総合面
アストモス中長期目標、「新たな価値の提供」「社会・LPガス業界の課題解決」など推進
課題解決、協力者と成長も
各事業の役員が出席した
山中光社長
アストモスエネルギー(本社・東京、山中光社長)は6日、東京・丸の内のステーションコンファレンス東京で記者懇談会を開き、中長期に目指す方向性として「新たな価値の提供」「社会・LPガス業界の課題解決」「LPガスのリブランディングとパートナーとの成長」を示した。
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<トップインタビュー>日米ユナイテッド・太田彰彦社長
創立125周年 永続的に人の幸せ追求
新社名 結束と柔軟な姿勢込め
日米礦油(本社・大阪市)は15日、創立125周年の節目を迎え、社名を日米ユナイテッドに変更した。新社名に込めた思いや次の時代に向け、どのような考えを抱くのか、太田彰彦社長に聞いた。
◇ ◇
―御社の成り立ちをお聞かせ下さい。
当社は1898年、主として米国ニューヨーク・スタンダード石油(NS社)の商品を取り扱う関西の販売会社7社が共同出資し、NS社の特約店として設立された。当初はNS社製の潤滑油などの機械油を中心に販売してい
たが、農業用の殺虫油を始め国内製品も扱うようになった。当時の日本石油と結んだ特約販売契約を機に取り扱い品目が増大。全国へ事業所を展開し、戦前には台湾や朝鮮半島にも拠点を設けた。戦後間もない時期に日本石油と共同開発したクリーニング用溶剤「ニューソルデラックス」はドライクリーニング店の定番溶剤となり、現在でも全国トップシェアを誇る。
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首都圏
中関東三愛ガス会、研修会
インボイス対応や家庭用蓄電池を拡販
中関東三愛ガス会(有泉勝之会長)は11日、さいたま市のさいたま商工会議所会館でウェビナーを開いた。後援は三愛オブリガス東日本(本社・東京、浦田匡一郎社長)。インボイス制度と請求書電子保存義務化、テスラ社製家庭用製蓄電池「Powerwall」について理解を深めた。
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地方版
北海道=第一興産(滝川市)、燃転相談は地道に息長く
電力値上げで問い合わせが活発化 今後の展開期待
燃転相談を告知する広告
河合正三専務
第一興産(本社・滝川市、芦﨑利弘社長)が3月から始めたオール電化住宅オーナー対象の燃転相談が、電気料金の値上げで問い合わせが活発化している。発案者で陣頭指揮を執る河合正三専務は「燃転自体が新規客の獲得につながる可能性が高く、地道に取り組んでいきたい」と今後の展開に期待を寄せる。
「ガス・灯油のエネルギーで家計を見直しませんか」と燃転を呼び掛ける広告を、滝川市をはじめ近郊を対象とするフリーペーパーに掲載したのは今年3月。すぐに反応はあった。10件近い相談があり、いずれもオール電化住宅のオーナーからだった。
このうちの1件については、実際に燃転に成功。電気暖房機から給排気筒を備える灯油FFストーブへの転換だった。家屋の壁に穴を開け、給排気筒を設置し、ホームタンクを付けた。
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東北=ENグローブエナジー北日本 イチゴ栽培実証が順調
青森市で初の収穫イベントも
夏イチゴは10月まで収穫できる
イチゴを収穫する尾畑正治社長
ENEOSグローブエナジー北日本支社(青森市、石丸勝浩常務執行役員支社長)は青森市横内神田で行っているイチゴの実証栽培で初めて植えた苗に実がなり、収穫できるようになった。6月29日、尾畑正治・ENEOSグローブエナジー社長が出席し、支社、青森支店の社員らと収穫イベントを行った。
中部=カニエJAPAN、ブランド戦略加速
60周年機にサービスさらに充実へ
カニエJAPAN(本社・愛知県蟹江町、黒川智勝社長)は4月に迎えた創立60周年を機に、ブランド戦略を加速させるとともに、工事事業の強化に乗り出している。社名の認知度向上を図り、同社ならではのサービスを充実させることで顧客満足度(CS)の向上に努めている。
ブランド戦略はCSのみならず、従業員満足度(ES)の向上を図るとともに、世界的に価値の転換がキーワードになってきているなか、ステークホルダーとともに歩んでいくことが重要との認識に基づいて展開していく。その点について、広告宣伝を通じたブランド戦略で取り組もうとしている。
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近畿・四国=伊丹産業、安全の基本を再確認
自動車教習所で配送員講習
教習所のコースを貸し切って走行
LPガス漏洩時の緊急対応を実習した
伊丹産業(本社・伊丹市、北嶋太郎社長)は6月23日、伊丹市の阪神自動車学院でLPガス配送員を対象に運転技術と緊急対応講習会を開いた。LPガスの配送に携わる社員を対象に、労働安全衛生の観点から10年以上前から継続して実施している。近畿や中部の17拠点から25人が受講した。
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中国=環境省の脱炭素先行地域に選定
とっとり市民電力など4者 再エネ創出提案
児嶋太一社長(右から3人目)と選定証を手にする深澤義彦市長
とっとり市民電力(本社・鳥取市、児嶋太一社長=鳥取ガス、鳥取ガス産業社長)をはじめ、鳥取市、山陰合同銀行、鳥取環境大学が提案した「RE:
Birth(再エネ創出)で進める地域脱炭素と地域のRebirth(進化・再生)」が環境省が推進する脱炭素先行地域として選定された。
提案は「鳥取市郊外のニュータウン若葉台エリアと過疎化が進む中山間地域の佐治町エリアで、多様な再エネ電力を活用しながら自営線マイクログリッドや分散型エネルギー設備の最大導入と、群制御技術を活用したVPPを導入し、地域の再エネ由来電力を最大限活用して脱炭素化を実現。『多極ネットワーク型コンパクトシティ』における地域生活拠点に位置付けられる両エリアで、貨客混載や生活交通を同時活用した交通ネットワークの構築を進めるとともに、地域の未利用森林資源の活用による林業振興や農業振興につなげ、中間間地域の再生・持続モデルを構築する」というもの。
- 九州=IGL熊本会、定例会など事業再開 次代に備え情報共有
- 九州=山代ガス鳥栖、消防庁長官賞に輝く保安の取り組み高く評価
山代ガス鳥栖(本社・鳥栖市、大塚浩司社長)は6月5日、東京・港区のニッショーホールで開かれた2023年度危険物安全大会の優良危険物関係事業所表彰で消防庁長官賞を受賞した。6月23日に佐賀市のホテルニューオータニ佐賀で開かれた佐賀県危険物安全大会で県内の関係者に改めて受賞が披露された。写真=消防庁長官賞の盾を掲げる迎耕二所長
住設・新技術
22年度のガス機器出荷、26.2%増の3472億700万円に
給湯器が成長牽引
日本ガス石油機器工業会(内藤弘康会長)が6月2日に発表した2022年度のガス・石油機器の出荷実績によると、ガス機器国内出荷金額の合計は前年度比26・2%増の3472億700万円だった。ガス給湯器が全体で大きく伸長し、ガスこんろはビルトイン型が前年度を上回った。
- 「おふろまるごと除菌」ノーリツが給湯器CMを開始
- 矢崎エナジーシステム、アルコール検知器を開発 今秋発売へ
<バルク特集>
- 災害激甚化に対応 バルク普及最前線ルポ
・丸新=CNLPガス扱い開始 工業用燃転の武器に
・上野ガス=保育園の訓練に協力 小中学校向け普及に弾み
・登別ガス協同組合=市施設に災対型18基 LPWAを後付け・新設
・イワタニセントラル東北=クリニックを強靭に 空調ガス化、発電機併設
・ガスパル近畿=マンション核に地域防災 設備整え対応力磨く
・サンリン=進化する再検査技術 貯槽40年利用へ先鞭
・イワタニ九州=更新機に設備最適化 コロナ後も前倒し堅守
・大東市=4中学校の体育館にGHPと発電機 残り4校も導入予定
- 20年検査対応への取り組み
・桂精機製作所=撤去・交換・廃棄一手に 残ガス改修・解体など現地対応も
・両元産業=貯槽処理で受入れ網を拡充 関東2拠点体制に
- 普及上位20社解説/実績と方針
- バルク版「大相撲番付23年夏場所」
- 安全・安心・快適に/一押し商品
・新コスモス電機=軽量・小型ガス漏れ検知器 使いやすく表示明快
・I・T・O=現調・検査・入れ替え・廃棄 20年関連業務一手に
・富士工器=「バルク貯槽用交換補助ユニット」で残ガス処理効率化
・T&Dリース=補助金リースを提案 大型案件もリーズナブルに
- 全国マップ/バルクローリー台数・充填事業者数