欧州LPG会議調査団の催行中止 石油化学新聞社(プロパン・ブタンニュース)が、5月に派遣を予定していました「欧州LPG会議とスペイン・ポルトガルガスエネルギー事情調査団」は新型コロナウイルスの感染拡大の影響を考慮し、催行を中止することといたしました。また、同会議は来年に延期となりました。 ご理解いただきますようよろしくお願い申し上げます。石油化学新聞社
総合面
共済事業団 供給設備保険を創設
自然災害や盗難被害に対応 LPガス事業者の資産守る
全国LPガス保安共済事業団(後藤庄樹理事長)は自然災害や盗難被害に対応するLPガス供給設備機器総合保険「LPライフNEO」を創設した。3月に理事会が承認。全国LPガス協会のLPガスライフ支援制度では消費者宅の火災・爆発による供給設備の損害に対し支援金がLPガス販売事業者に支払われるが、自然災害に起因するものは免責となる。事業団初の動産総合保険(任意保険)であるLPライフNEOでLPガスライフ支援制度を補完し、事業者の資産を守っていく。
エネ供給 5月末収束で0.7%減
エネ研 新型コロナの影響試算
日本エネルギー経済研究所は16日、新型コロナウイルス感染拡大が20年度の日本のエネルギー需要にどの程度影響するのか、国内外のピークアウト時期を3月末、5月末の二つのケースの試算結果を明らかにした。
それによると、エネルギー需要への影響は1次エネルギー国内供給ベースで、新型コロナの影響がない場合に比べ、3月末ピークアウトで0・3%、5月末ピークアウトで0・7%それぞれ低下する。
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- 2月CIF、1940円安の5万4527円 輸入数量は1000トン減に
<平成、そして新時代へ>日通商事・本郷厚 執行役員LPガス部担当 兼LPガス部長
LPWAで新たな挑戦
日通商事は親会社日本通運の物流ネットワークを武器に「日通プロパン」ブランドでLPガス普及に果たした役割は大きく、今日では販売店を含めて供給顧客数88万件の全国トップクラスのグループに成長を遂げた。近年では、東洋計器製LPWA端末「IoT―R」を2019年度内にグループ販社の集中監視端末未設置顧客(約10万件)へ全戸設置する方針を掲げ、業界の先陣を切ったことは周知の通り。昨年6月にLPガス部担当に就任した本郷厚執行役員に令和時代の成長ビジョンを尋ねた。
首都圏版
長野県協、仮設住宅に衣類乾燥機を8台寄贈
居住者の生活支援
目録贈呈式に臨む(左から)加藤久雄・長野市長、塩原規男・長野県LPガス協会会長、和田・同専務理事、北澤泰典・長野LP協会長野支部長
衣類乾燥機
仮設住宅に8台寄贈
長野県協 居住者の生活支援
長野県LPガス協会(塩原規男会長)は社会貢献の一環で、昨秋の台風19号豪雨災害で被災した住民が入居する長野市内の応急仮設住宅4カ所に業務用LPガス衣類乾燥機8台を寄贈することを決めた。設置工事に先立ち16日に塩原会長らが長野市庁舎を訪れ、加藤久雄市長に目録を手渡した。塩原会長は「安定・安全な供給を前提に、LPガスでできるプラスアルファの提案として入居者の役に立てれば幸い」と述べ、生活支援を通じたLPガスの魅力訴求にも意欲を見せた。
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地方版
- 北海道=道内のLPG車が9千台割れ 30年で半減と打開策が急務に
東北=秋田県協、緊急時協力へ
「バルクローリー安全推進委員会」を発足
委員長に就任しあいさつする田口信博・山二執行役員ホームライフ部長(中央)
秋田県LPガス協会(木村繁会長)は10日、「LPガスバルクローリー安全推進委員会」を立ち上げた。災害時や車両トラブル時でもバルク配送が滞ることがないように、ローリー運行事業者間の協力体制を確立することが狙い。将来的にはバルク配送の共同効率化の検討にまで踏み込んでいきたい考えだ。
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近畿・四国=和歌山県太地町営の福祉施設にGHP・バルク導入
有事対応へ強靭化
バルクと非常用発電機を備えたこども園
非常用発電機2基と災対バルクを導入した地域福祉センター梛
太地町営の福祉施設
有事対応へ強靭化
発電機・バルク・GHP導入
和歌山県太地町(三軒一高町長)は「町立太地こども園」と、隣接する那智勝浦町のホテルを改修した福祉施設「太地町地域福祉センター梛(なぎ)」にLPガス非常用発電機と災害対応型バルク供給システムを導入した。福祉センター梛にはGHPも設置。災害時の避難場所としての機能を強靭化した。同町は今後も災害対応の観点からLPガス設備の常設化を検討する考え。
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九州=九州ブロック協青年部が正副会長会議、需要開発へ情報共有
LPWA研修も
青年部会正副会長会議。8県協会の関係者50人が参加した
需要開発へ情報共有
九ブロ協青年部 LPWA研修も
九州ブロックLPガス協議会青年部会(飯干耕成部会長)は2月19日、福岡市のホテルレオパレス博多で青年部会正副会長会議を開いた。8県の青年部会と協会事務局から50人が参加し、地域貢献活動や需要開発などの活動を報告したほか、LPWA(省電力広域)活用事例やSDGs(持続可能な開発目標)に関する研修も行った。
住設・新技術
ヤマハモータープロダクツ(掛川市)、カセットガス発電機を4月発売へ
一般家庭な どの非常用電源と しての利便性を向 上
ヤマハモータープロダクツ(本社・掛川市、市川尚友社長)は、手軽に扱えるカセットガスを燃料とする既販のインバーター発電機「EF900iSGB」に、並列運転機能などを盛り込んだ新製品「EF900iSGB2」=写真=を4月1日から発売する。ヤマハ発電機販売店やホームセンターなどで販売する。
- 総務省、LPWA双方向利用など検討へ 920メガヘルツ帯域活用で
<IoT時代のLPガス経営①>
東洋計器の提案~「第38回東計会」
「IoT―R」の集合住宅への設置例
東洋計器(本社・松本市、土田泰秀社長)は全国11地区で予定していた「第38回東計会」をウェブ開催に変更した。土田社長と土田泰正副社長の研究発表「IoT時代のLPガス経営」の内容は動画収録とし、正会員向けにインターネット配信やDVD・資料の送付を行う。IoT時代の到来や人材不足、働き方改革などの社会変革に対応した同社の新提案を4回に分けて紹介する。
GHPとコ・ジェネ版
20年度概算要求段階補助金情報 GHP採用機運高まる
エネ合 空調関係増加の見通し
GHPコンソーシアム(安岡省理事長)は、2020年度のGHPに関連する補助金の情報(概算要求段階)をまとめた。災対バルク補助金は昨年度補正予算分と合わせ、前年比約1・3倍の41億1千万円になる=一部既報=。「省エネルギー投資促進に向けた支援補助金(エネルギー使用合理化等事業者支援=エネ合)」は、593億3千万円の予算が付く見込み。このうち「設備単位の省エネルギー設備導入」は、対象機器から照明器具が外れることから、相対的に空調関係の採用件数増加につながりそうだ。このほか、都市ガス向けで「災害時における生活環境の確保に資する天然ガス利用設備導入支援事業費補助金」が19億円の予算で新設される。対象機器に停電自立型GHPが含まれる。
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- ダイキンが7度目の「なでしこ銘柄」に アイシンは「準なでしこ」に
- パナソニック産機システムズ、空調セミナーで「エグゼアⅢ」など最新機種を解説
- GHP20年度も安定需要確保前田潔社長 更新や体育館取り込み
パナソニック産機システムズの前田潔社長は、空調セミナーで、今後の空調市場の動向について話した。
「2019年度の業務用空調市場は東京五輪・パラリンピック関連施設への投資、学校空調の特需もあり、業界全体で非常に好調に推移する」と展望した。次年度は学校教室への空調導入は一段落するものの、市場ストックの更新が堅調に推移するとともに学校体育館など避難所への空調導入が加速すると見通し、これらの需要の取り込みを図る。
GHP市場は全体で前年度比約130%の出荷実績となり、パナソニック単独では業界の伸長をさらに上回る見通しを示した。また、学校特需を除いても前年度を超える伸長であるとの見方を示した。
前田 潔社長
- ヤンマーエネルギーシステム、栃木でバイオガス活用のFIT発電事業を開始
角谷康祐氏、ヤンマーエナジーファーム栃木思川
ヤンマーエネルギーシステム
FIT発電事業を開始
栃木の下水処理センター バイオガス活用
ヤンマーエネルギーシステム(YES、本社・大阪市、山本哲也社長)は2月27日、栃木県下都賀郡野木町の下水処理センター「思川浄化センター」でバイオガス発電開始式を行い、同センターでのバイオガスを活用したFIT発電事業をスタートした。