プロパン・ブタンニュース

総合版

  • 4~6月のLPガス国内販売量が11%減の286万6027トン 6月は復調の兆し

日本LPガス協会(荒木誠也会長)がまとめた4~6月期の元売会社の国内販売量は、前年同期比11・1%減の286万6027㌧となった。都市ガス増熱用が同11・4%増となったものの、自動車用が43・6%と急減するなど他用途は軒並み減少した。ただ、6月単月では家庭業務用1・1%増、自動車用で削減幅が縮小するなど、一部で復調の兆しを見せている。

  • 4~6月家庭でのエネルギー消費量、LPガスは4.5%増 コロナ自粛が影響か
  • 9月サウジCP、プロパンは据え置きの365ドル・ブタンは355ドルに
  • 国交省が宅建法改正 不動産取引時にハザードマップで水害リスクの説明を義務化
<トップインタビュー>ダイプロ・小野日出明社長

取引窓口8万件に挑戦 集中監視網活用 リスク管理盤石に

ダイプロ小野日出明社長

コロナ禍で事業環境が激変するなか、4月28日にダイプロ(本社・大分市)の新社長に就任した小野日出明氏。「取引窓口8万件への挑戦」の経営方針のもと、ウィズコロナ、アフターコロナの新しい日常を勝ち抜く経営戦略を聞いた。
―これまでの経歴をお聞かせ下さい。
前身の大分プロパン瓦斯に入社し、保安部の検査会社としての体制整備にかかわった後、充填、配送、オートガスを経験し、コミュニティーガスを約20年間担当した。そのころの人脈は貴重な財産だ。50歳で大臣表彰を受け、卸営業部、グループ販社常務を経て本社に戻り、今年でちょうど入社40年になり、グループの多くの部署を幅広く経験できたことが大きな糧になっている。 社長就任後、地場の経済人と話す機会が増えた。コロナ禍でもLPガス事業は恵まれていると実感している。大変な時代にバトンを渡されたが、大変とは言うまいと決めた。

首都圏版

鈴与商事、創立30周年

キャッチコピー「この街と、未来へ」とロゴを制定

地域と共生未来へ
創立30周年記念ロゴ 鈴与商事

鈴与商事(本社・静岡市、加藤正博社長)は1日に創立30周年を迎えたのを記念してキャッチコピーとロゴマークを制定した。
キャッチコピーは鈴与グループの経営理念「共生(ともいき)」の下、地域へのこれまでの感謝と、これからの未来に向け努力を続けていく意志を込め「この街と、未来へ。」とした。

ガスパル、耐塩害塗料「ガスパルペイント」を開発 

顧客の設備に使用

ガスパル 耐塩害塗料を開発
家庭の設備を安全に

ガスパル(本社・東京、橋本俊昭社長)は4月からオリジナルの塩害対応塗料「ガスパルペイント」を全国の顧客の設備に使用している。アサヒペン(同・大阪、東京、澤田耕吾社長)と共同開発し、市販品と比べ塩害への耐久性と塗料粘度を向上させている。
さびによる配管損傷やガス漏れを防ぎ安全・安心な環境を保ちたいという「保安への追求心」と常にさびのないきれいな設備を維持し、入居者やオーナーの大切な建物を守り続けたいという「建物を守る使命」を起点に開発した。

  • 三ツ輪HD、コロナ禍での食材「産消応援」キャンペ―ン継続へ手応え
  • LPガス存在感発揮へ 次期政権に期待

地方版

北海道=ホクタン(稚内市)、「秋のファミリー市」を開催

検温やマスク徹底

多くの来場者で賑わう秋のファミリー市

ホクタン
展示会に3000世帯超
「秋は実施を」期待に呼応 検温やマスク徹底

ホクタン(本社・稚内市、中居利文社長)が8月29~31日に本社で開いた展示会「秋のファミリー市」は連日盛況となり、3日間の来場者数は3千世帯を超えた。コロナ禍で今季の展示会を中止する動きが相次ぐ北海道市場で、万全の対策を取り実施したファミリー市には業界から多くの関心が寄せられた。

 

  • 北海道=LPガスで屋外調理のキッチンバスに注目
  • 東北=伊藤忠エネクスHL東北、物産石油HL岩手と経営統合 直売6,000戸増
  • 中部=中部アストモス明友会がリモートでロープレ研修
近畿・四国=ミライフ西日本、オンライン展示会開催へ

機器の更新需要堅守

機器更新需要を堅守
ミライフ西日本 オンライン展示会

ミライフ西日本(本社・大阪市、田口政人社長社長)は8月末から10月末にかけ、ガス機器の経年劣化客を対象にオンライン展示会を開催する。リンナイが試験運用しているシステムを活用し、自社が掲げる「エネルギーと住まいと暮らしのサービス」を新たな方式で提供する。
リンナイが試験的に展開しているサービスは、三つ折りのダイレクトメール(DM)に記載したQRコードを読み取ると専用のサイトにアクセスでき、給湯器、ガスこんろ、レンジフード、衣類乾燥機、マイクロバブルバスユニットの紹介動画を視聴できる。購入希望者がサイトで予約するとミライフ西日本が現場調査して決済する。

  • 近畿・四国=<新風見参>加藤商会社長・松森雅弘氏、働きたい会社目指す
  • 九州=長崎県協のガス衣類乾燥機拡販企画「らく家事キャンペ」に215人応募
  • 九州=<地元企業の底力>渡辺プロパンガス(久留米市)、地域の生命線下支え

住設・新技術

中国工業、FRP20キロ容器の使用期限20年に延長 

10月4日発売

プラコンポ20㌔㌘。特認を得て増産を進める

FRP20㌔容器
使用期限20年に延長
中国工業 10月4日発売

中国工業(本社・呉市、野村實也社長)はFRP製LPガス容器「PLACOMPO(プラコンポ)」20㌔㌘の使用期限を20年とする特別認可を取得した。従来の使用期限から5年延長させた同製品を、創立70周年を迎える10月4日に発売する。

  • 東洋計器、災害対策や保守強化でマルチセンターを刷新
  • 新コスモス電機、位置や警報情報を無線で自動送信する装着型ガス検知器発売

<中国業界特集2020>

変化する社会環境に挑戦 中国業界特集
知恵と工夫で新展開/ルポ

今もなお全国で新たな感染者確認が続く新型コロナウイルス。中国地方でも経済や暮らしに大きな影響を及ぼしている。イベントなども開催しにくい状況にあり、これから需要期を迎えるLPガス業界ではどのように対応し、売り上げを積み上げていくか課題を突き付けられている。また、近年は自然災害が頻発化・激甚化し、今年も7月3日から14日にかけて梅雨前線が本州付近に停滞し、線状降水帯が多数発生した九州地方では甚大な被害が出た。LPガスの分散性を生かした災害対応バルクやLPガス発電機の設置促進など、地域への一層の防災貢献が求められている。大きな社会環境の変化のなかで、果敢に挑戦する販売事業者の姿を追った。

  • 山口県LPガス協会萩支部=支部挙げた提案が奏功で6校103教室にGHP
  • 伊藤忠エネクスHL西日本=「おうちで快適」を応援 最新機器をフェアで提案
  • イワタニ山陽=非対面提案ツールで3商材をアピール LINE動画活用し説明
  • 猫本商事=社内に防災基地設置 非常時は地域に開放
  • つばめガス=オンラインで就業体験 県外学生も応募
  • 大和マルヰガス=キャンペーンで変化に応じた商材を提案 新たな快適生活に貢献

 

ウィズコロナ時代を勝ち抜く わが社の戦略

新型コロナウイルス感染症の影響が今後顕在化するなか、LPガス事業者にあってもコロナと共存した新しい働き方、営業手法を創り上げていかなければならない。コロナ対策を徹底したうえで、消費者向けキャンペーンにチャレンジする動きも始まった。先行き不透明な環境のなかでどう勝ち抜いていくか、中国地方の販売事業者に戦略を聞いた。
■質問事項=①コロナ禍における営業展開。機器販売、顧客接点②競合エネルギー対策③今後、強化していく事業

  • 広島ガスプロパン=新しい生活様式の実践
  • 山陰酸素工業=省エネサービス拡充
  • 三愛オブリガス中国=ウェブ研修会を実施
  • 日の丸産業=ネット販売商材を開発
  • 食協=リビング課を新設
  • 髙山産業=業務効率化を推進
  • 山田日之出ガス=顧客の困りごと発掘
  • 協同ガス=らく家事・時短を提案
  • コーアガス島根=紙上展示会を実施
  • 服部産業=知識・技術の向上図る
  • 中国LPガス消費マップ
  • LPガス事業者大相撲番付/2020広島場所

中国LPガス消費マップ
LPガス事業者大相撲番付/2020広島場所

 

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