石油化学新聞

THE PETROCHEMICAL PRESS

出光興産・・・SPS、基板やアンテナ周りへ 5G対応市場に本腰

低誘電正接や成形性など訴求

出光興産は、シンジオタクチックポリスチレン(SPS)「ザレック」の新規成長分野として5G、6G対応を見据えた高速通信の基板やアンテナ部品向けへ積極展開する。SPSは高速通信用途で有力素材の一つとされる液晶ポリマーよりも低誘電正接で、成形性なども良好。既に5G対応の携帯基地局向けへは海外で一部採用されており、スマートフォンのアンテナ周りに搭載するリジッド基板向けも21年度半ば以降の採用を見込む。フレキシブル基板向けも含め、市場の本格化とともに拡大する需要を最大限に取り込む。

新社長インタビュー ダウ・ケミカル日本 桜井恵理子氏

日本で4つの柱を深化 グループシナジーも追求

「ダウはイノベーティブ、顧客本位、サステナブル、インクルーシブ(多様な人材が能力を発揮すること)といった四つの柱を持つマテリアルサイエンスの会社への深化をグローバルな目標としている。日本でもダウ日本グループのさまざまな事業で各事業のリーダーや従業員と一緒になって四つの柱の深化に取り組み、ダウグループ全体の成長につなげていきたい」
ダウ・ケミカル日本の社長で、ダウ日本グループのプレジデントに8月1日付で桜井恵理子さんが就任した。ダウ・ケミカル日本では13年ぶりの日本人社長であり、女性では初の社長となる。ダウ・東レ会長兼CEOからの就任。

東レ・・・タイにバイオ研究拠点

国立機関と連携先端技術を実証

新研究拠点が入るタイサイエンスパーク内のビル

東レは、タイに先端バイオ技術の研究拠点「TorayThailandResearchLab.」を設置した。同国でサトウキビから化学品原料を高効率で生産する膜利用バイオプロセスを実証中の子会社CBTや、タイ国立遺伝子生命工学研究センター(BIOTEC)と連携し、先端バイオ技術を実証する。

  • 出光興産・・・SPS市場拡大の一環、箸と容器向けも拡販 有力顧客が今秋セット販売
  • ポリプラスチックス・・・COC、能力倍増へドイツに新系列 新立地で23年央稼働
  • 経済産業省・・・エチレン換算輸出入
  • 石油化学工業協会 和賀昌之会長・・・「供給責任果たす」クラッカー高稼働継続 

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  • 信越化学工業・・・鹿島で電解増設完了 EDC調達の柔軟性向上
  • ポリプラスチックス・・・PBT、無充填で長期特性改善 車の通信、センサーへ
  • 住友化学・・・PPコンパウンド、中国無錫に新工場 
  • ブリヂストン 石橋秀一CEO・・・新拠点で技術開発加速 ダントツ製品を創出
  • ダイセル・・・ハードコートフィルム、コロナ対策品を上市 感染力99%消失
  • 理研計器・・・ガス検知部高機能の新製品 新型センサー搭載
  • 旭有機材・・・半導体向けバルブで低パーティクル実現
  • 東京大学大学院・森口祐一教授、中谷隼講師ら・・・容器包装プラ、リサイクル率向上を 総合利用実態を解明
  • トライナミクス・・・赤外線センサー、日本で販売提携
  • 中央化学・・・テークアウト容器、展示会でアピール

THE PETROCHEMICAL PRESS

  • 日清紡ケミカル・・・発泡ウレタン、トンネル補修に 施工・環境性を訴求
  • 石油化学工業協会・・・8月の石化製品生産実績
  • 石油化学工業協会・・・8月の汎用4樹脂の出荷実績
  • 塩ビ工業・環境協会・・・8月のPVC、VCMの生産・出荷
  • 経済産業省・・・エチレン用輸入ナフサ 8月通関実績
  • 値上げ

・東ソー・・・PEを10円以上
・プライムポリマー・・・PEとPP値上げ

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  • 上野製薬・・・LCPアロイ、低融点化で応用拡大 年内に採用本格化
  • 東レ・・・不織布事業の拡大加速、世界唯一の長短総合メーカー 衛材・フィルター・車向け充填
  • JSP・・・ディスプレイ事業再編、中国と付加価値品集中
  • 三井化学と長岡技科大・・・廃プラMR、革新技術開発へ
  • 三洋化成工業とSDPグローバル・・・塩カル対応、ごみ減量 高脱水性SAP開発
  • 横河電機・・・プロセス産業の64%10年後に完全自立化 世界で調査
  • 旭化成・・・福島・浪江で4社と 再エネ利用水素技術開発に参画
  • 横河電機・・・DCS新グレード、アラーム機能強化

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