石油化学新聞 5240号
THE PETROCHEMICAL PRESS
新 話題とその人 合成ゴム分社化、収益改善の舵を執る
宇部興産上席執行役員 合成ゴム事業部長 横尾尚昭氏
製販技一体で特殊化
再投資可能な事業へ全力
「合成ゴム事業の分社化は、需給環境が悪化するなか、自力で収益を改善し事業を立て直すための手段として、早くから検討をしていた。間が悪いことに、他社でエラストマー事業の分社化と売却が先に報じられ、顧客であるタイヤメーカーなどにご心配をおかけしたが、当社の場合は意図が異なる。分社後は製造、営業、研究開発が一体となって引き続き安定供給に取り組むことを顧客に説明し、理解いただけた」
宇部興産は10月１日予定で新設する全額出資子会社（ＵＢＥエラストマー）に合成ゴム事業を分社化し、社長には合成ゴム事業部長の横尾尚昭・上席執行役員が就く。同事業の売上高は約２７０億円で千葉、タイ、中国、マレーシアの４カ所に生産拠点を持ち、ブタジエンゴム（ＢＲ）の特殊品を中心に世界へ製品を供給する。分社化するとは言え、宇部興産が積極拡大事業に位置づける事業の一つで、その位置づけや重要性は変えない。
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・上野製薬・・・ＬＣＰを７月から
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- 日本触媒・・・ヒト由来幹細胞塊ＯＡ患者向け治験
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