石油化学新聞

THE PETROCHEMICAL PRESS

東ソー・・・ガスタービン 四日市で増設検討

廃プラCR設備導入も

東ソーは、石油化学事業の主力拠点、四日市事業所(三重県四日市市)でガスタービン発電設備を増設する検討に入った。24年3〜4月の定期修理時に完工できるように計画を詰める。石油コークスの使用を減らし、CO排出量削減につなげる。廃プラスチックを石油化学の原料として再生利用するケミカルリサイクル(CR)設備の導入も検討し、四日市事業所のエチレンセンターへの転換を模索する。

  • 東レ・・・アジピン酸、バイオマスから合成 ナイロン66原料へ
  • トクヤマデンタル・・・歯科材料、鹿島工場に新棟建設 能力を2倍に
ダイセル・・・技術者育成、新制度・手法で強化 

協業や大学派遣も

ダイセルは、長期ビジョンで掲げる循環型社会構築への貢献に向け、研究開発の推進を担う技術者育成に力を入れる。今年4月に複線型人事制度を導入して変革に挑戦するクリエーターコースと、効率化や品質向上を追求するエキスパートコースを設定し、期待を明確化して主体的に選択できる体制とした。また、技術者育成に向け定期開催する委員会では専門技術に加えて財務面の知識習得を目指す人財育成プログラムの進捗報告やプログラム内容の検討を行い、スキルを高めていく。

  • ダイセル・・・セルロース、金属を選択的に分離 都市鉱山やヒ素除去へ活用
  • 三洋化成工業・・・生分解性の新製品 衣料用洗剤基材 洗浄力も向上
  • 三菱ガス化学・・・24年秋完成予定で 平塚研究所に新棟

2022年 夏季特集号 社会ニーズに応える 注目の製品・事業・技術

▽2面 住友化学、日本触媒
▽3面 三菱ガス化学、東ソー
▽4面 ENEOS、丸善石油化学
▽5面 クラレ、日本化薬
▽6面 三洋化成工業、日鉄ケミカル&マテリアル
▽7面 帝人、デンカ
▽8面 昭和電工、東亞合成
▽9面 本州化学工業、ダイセル
▽10面 三井化学、クレハ
▽11面 積水化学工業、JSP
▽12面 旭化成、JNC
▽13面 日本ゼオン、ユニチカ
▽14面 UBE、ポリプラスチックス
▽15面 大倉工業、旭有機材
▽16面 トクヤマ、KHネオケム
▽17面 三菱ケミカルグループ、東洋紡

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