プロパン・ブタンニュース

総合面

移動自粛解除 新たな接点策を模索

供給各社 ネット活用に注目

移動自粛解除
新たな接点策を模索
供給各社 ネット活用に注目

政府は19日、都道府県境をまたぐ移動自粛の要請を全面的に解除した。新型コロナウイルス感染防止策を継続しつつ社会経済活動のレベルを引き上げる移行期間「ステップ2」とし、展示会などのイベントは上限千人かつ収容率50%以内を満たせば開けるよう基準を緩和した。LPガスをはじめとするエネルギーはいわゆる「巣ごもり需要」があった半面、外出自粛で業務用、工業用が減少傾向にあった。エネルギー供給各社は感染対策を踏まえた新たな顧客接点策などを模索しており、移動制限解除を弾みにした今後の展開が注目される。

  • 19年度のLPガス輸入量、米国が5年連続トップ 20年度の市場動向は不透明
  • 石油元売大手2社、「ENEOS」と「アポロ」のブランド展開強化
  • IEA、各国政府に投資提言 LPガスは低価格生かし普及を
  • 構造改善補助金の公募開始 遠隔開閉栓や検針システムは優先的に採択へ
  • ENEOSグローブエナジー・八子敦夫社長に聞く=家庭・産業用エネ一手に
東京ガス発ベンチャー 機器を月定額で提供

スミレナ 10年後50万件目指す

機器を月定額で提供
スミレナ 10年後50万件目指す
東京ガス発ベンチャー

東京ガスグループのスミレナ(本社・東京、酒井陽平社長)は17日、港区の本社で記者会見を開き、住宅設備のサブスクリプションサービス「暮らしの月額定額サービス」を同日開始すると発表した。新サービスは東京ガスグループが掲げる「価値共創のエコシステム構築」に向けた取り組みの一つ。酒井社長は「モノは所有する時代から利用する時代へと変わっている。住の部分もその流れを生み出したい」と抱負を語った。

首都圏版

GasOne21世紀クラブ オンラインで座禅

落ち着く心の重要さ実感

GasOne21世紀クラブ
オンラインで座禅
落ち着く心の重要さ実感

サイサン(本社・さいたま市、川本武彦社長)の販売店・若手経営者組織「Gas One21世紀クラブ」(渡邉雅俊会長=渡辺貞蔵商店代表取締役、サイサン側責任者=川本知彦代表取締役副社長)は12日、サイサン本社で第43回会合を開いた。クラブは発足時から会員による自主運営を基幹とし、毎年春と秋に2回研修を実施している。今回は33人が参加した。

  • ミツウロコビバレッジ、天然水2工場が国際管理規格を取得
  • 神奈川県協オートガス調査、コロナ禍の打撃深刻 観光地はタクシー需要低迷

地方版

  • 北海道=コロナ第2波に備えを! 奈良木燃料店が燃焼機器の早期点検を呼びかけ
  • 北海道=<新道産子登場>伊藤忠エネクスホームライフ北海道社長・鶴岡敏幸氏
  • 東北=根本石油、安積支店開設で充填基地2カ所体制に
  • 中部=両元産業、バルク20年検査で配送・受け入れ体制強化
近畿・四国=エネポコロナ差別反対に賛同

「シトラスリボン運動」 容器にマーク印刷

エネポコロナ差別反対に賛同「シトラスリボン運動」 容器にマーク印刷 エネポ(本社・松山市、花岡裕丞社長)は4月から新型コロナウイルス感染者や医療従事者らへの差別を防ごうと県内で広がっている「シトラスリボン運動」に賛同し、LPガス容器にリボンマークを印刷している。同社の取り組みは広く認知され、四国をはじめ全国のメディアで取り上げられている。社会機能を維持するエッセンシャル・ワーカーの一員として、期待されている。

  • 近畿・四国=大阪府協、保安や体育館空調に力
  • 中国=アサノ会、今年度テーマに「新しい時代への幕開け」提案販売や燃転推進
  • 九州=アストモス九友会、ウェブ会議で総代会開く 情報・戦術を共有

住設・新技術

  • キャチボールの口座振替サービスに注目集まる 非対面決済を後押し
  • バルクローリー出荷累計が3000台突破 県別最多は静岡で164台

特集記事 <バルク特集>

前橋事業協 近接学校と有事連携

災対型 公民館など6基設置

前橋事業協
近接学校と有事連携
災対型 公民館など6基設置

前橋ガス事業協同組合(本部・前橋市、渡邉誠理事長)は1月、本部事務所敷地に500㌔㌘災害対応バルクと9・9㌔㍗非常用発電機を設置した。近接する公立中学校と相互連携し、地域に避難所機能を提供する。供給先への導入提案にも力を入れ、同時期に相談があった社会福祉法人をサポートしてLPガスによる強靭化を実現した。旧簡易ガスの事業形態からガス事業制度改革を経てエネルギー自由化の波に突入した。顧客の高齢化にも向き合いつつ次代も魅力的な事業であり続けるため、LPガスの災害対応力を積極的に訴求していく。

  • 公民館などに災対型6基設置 近接学校と有事連携
  • 福祉施設向け提案奏功 行政にアピール強化
  • 災害バルク導入補助、8年累計で773件 前期予算は30億円に拡大
強靭化へエネ分散供給ルポ 

バルク最前線を追う

強靭化へエネ分散供給
ルポ バルク最前線を追う

低炭素社会に向けた動きや高齢化の進展、全面自由化による競争激化で、需要の維持拡大を図る環境は厳しくなっている。一方、国を挙げた国土強靭化への機運は「自衛的燃料備蓄」に向けた補助金予算の拡充状況をみても着実に高まっている。まとまった量を備蓄でき、効率的な物流を可能にするLPガスバルクは、環境や災害対策の観点から、今後求められる分散型エネルギーの供給方式の一つと言える。各地のバルク活用現場を取材した。

  • 北海道エア・ウォーター=貯槽更新ピッチ上昇 専従チームが手際よく
  • 社会福祉法人洛西福祉会=補助金有効活用で特養をLPガス化
  • 和歌山県太地町=こども園や福祉センターなど基幹施設に常設推進
  • 広島中央クミアイ燃料=コインランドリー2年目 新事業で地域に貢献
  • フクエキ=オーナーと接点強く 定期巡回・点検で安全確保
  • 20年対応、廃棄処理円滑化へ工夫
  • 普及上位20社解説/方針・計画・実績 各社の現況と普及戦略
  • 大相撲番付「バルク編・20年夏場所」
  • バルク関連イチ押し商品/災害対応・空調設備普及へ
  • 全国マップ/バルクローリー出荷台数・充填事業所数

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