石油化学新聞 5238号
THE PETROCHEMICAL PRESS
- 旭化成・・・POM、ホモポリマー増産へ コポリマー含め差別化
- 旭化成・小堀秀毅社長・・・汎用素材15事業 次期中計で戦略再構築 50年にCN達成目指す
- 東レ・日覺昭廣社長・・・22年度事業利益、目標1800億円は堅持 次期投資計画近く決定
- 石油化学工業協会・和賀昌之会長・・・CN実現に貢献を 化学の力生かす取り組み
- 日油・宮道建臣社長・・・中計施策が進捗 再生医療材で設備導入
- 三菱ケミカル・・・フィルムコートの中井工業を買収
- 石油化学工業協会・・・4月の石化製品生産実績
<特集>機能を向上し成長市場拡大~エポキシ樹脂(2~3面)
エポキシ樹脂は電気・電子、塗料、土木建築、接着剤、炭素繊維強化複合材料(CFRP)など幅広い用途に使用され、多くは他素材への代替が難しい固有の用途。その市場は世界経済の発展に伴う最終製品の需要増などによって広がっており、コロナ禍による停滞も足元は一部を除いて復調している。多くのメーカーが注力する高機能、環境対応タイプも総じて堅調で、5G(次世代移動通信システム)やCFRP関連など、新たな牽引役と期待される領域もでてきた。こうした領域を伸ばし、成長につなげたいところ。
概況
- 5Gなど 新市場へ期待高まる
- 需要回復 原料含めタイト化
日鉄ケミカル&マテリアル
- 5G基板用 新樹脂含め積極展開
- 非ハロゲン難燃タイプ 増産で車載用強化
オリン
- 川下分野 積層板、風車向けに力
- 基本液状型 原料一貫の強み発揮
三井化学
- 基本液状 増強完了しフル稼働
- 年3万㌧体制に 国内顧客へ安定供給
三菱ケミカル
- 新体制で機動力 成長加速へシナジー
- 新領域強化 レンズやフレキ基板
DIC
- 高機能環境調和 付加価値化を追求
- 5G関連 新樹脂も近く投入
ADEKA
- 自動車電気電子 顧客の機能向上を支援
- 土木建築 環境対応製品に力
日本化薬
- 封止材、基板用 ハイエンド分野拡大
- 5G対応 マレイミド含め注力
THE PETROCHEMICAL PRESS
- 三井化学・・・岩国大竹工場 EUVペリクル商業生産を開始
- 三菱ケミカル・・・廃PMMA再生 事業化へ技術実証
- APB・・・全樹脂電池工場を開所 10月から年200㍋㍗時
- 日本製鉄と日鉄ケミカル&マテリアル・・・海藻類を製鉄、化学品原料に
- 東レ・・・フィルム開発専用機 三島工場で本格稼働
- 東ソー・・・東京研究センター、100億円投じ施設拡充
- DIC・・・軟包材MR検証へ 製パン大手と脱インキ技術導入
- 財務省貿易統計・・・2021年4月石化品輸出実績、2021年4月石化品輸入実績
- 化学製品値上げ
・日本触媒・・・無水マレイン酸など
・三菱ケミカル・・・EVOHを45円
・ポリプラスチックス・・・PPSを50円
・住友化学・・・塩酸を5円
・東レ・・・合繊テキスタイル
・タキロンシーアイ・・・PC製品や管工機材