MFCA導入「見える化」で省エネ
ダウ
- プラ循環型社会を構築
- 清掃活動や環境教育展開
三菱ガス化学
- CSR、推進室置き活動を統括
- 「プラント外部腐食対策」RC特別賞に
デンカ
- 事故ゼロへ「挟まれ対策」実施
- GHG排出削減、中長期目標を設定
昭和電工
- CSR新方針、事業でSDGSに貢献
- 14重点課題にKPI導入
クレハ
- CSR推進、事業戦略と連動で
- グループ挙げ保安防災徹底
帝人
- CSR、グループ横断で推進
- 次期中計、SDGS核に目標設定
宇部興産
- 環境配慮製品、2021年度売上高比30%へ
- 事業所、自然災害対応力強化
日本触媒
- 「持続可能な開発」原則に
- 第10次RC基本計画、重大保安事故ゼロ達成
*THE PETROCHEMICAL PRESS*
- ポリプラスチックス・・・POM、年2万トン増強を完了 新系列は来期具体化
- 帝人・・・メタ系アラミド、裁断くず再利用 高難燃の毛布開発
- 東洋紡・・・PETフィルム、耐屈曲性を向上 スマホ向け
- 東レ・・・ポリエス織物「空調服」に 遮光・遮熱特性を発揮
- ダイプラ・・・防災シェルター拡販、ハウエル管技術応用
- ブリヂストン・・・ハイブリッド素材 共同開発を検討
*THE PETROCHEMICAL PRESS*
- クラッカー・・・電化の動き、ナフサを電気分解 欧州業界が実用化検討
- 日本ソーダ工業会・・・10月のカセイソーダ出荷内訳
- 日本スチレン工業会・・・PS内需4%減、2019年受払表
- 日本ポリプロピレンフィルム工業会・・・10月のOPP・CPP出荷実績
- 日本プラスチック板協会・・・10月の硬質塩化ビニル平板生産出荷実績、10月の硬質塩化ビニル波板生産出荷実績、10月のポリカーボネート平板・波生産出荷実績、
- ベンゼン12月ACP・・・20ドル高の665ドル
*THE PETROCHEMICAL PRESS*
- ポリプラスチックス・・・COCに投資促進 ドイツで来年5割増強 新立地含め次期増設
- 本州化学工業・・・特殊ビスを積極増産、ビフェノールも増強
- 東洋紡・・・ポリエス繊維、部分バイオ事業化 生分解性素材も開発
- 三菱ガス化学・・・MXDAとアルデヒド、増産投資を今期決定 付加価値品で増収益
- 住友化学・・・LCP、コンパウンド自製化 奈良に新社設立 高速充電器向け新規領域を拡大
- ランクセス・・・添加剤の成長加速
- JSP・・・EPPに再生材活用、欧系車の動きに対応
- 稲畑産業・・・樹脂コンパウンド、二輪向け販売開始 フィリピンで今年度下期
- アズビル・・・PA・FA市場、東南アジアに攻勢
- 新第一塩ビ・・・PVC生産を効率化 デジタル技術も導入
- リケンテクノス・・・車窓ガラス用遮熱フィルム事業を譲受 コニカミノルタから