総合面
TOKAIグループ、50年睨み「CNビジョン」策定
LP、都市ガス含め達成へ
TOKAIホールディングス(本社・静岡市、鴇田勝彦社長)は20日、「カーボンニュートラルビジョン」を策定したことを発表した。2030年に家庭用ガス顧客のCO2排出量の約50%となる17万㌧の削減、グループ各社の事業活動でのCO2排出量を約70%(1・3万㌧)削減、50年にはグループで供給するLPガス・都市ガスを含めたカーボンニュートラル(CN)の達成を目指す。
LPガスで空調など整備
小此木防災担当相が衆院災対委員会で答弁
小此木八郎防災担当大臣は20日、衆議院の災害対策特別委員会で「非常用電源を備えることは大事だ。指定避難所などのLPガス空調についても財政的支援をしており、非常用発電等の整備を図っていく」と答弁した。小宮山泰子議員(立憲民主党・埼玉)の質問に答えた。
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ジャパンエナジック、事故撲滅と効率化に力 全車にドラレコ完了
次世代配送にも挑戦
全車両434台へのドライブレコーダー装着が完了した
関東LPガス大手5社出資のジャパンエナジック(本社・東京、近藤敦社長)は、「安全安心最優先、全ての事故ゼロへの挑戦」をスローガンに配送効率の向上に努めている。2020年度は、東京都トラック協会の安全とCO削減に寄与する運動にも参画=一部既報=するなど、事故ゼロへ大きく前進した。安全統括管理者の船村和仁取締役( 物流管掌) は「全車両434台へのドライブレコーダー装着が完了した。今期はさらに内容を充実させて事故撲滅に取り組みたい」と話している。
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首都圏版
サンリン、紙面・バーチャル展示会
夏季商材に注力
杉浦太陽さんとのコラボ企画でバーチャル展示会のアクセス増加を目指す
サンリン(本社・長野県山形村、塩原規男社長)は今年度の大感謝祭を取りやめ、紙面展示会とウェブ上のバーチャル展示会による非接触型の販促に取り組む。昨年度の実施効果を踏まえ今年度は6月と10月の2回に分けて行い、商品カテゴリを家電やSS関連にも拡張。6月はエアコンなど夏季商材に注力し1~30日の1カ月間で前回並みの売り上げと1千件の見積もり獲得を目指す。バーチャル展示会ではコラボ企画で俳優の杉浦太陽さんによる料理動画を配信して誘客を図る。
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地方版
北海道=道業界のコロナ対策で新局面 濃厚接触者宅での開栓業務
クラスター拡大に苦慮
北海道に2度目となる緊急事態宣言が発令され、2週間が経過した。販売事業者は引き続きマスクの常時着用、手指消毒、検温などを励行し業務に当たる。札幌市内は連日、感染者が過去最多を更新する状況で、濃厚接触者の疑いのある顧客も出始めるなど新たな防衛策が求められている。
「顧客と距離を取り、短時間で作業するよう指示するしかなかった」。丸克燃料センター(本社・札幌市)の瀬能賢治社長は、最近あった賃貸集合住宅の開栓依頼を振り返る。
- 東北=アストモス・エコ会東北、衣類乾燥機を市場開拓の武器に
中部=大陽日酸エネルギー、「幹太くん」キャンペ展開
2つの特典でアピール
「乾太くん」購入キャンペーンチラシ
大陽日酸エネルギー(本社・愛知県蟹江町、平峯信一郎社長)は1日から~7月31日の期間で「乾太くんご購入キャンペーン」を展開している。期間内にガス衣類乾燥機「乾太くん」を購入し、同社の電気サービスをセットで申し込むと「QUOカード」3千円分、「サーモス(THERMOS)」ブランドのケータイマグ350㍉㍑の二つの特典をもれなく進呈する。本社のある中部エリアを軸にキャンペーン準備を進めてきたが、現在は関東、関西、九州、中四国の各エリア内の営業拠点と連携しながら本格的な販促に乗り出している。
- 近畿・四国=エネアーク関西、機器販促と燃転に力 年末まで「パワフルキャンペ」
中国=松江ガス供給、ミレー社製を拡販
家電品付加価値高く
藤和のショールームでミーレ社製品を背景に藤原克敏社長(中央)と松江ガス供給の曽田悟専務(左)、村下雄貴営業企画課長
松江ガス供給(本社・松江市、石松俊之社長)は十数年前から高級ビルトイン食器洗い洗浄機などで知られる独ミーレ社の製品を取り扱い、提案営業を積極化させている。輸入家電の販売とメンテナンスを行う藤和(同・玉野市、藤原克敏社長)とサービス代行店契約を結び山陰地区を営業エリアに販売から修理、メンテナンスまで対応し、年に20台ほどの実績を重ねている。
九州=3社連携のLETS会、前期燃転が1088件
コロナ禍もコト売り進化
受賞した6人。左からツバメガスフロンティアの中村晃己、米森竜一、エコアの岩村正弘、戸村康紀、西部ガスエネルギーの瀧口伸也、中川高志の各氏
西部ガスエネルギー(本社・福岡県粕屋町、金井昌道社長)、ツバメガスフロンティア(同・福岡市、寺田光一郎社長)、エコア(同、前原薫社長)の在福卸3社で構成するLETS会は昨年度に展開した合同の燃転推進企画「2020LETSエネルギーチェンジキャンペーン」で合計1088件の実績を上げた。今月、優秀な成績を収めた営業社員6人を表彰した。
住設・新技術
岩谷産業、カセットボンベの製缶工場完成
一貫生産体制を確立
稼働したイワタニカートリッジガスのカセットボンベ製缶ライン。製缶から充填、商品化まで一貫した生産体制を確立し、品質管理・安定供給体制を一層強化する
岩谷産業( 本社・大阪、東京、間島寬社長)は、カセットボンベを製造するグループ会社イワタニカートリッジガス(同・近江八幡市、三上祐幸社長)の敷地内に初の製缶工場を完成させた。これでカセットボンベの製缶から充填、商品化に至る自社一貫生産体制を確立した。
岩谷産業は2016年にカセットボンベ製造工場を近江八幡市に建設したが、製缶は外部から調達していた。今回の製缶工場稼働で製缶から充填、商品化まで一貫した生産体制を確立し、品質管理と安定供給の強化に拍車をかける。
稼働を開始したイワタニカートリッジガス製缶工場は建築面積が約2812平方㍍、製造能力は年間7千万缶。運営・管理はすべてイワタニカートリッジガスが行う。
岩谷産業はカセットこんろ・カセットボンベのトップブランドとして事業体制の強化を図るとともに、安心・安全な品質管理に向け積極的に取り組む方針。
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