プロパン・ブタンニュース

総合面

第26回GHP販売事例論文コンテスト

グランプリに新日本瓦斯・新井悟氏

第26回GHP論文コンテスト
特徴生かす最適提案
グランプリに新井悟氏(新日本瓦斯)

GHPコンソーシアム(中村恒理事長)は16日、「第26回(2020年度)GHP・マイクロコージェネ販売事例論文コンテスト」の最終審査会を開き、入賞作品を決定した。論文100点、発表60点の合計160点満点で審査した結果、新日本瓦斯総合エネルギー課(1日付で東彩ガスと合併)の新井悟氏の論文「ガス会社の枠を超えた最高のコラボレーションで導入した大型店のGHP」が最高得点を得てグランプリに輝いた。金賞にはカメイ宮城支店ホーム事業課の橋豪氏の論文「ピンチをチャンスに!災害時の対応力でGHP成約~非常用発電機との組み合わせによる空調燃転事例~」が選ばれた。その他の受賞者は次の通り。(敬称略)
銀賞 柳下貴司(ニチガス関東中央支店)
銅賞 木下智弘(サーラエナジー浜松事業所産業グループ)、神田鉄平(東彩ガス総合エネルギー部開発課)、坂上大河(サイサン北関東支店日立営業所)、倉井良憲(北日本ガス産業エネルギー課)
優秀賞 冨楽直登(東日本ガス総合エネルギーサービス1課)、堀内匠(カメイ山形支店ホーム事業課)、大平航輝(東京ガスエネルギー東部支社)
敢闘賞 吉川高明(T&Dリース本店営業部)、山口紀昭(広島ガスプロパン産業用ガス部開発二課)、若林雅人(T&Dリース名古屋支店)、樋田翔太(T&Dリース大阪支店)

入賞者一覧

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  • 梶山経産相、エネ基本計画見直しは脱炭素と安定供給が焦点
TOKAI、基幹システムを再構築 

LPWAは5年で全戸に

TOKAI
基幹システム再構築
2年で刷新 LPWA5年で全戸に

TOKAI(本社・静岡市、小栗勝男社長)は、LPガス基幹システムを再構築し、1日から運用を開始した。今後も機能を段階的に拡張し、2年間で計20億円程度を投資する計画。併せて、LPWA(省電力広域)による自動検針化を進める方針で、既存集中監視部分も含めLPWA端末を5年間でLPガス需要家全戸に設置することで、毎日検針による物流合理化を進めていく。

<平成、そして新時代へ>ニチガス・和田眞治社長

共創改革はこれから

治のざっくばらんに
ニチガス 和田眞治社長

平成時代、和田眞治社長率いるニチガスは、自由化の先導者として既定の商慣習に挑んで果敢に闘い、世論も形成した。電力に続き2017年4月に都市ガス小売りが全面自由化となった際、同社が掲げた「祝自由化」というキャッチコピーには、苦闘を伴った先駆者としての大きな喜びが込められていたと思う。エネルギーの巨人、東京電力をパートナーに一気に表舞台に躍り出た。ガス・電気の販売に特化したスタイルは、情報通信技術で鋭さを増した。巨大企業であるわけでなく人材投資にも限りがあるであろうに、和田社長に人を呼び寄せる何かがあるのだろう。

首都圏

ニチガス、浜松営業所を開所 

デジタル化徹底で新時代の拠点に

ニチガス
浜松営業所を開所
デジタル化徹底 新時代の拠点に

ニチガス(本社・東京、和田眞治社長)は8日、浜松市で浜松営業所の開所祝賀会を開いた。県内5番目の営業所で、一部の天竜区を除く浜松市と磐田市を管轄する。事務職員を配置せず、徹底したキャッシュレス化とペーパーレス化をすることで、「令和のニチガスの営業所」を実現した。「競争」と「共創」の2本柱を方針とし、独自開発のLPWA(省電力広域)無線端末「スペース蛍」や受発注管理システム「タノミマスター」などIT事業製品の外販に注力する。

<30周年迎えた鈴与商事・加藤正博社長に聞く>

地域とともに輝きたい

30周年迎えた鈴与商事
加藤正博社長に聞く

この街と、未来へ―。静岡を拠点に甲信・中部へと事業の裾野を広げる鈴与商事(本社・静岡市、加藤正博社長)は、9月1日付で設立30周年の節目を迎えた。1990年に当時鈴与グループの商社部門を分社化するかたちで分社・独立、物流を担う鈴与に対し、商流を担う同社の存在は文字通り〝両輪〟の関係にある。グループの商流を担う同社が31年目に向け踏み出す方向性―コロナ禍という逆風下で取る次の一手を加藤社長に聞いた。

  • 伊藤忠エネクス、電力で新ブランド「TERASEL」立ち上げ
  • 全国ミツウロコ会カレッジをオンラインで開催 IT活用に挑戦

地方版

北海道=道協胆振支部、有珠山噴火に備え緊急連絡網を再構築

事業者の現状把握

道協胆振支部
有珠山噴火対策整備へ
連絡網再構築 事業者の現状把握

北海道LPガス協会胆振支部(濱中實支部長)は有珠山の噴火に備え緊急連絡網の再構築を開始し、有珠山エリアにある販売事業者の現状把握を行った。過去2回の噴火がほぼ20年周期で発生しており、前回噴火からちょうど今年が20年目となることから、具体的な噴火時対応を今後、練り直すためだ。

  • 北海道=消費量減で自助努力は限界 深川市・笹渕厨器店が事業譲渡
  • 東北=八戸液化ガス、ライフサービス併設のコインランドリー2号店オープン
  • 中部=帰宅困難者に安心を! サーラE&L東三河が災害時の受け入れ訓練
中部=エネアーク中部、中勢物流センターをリニューアル 地域供給の要に

存在感増す地域供給の要

写真㊤青木卓也社長、同㊥恩地寛副社長、同㊦最新の固定充填機11台を導入した

存在感増す地域供給の要
中勢物流センターリニューアル
エネアーク中部

  • 供給能力、月1155㌧、年1万トン超に
  • 最新充填機やコンベア導入

エネアーク中部(本社・名古屋市、青木卓也社長)の中勢物流センター(津市)が1日、充填配送業務を再開した。施設では設備の老朽化に伴い、改修を進めていた。約3カ月間のリニューアル工事を経て9月23日に竣工。28日に三重県からLPガス製造施設としての許可証を交付され、翌29日に開所式を行った。改装後は年間約1万㌧の充填数量を見込んでいる。

  • 近畿・四国=オギキチ(近江八幡市)、「扇匠リフォーム」旗揚げ 水回り中心に展開
  • 近畿・四国=新時代の常設提案を 徳島県協が経営講習会で事例交え対策示す
  • 中国=つばめガス(岡山市)、イチ押し商材をオンラインセールで展開
  • 中国=<新社長登場>服部産業・服部和彦社長、笑顔創り感謝大切に
中国=島根県協、災害対策で会員間の安否確認サービス導入 

携帯で迅速・的確に

島根県LPガス協会(森山健一会長)は自然災害対策として会員間のより強固な連絡体制の確立を図るため、携帯電話やスマートフォンを利用害状況④保有車両の被害状況⑤充填所関係の被害状況―の全5問。安否確認メールが届いた後、メールに添付されたリンク先のURLをクリックして、安否状況を設問ごとに回答する。

  • 九州=大分県協、次期予算でLPガス設備導入・常設を地元選出議員に要望
  • 九州=山代ガス、ご当地ヒーロー「ヤマシロン」好評で関連グッズ続々登場

住設・新技術

フードシステムソリューション展

衛生管理新制度に対応の製品に注目

衛生管理新制度に対応
フードシステム展に1万人

フードシステムソリューション2020が7~9日、東京・有明の東京ビッグサイトで開かれた。食に関連するあらゆる業態、業種が集う専門展として国内最大規模を誇る同展は今回で16回目。3日間で1万79人が来場した。飲食業界では人手不足や外食離れといった問題に加え、新型コロナウイルスや新たな衛生管理手法として来年6月に制度化するHACCPへの対応課題もあり、これらに対処した製品やソリューションが多く見られた。

  • JLPA,保安実務研修会をネットで配信開始
  • リンナイ、コインタイマー内蔵の衣類乾燥機発売 寮や宿泊施設のニーズに対応

特集記事<京滋特集>ライフライン強靭化を継続

コロナ下も安全・安定供給に全力
ライフライン強靭化を継続 京滋特集
保安と販売がLPガス事業の両輪と言われるが、新型コロナウイルスの流行は両輪に大きな影響を与えた。京滋地区の事業者も保安確保や安定供給に全力を尽くすとともに、需要減による経営へのダメージを最小限にすべく知恵を絞った。少子高齢化や脱炭素、エネルギー間競争など構造的な課題が続く一方、巣ごもり需要の獲得や自由化に伴う新ビジネスへの挑戦など新時代への胎動も見られる。京滋業界の「今」を追った。

  • 巣ごもりで買い替え需要促進 デジタル化は事業発展のカギ
  • 常設常用提案に拍車 事業者の成約事例も増加
  • 電力・都市ガス化は減少傾向 客単価向上が喫緊課題
  • 滋賀=家庭用需要が堅調、京都=総販売量9万トン台

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