プロパン・ブタンニュース

総合面

  • GHPコンソーシアム第33回総会幅広く GHP普及拡大を加速

GHPコンソーシアム(安岡省理事長)は6日、東京・日本橋茅場町の鉄鋼会館で第33回通常総会を開いた。2019年度(18年10月~19年9月)の事業報告、収支決算を承認し、20年度(19年10月~20年9月)の事業計画と予算を決定した。改選期に当たり役員改選を行い、安岡理事長が留任した。公立学校への空調導入を追い風に、19年度(冷凍年度)のGHP出荷台数は前期比30%増の3万6093台、うちLPガス仕様機も同24%増の7624台と、05~06年の水準を回復。GHPコンソーシアムは有益な情報発信とともにノウハウの共有を図るなど、教室・体育館に限らず幅広い市場へのGHPの普及拡大を推進していく。

  • 全L協スタンド委員会、「自立型スタンド」の認定制度スタート 防災力をアピール

認定後は認定証が発行されるほか、名刺などに認定ロゴマーク=写真=の使用が可能となる。

  • 日協、全国紙との記者懇談会で環境性や災対力を説明 LPガスの有用性を訴求
  • サイサン、LPガスで九州進出 佐賀・武雄に営業所開設
  • 東京ガス、エネ小売りとサービスで2新社設立 新ブランドとデジタル接点で開拓

首都圏版

  • 長野市、台風19号被災者の応急仮設住宅への入居始まる

上松東団地隣接の公園に建てられた木造の応急仮設住宅

長野市で台風19号の豪雨で住宅が被災した市民を対象とする応急仮設住宅が完成し、1日から入居が始まった。
市は、昭和の森公園にプレハブ造45戸、市営上松東団地に木造32戸、若槻団地運動広場(みどりの広場)に同23戸、県営駒沢新町第2団地内にトレーラーハウス15戸の計115戸を整備した。入居を希望した52世帯が同日、市職員の説明を受けて新居へ荷物を搬入した。期間は2年。

  • 長野県協佐久青年部が2市町に台風義援金 LPガス常設も要望
  • 2020年のCP平均予測はプロパン415ドル 関東アストモス会研修会で
  • <トップインタビュー>エネシップ・土屋誠社長、連携効果でLPガスに活力

地方版

  • 北海道=エネサンス北海道帯広が「匠のスープカレー教室」人気講師が秘伝を伝授
  • 東北=仙台市ガス、事業譲渡方式で民営化へ 22年度実施メドに

来年度、優先交渉者を決定
仙台市ガス局の民営化の基本的な考え方を検討していた仙台市ガス事業民営化推進委員会(橘川武郎委員長)は2日、郡和子仙台市長に第一次答申書を提出した。コンセッション(公共施設等運営権)方式ではなく、事業継承者の経営の自由度が高い事業譲渡方式で民営化することを求めた。来年度中に募集して優先交渉権者を決め、事業譲渡は2022年度に行う計画。

  • 中部=「メッセ名古屋」で6万人超が異業種交流 ガス業界も積極的にPR
  • 近畿・四国=愛媛青年部、FC今治とも連携し「火起タイムアタック」行う

今治支部との共同企。FC今治の選手10人が見守るなか火起しタイムアタックを実施した

愛媛県LPガス協会青年部会(伊須雅裕部会長)と今治支部(越智浩支部長)は3日、今治市の「ありがとうサービス・夢スタジアム」で開かれたJFL公式戦、FC今治対ホンダロックFC戦に合わせて火起こしタイムアタックを行い、LPガスや火のある生活をPRした。青年部会による火起こしはJ2の愛媛FC戦で実績があるが、FC今治戦では初めて。

  • 中国=災害対応能力一層強化を 情報発信求める声も(振興センターの中国地区懇談会)

LPガス振興センター(岩井清祐理事長)は11月8日、広島市のTKPガーデンシティ広島駅前大橋で2019年度中国地方LPガス懇談会を開いた。料金透明化、取引適正化と災害対応をテーマに中国5県の消費者委員と事業者委員、行政関係者らが意見交換し、LPガス産業の健全な発展へ理解を深めた。

  • 中国=マンスリー中国 需要開拓へ展示会 中国業界日誌
  • 九州=宜野湾ガス、市内19カ所の自治会館に発電機を納入 観光避難者も受け入れ
  • 九州=西部ガスエネルギーが15会場でフェア ガスで「家事ラク」も浸透

住設・新技術

  • 次世代技術で業務革新! システムアンドリサーチとAQライフが展示・研修会

システムアンドリサーチ(本社・横浜市、高橋武夫社長)とAQライフ(同)は11月27日、横浜市のメルパルク横浜で合同感謝祭を開いた。全国から約200人が来場した。今年は「LPWAがもたらす業務改革とLPガス事業者が取り組む防災商材」をテーマに、協力するメーターメーカーやシステムインテグレーター、通信事業者などが展示とセミナーを展開。今年はLPガスの災害対応力にも焦点を当て、AQライフ会員を中心にLPガス非常用発電機や防災タワー(三ッ輪ビジネスソリューションズ)、車載用防災セットや超薄型防災トイレ(ファシル)、LEDリチウムソーラーライト・可搬式バッテリー計量機(タツノ・伊東電機販売)、パンの缶詰(パン・アキモト)などをアピールした。

  • NTTテレコン、集中監視で合理化支援 ウェブ明細票提供など
  • SEC、停電対応へLPガス発電機を発売

特集記事 <中部地区、燃転・需要開拓特集>

  • 変化に対応! 新たなニーズ掘り起こし

省エネ機器の普及、核家族化・高齢世帯の増加などによる単位消費量の減少、新築着工件数が減少する一方で空き家率の拡大、オール電化攻勢など、LPガス業界を取り巻く環境は年々厳しくなっている。その状況を打開するべく、ファンヒーターや衣類乾燥機などの拡販、灯油ボイラーからの燃転などを通じ、単位消費量の維持拡大、新たな需要創造に取り組む動きが、事業者の間で活発に行われている。また、LPガス以外に宅配水や新電力、リフォーム提案などを通じ、一世帯に占める自社取引比率や販売額の拡大、新規顧客の獲得を図る事例も顕著になってきている。さらに業務用燃転、学校や病院、老人福祉施設など緊急時の避難場所となり得る施設へのGHP提案を通じた需要獲得策も進んでいる。こうした事例は中部地区の事業者でも多く見られ、年を追うごとに盛んになっている。エネルギー大競争時代を生き抜いていこうとする当該企業の事例を紹介する。

  • 北日本物産(富山市)=「ガスならでは」訴求 衣類乾燥機は目標超える96台販促
  • 三谷産業イー・シー(野々市市)=オール電化切り崩し 総合提案で戸建て客増加
  • 新日本ガス(岐阜市)=顧客満足重視の価値ある提案で成果
  • 上野ガス(伊賀市)=新規事業に積極挑戦 領域拡大し地域貢献
  • 関西プロパン瓦斯(津市)=目標定め需要積み上げ 介護など新規事業も軌道に

<九州・沖縄特集>

  • 有力事業者の成長戦略

他エネルギーとの競合激化、省エネ・節約意識の浸透、少子高齢化に加え電力、ガスの小売全面自由化の波が到来し、域外の大手事業者の相次ぐ上陸やオール電化の反転攻勢など予断を許さない状況が続く。こうしたなか地域にしっかりと根を張り、足固めをしながら需要開拓に奮闘する有力事業者に現状分析と成長戦略を聞いた。

地域密着 顧客起点に切磋琢磨 有力事業者の成長戦略

  • エコア(福岡市)=提案通じファン拡大 新CMでブランド強化も
  • エネサンス九州(佐賀市)=適切な人材を適所に 災害対応へ訓練・BCP
  • ENEOSグローブエナジー九州支社(福岡市)=経営塾で次世代育成
  • 和泉プロパン(久留米市)=顧客満足向上を訴求 リフォーム2億円目指す
  • 佐伯富士甚(佐伯市)=感謝祭や増改築相談に力 展示場から情報発信
  • 三愛オブリガス三神(神埼市)=困り事解決・工事力発揮 地域対応きめ細かく
  • チョウプロ(長崎長与町)=新電力、売り上げ本業超え LPWA3年で9000台計画
  • 田島興産(佐賀市)=女性人材を積極活用 相続事業もスタート
  • リボンガス(熊本市)=温水床暖で燃転促進 付加価値向上で高収益体制に
  • 太陽ガス(日置市)=保安固め総合化 電力5000件目標
  • ファミリーガス(都城市)=衣類乾燥機をレンタル呼び水に
  • マルヰ産業(那覇市)=乾燥需要の伸びしろ大 リースで無理なく導入

2次災害皆無も供給不能多数 九州北部8月豪雨を検証

全国で大型の水害が頻発した2019年。九州では福岡、佐賀、長崎の3県で8月28~29日にかけ観測史上最大の猛烈な豪雨となり、佐賀県では大型医療施設で200人が一時孤立、浸水した工場から大量の工業油が流出するなどの被害があった。佐賀県LPガス協会が181販売店に聞き取った関連被害は、ピーク時で事業所浸水10件(床上9件、床下1件)、容器置き場・充填所浸水2件、車両2件。消費先のガス漏れや漏洩火災、漏洩爆発などは幸い1件も発生しなかったが、家屋倒壊や避難で供給復旧が見込めないのが18件、立ち入り禁止などで確認できないのが166件あり、メーターや調整器の要交換が170件、消費先の流出・埋没容器は5本となっている。冠水被害が特に顕著だった武雄市と佐賀市の販売店に浸水当時の状況を振り返ってもらい、被災で浮き彫りになった課題などを聞いた。

  • 肥前通運・武雄市・・・マニュアルの重要性痛感 車47台損傷 什器や書類が水没
  • モトマツ・佐賀市・・・被災体験を対策の糧に 道路寸断 車移動ままならず

 

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