石油化学新聞 5212号
THE PETROCHEMICAL PRESS
- クラレ・・・水添TPE、制振性改良用に狙い PA向け新品種開発
- 丸善石油化学・・・MEK、北米輸出を段階的拡大 品質高めニーズ対応
- リケンテクノス・・・海外コンパウンド増設 22年度以降に先送り 投資は基盤強化に
- 日本触媒・・・触媒を厚狭で増強 上期売上高は過去最高
- 住友化学・・・LCP車両用、CASE追い風に拡販 モーターやパイプ用に
- 帝人・・・PC、付加価値用途開発に力 車載、5G対応など
- リケンテクノス・・・東京・大田区の研究開発センター隣接地と建屋購入 4月までに利用計画
<特集>勝ち残りへ体質強化図るSAP各社
概況
- 世界市場、適正価格再構築に全力
- 中国回復も欧は競争激化
高吸水性樹脂(SAP)はコロナ禍で一時的な需要の鈍化が見られたが、足元は復調し販売数量も回復傾向を辿っている。しかし、回復の足取りに地域差があり、特に欧州では市場競争の激化で収益性が大きく低下している。高品質なプレミアム紙おむつ向けに高機能SAPを安定供給している日系SAPメーカーにとって、コスト削減に向けた自助努力に加え、グローバル市場でSAPの適正な価格体系を再構築することが焦眉の急となっている。
住友精化
- 世界最適供給網を確立
- 固有のパール品に高評価
日本触媒
- サバイバルの成果着々
- 新プラント、超速乾品を工業化
SDPグローバル
- 中国事業が完全回復
- 高付加価値市場、ブランド力発揮
THE PETROCHEMICAL PRESS
- S-SBR・・・供給正常化の動き 日本ゼオンはフル稼働移行
- ダイセル・エボニック・・・PA、連続繊維HB成形に
- 積水化学工業・・・社会課題解決事業を強化
- 信越ポリマー・・・半導体容器、2割増強
- ダイセル・・・コストダウン徹底、上期は計画比5割超達成
- 三井化学・・・炭化水素系合成油、市原工場で竣工
- ドイツ大手各社7~9月・・・コベストロが増益 次期も回復基調
- 三洋化成工業など・・・植物免疫技術、イノベーション創出強化研究推進事業が採択
- 日本触媒・・・超薄型フィルム光源、パイロット生産開始
- ENEOS・・・イーレックスとバイオマス発電
- オランダDSM・・・超高分子量PE生地、新作スキーウエアに
- 日本ABS樹脂工業会・・・ABS、10月 国内出荷2%減
- 値上げ 旭化成・・・TPEを25円以上値上げ、PA66を30円上げ
THE PETROCHEMICAL PRESS
- 三井化学・・・PA6T、機能高め市場拡大 新規ポリマー開発も
- ポリプラスチックス・・・車載含めLCP拡大 カメラモジュール用
- デンカ・山本学社長・・・スペシャリティー化路線「正しさ再認識」
- クレハ・・・シェール掘削プラグ、成長へ価格弾力化 PGAの収益増強
- 三井化学・・・PCT、車載LED用拡販 年1000㌧早期実現目指す
- ユニチカ・上埜修司社長・・・上期収益「防護服が下支え」
- JSP・酒井幸男社長・・・循環経済に積極対応 経営の持続性を向上
- 東洋紡・・・液晶偏光板フィルム、上期30%増収 セラコン離型5%
- 日本化薬・・・機能化学品、通信用樹脂やMEMS 8分野の成長加速
- 東レ・・・炭素繊維複合材料、今期70億円の赤字予測 米工場、休止延長
- 東洋紡・・・犬山工場、OPP生産再開
- 三井化学と三井物産・・・本州化学にTOB