石油化学新聞 5265号
THE PETROCHEMICAL PRESS
- 三菱ケミカルホールディングス・・・石化と炭素事業を分離 新経営方針、成長市場にフォーカス
- ＤＩＣ・・・４分野で新事業創出 オートモーティブＢＵ 相次ぎ独自材投入
- 旭化成・・・環境貢献製品を拡販 サステナビリティ投資枠設定
- 日本化薬・・・自動車安全部品 世界で新製品拡大 歩行者保護やＥＶへ
- 三洋化成工業・・・ロート製薬と戦略的協業へ提携 スキンケア・医療分野で
THE PETROCHEMICAL PRESS
ＥＳＧ経営を進める大倉工業
執行役員サステナ ビリティ推進部長 葛岡英一氏に聞く
大倉工業がＥＳＧ経営に力を入れている。司令塔の役割を担うサステナビリティ推進部の責任者を務める葛岡執行役員に今後の取り組みについて聞いた。
◇ ◇
―４月にサステナビリティ推進部を設置した。
経営ビジョン「Ｎｅｘｔ10」の実現に向けたＥＳＧ活動基本計画の策定、サステナビリティに関する政策や業界情報の収集、各種施策に対する渉外活動などをミッションとしている。昨年には前身の環境安全品質保証部が中心となって重要課題「マテリアリティ」を取りまとめた。近くＫＰＩ（重要業績指標）と施策を公表する。
マテリアリティの一つ「脱炭素経営」は社会から最も注目されている項目。推進策としてＴＣＦＤ（気候関連財務情報開示タスクフォース）へ賛同表明し、情報開示を行う。ＴＣＦＤのシナリオ分析作業は、基本的な部分については終了しており、今後ＴＣＦＤコンソーシアムに入会し情報開示の仕方について情報収集する。
脱炭素 幅広い製品でチャンス
「ＰＰＡスキーム」 環境・省エネ投資に力
- 荒川化学工業・・・水素化石油樹脂「アルコン」千葉の新設備稼働へ
- ソルベイ・・・ＰＰＡ、新製品５品目を投入 ｅモビリティ拡大
- 東洋紡・・・岩国の自家発を燃転 ＣＯ２削減 設備更新し脱石炭
- 宇部興産機械・・・電動射出機 型締力1600㌧の大型機 多彩な用途に展開
- 東レ・・・ＰＥＴボトル再生繊維、今期販売２万㌧強に 来期は２～３割増へ
- 東レ・・・航空機用ＣＦＲＰ難燃と力学特性両立 ＭＩ技術で開発
THE PETROCHEMICAL PRESS
- 合成ゴム・・・アジアで高値継続 汎用品で生産調整 特殊品はタイト基調
- 日本ソーダ工業会・・・10月のカセイソーダ出荷内訳
- 日本スチレン工業会・・・2021年10月受払表
- 日本ポリプロピレンフィルム工業会・・・10月のＯＰＰ・ＣＰＰ出荷実績
- 日本化学繊維協会・・・10月の合成繊維生産・在庫量
- 日本プラスチック工業連盟・・・９月のプラスチック原材料の在庫月数
- 12月ＡＣＰ・・・ベンゼン915㌦に下落
- 化学製品値上げ
・積水ポリマテック・・・シリコーン製品
・三井化学・・・ポリウレタン樹脂
・デンカ・・・カセイソーダ
・旭化成・・・ポリエチレン
・東レ・・・ＰＰＳ21日から。衣料用テキスタイル
・ＤＩＣ・・・共押出多層フィルム
・トクヤマ・・・シリカやケイ素
・東ソー・・・固形カセイソーダ
・カネカ・・・ＰＩフィルムを15％
・東洋紡・・・ＰＢＯ繊維５～７％
・クラレ・・・ＰＶＡ繊維など
THE PETROCHEMICAL PRESS
- 宇部興産・・・ＰＡ１２、付加価値用途に軸足 車両配管向け重点
- 東レ・・・米ＣＦ工場、年明け早々再稼働 航空機向け需要回復
- ＳＡＢＩＣ・・・車用ＰＣ窓、設計自由度を提案 回収再生も
- ダウ・・・ＣＮシリコーン、建物正面に提供 ＣＯ２削減に貢献
- 東レ・・・動物繊維の構造再現 ポリエス長繊維生地
- クラリアント・・・アンモニア新触媒 ＢＡＳＦが採用
- 三井化学・・・ヨウ素系抗菌剤 抗ウイルス確認
- 横河電機・・・ターボ機器も制御 ＤＣＳを共同開発 米ＣＣＣと
- ハイケム・・・ＰＬＡ繊維を開発
- 出光興産と日本郵船、東大・・・発電用ソルガム栽培へ共同研究
- 再生エネ由来電力中国地区に普及へ・・・宇部興産など活動開始
- 横河電機・・・細胞内成分をサンプリング 新システム開発
- マイクロ波化学・・・ペプチドや核酸医薬 固相合成装置を発売