2006(H18)年1月30日(月曜) | |
第2661号 |
総 合 面 | ||||||||||
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環境格付けで最高ランクにに認定された新日石の麻里布製油所 |
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首 都 圏 版 | ||||||||||
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プロパン・ブタンニュースがお届けする連載読み物 <業界50年・再生>ビジョンという発想 *全卸協ビジョン *「誇り」「やる気」心の崩壊を止めよ *LPガス、補完エネルギーからの脱却 *日協ビジョン |
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地 方 版 | ||||||||||
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住 設 供 給 機 器 / 新 技 術 | ||||||||||
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G H P と コ ・ ジ ェ ネ 版 | GHP出荷実績 17年第3四半期 |
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<先 週 の 日 刊 プ ロ パ ン ・ ブ タ ン 情
報> 以下の見出しは日刊プロパン・ブタン情報からのものです。 日刊プロパン・ブタン情報についてはこちらから |
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ご希望の方に見本紙をお送り致します。 プロパン・ブタンニュースは創業以来LPG業界とともに歩んでまいりました。 2004年春に石油化学新聞社創業50周年を迎えました。 創業時の基本理念に立ち戻るとともに新しい挑戦を続けて行きます。 LPガス業界で高い支持を頂いてるプロパン・ブタンニュースを読んでみませんか? e−mail もしくはファクシミリにてご連絡下さい。 |
2006(H18)年 | |
1月30日(月曜) | |
第2661号 | |
PBN2006-01-30-01 LPガス小売 再値上げ改定の動き 2〜3月に20〜30円 原料事情周知徹底へ 2月CPで最終判断も 月末に発表される2月CPについて、輸入関係者は寒波にともなう需要増と在庫の著しい低下、サウジアラムコとの長期契約玉の船積みの遅れから、1月CPを上回る史上最高値を付け、記録を更新する可能性が高いと予想する向きが多い。 昨年10月にCPは500ドルを突破したが、それを受けて国内業界では11月検針分を中心に1立方m当たり20〜30円程度の暫定値上げを実施した。その後もCPの上昇は続き、1月CPは史上最高値を更新し、600ドル目前となっており、当面の大幅な下落要因もないことから、再値上げ改定の判断に至った模様だ。 再値上げ改定では2月検針分を中心に検討している広域大手として、TOKAIグループ(前回12月検針分、1立方m当たり30円)は3月検針分から同20〜30円、橋本産業グループ(同10〜11月、同30円)は2〜3月検針分から同20〜30円、ガステックサービス(同11月検針分、同30円)は3月検針分から同20円としている。 シナネン直売子会社のシナネン関東ガス販売は昨年11月の値上げ(1立方m当たり30円)に対応しきれなかった消費者に対し、同30円の値上げを徹底していく考え。埼玉県に拠点を置く広域大手の多くは同様の対応を検討している。 ただ、業界内では他社の動向、競合エネルギー関係、取引先との関係など総合的に勘案する必要があるとして、慎重に推移を見守りたいとする声もある。 PBN2006-01-30-02 広域大手卸が新施策、グルーピング強化 LPガスの広域大手卸売会社である三愛石油、シナネン、昭石ガスの3社が相次いで新年度からの施策を明らかにした。LPガス元売業界の統合・再編が急を告げる中、充填所・配送センターの物流面では共同化を積極的に進める広域卸売大手。商流面については統一ブランドによるグルーピングに力を入れて、専納化や地域密着度を高めることで、販売店との取引量を増やす努力を続けている。大手3社も新施策でグループ力を結集してガス器具やガス外収益品の販売力、対電化力を高め、販売店の経営基盤を底上げしようと全力で支援していく方針だ。 PBN2006-01-30-03 防災フェアで保安PR 神奈川県協小田原支部 地元にアピール 神奈川県LPガス協会小田原支部(中條満男支部長)は20、21日、平成17年度西湘安全・防災フェア(主催‥神奈川県西湘地域県総合センター)に、ガス安全対策コーナーを出展した。LPガスが地震に強い分散型エネルギーであることを、作動状況が体験できるLPガス安全装置や写真パネル、関連書籍などでアピールした。同コーナーには、両日で約200人が訪問した。 体験コーナーに設置されたのは、ガス放出防止型高圧ホース、供給設備ユニット、クイックカップリング式安全機器、ガス放出防止器、ガス漏れ警報器、S型保安ガスメーター。例えばクイックカップリング式安全機器は、高圧ホースを水入りビーカーに入れておき、LPガスに見立てた空気を放出する。見学者がホースを外すと、自動的に放出・漏えいが止まる。体験コーナーを一通り見学した参加者は「地震が来たらまずガスの元栓を閉めると考えていたが、今はマイコンメーターが自働的に対応してくれるという。安心するとともに地震時の初動を考え直してみたい」などと語った。 県は、現在の合同庁舎ができた3年前から、防災フェアを実施。小田原支部は連続出展している。 中條支部長は出展のねらいについて「消費者にLPガスの正しい知識を伝達したい。災害に強いエネルギーということを再認識してもらえれば」と述べた。 PBN2006-01-30-04 なにわ短信 捨てたもんじゃない ▽…団体や企業系列の新年会のあいさつでは、CP高騰を受け厳しいコメントが目立った。その中で「昔は良かったと言うが、現代も捨てたもんじゃない」という言葉が心に残った。この方、昭和33年が舞台の邦画「ALWAYS3丁目の夕日」を観て昔を懐かしみつつも、本当に無垢で無邪気な時代だったのかと、当時と現代の殺人件数を調べてみた。すると約半分に減少しているという。 記者も官庁のホームページで確認したが、確かに昭和30年代に2,500〜3,000件あった殺人事件が、最近は1,400件前後に減っていた。おかしな事件が目立つので凶悪犯罪が増えた気がするが、データは逆の事実を示している。 LPガス業界でものどかな昔を懐かしむ声を聞くが、過去には過去の苦があり、現代には現代の楽があるはず。「捨てたもんじゃない」と思う前向きな心が、実際に捨てたもんじゃない世界を創る原動力となる。 PBN2006-01-30-05 高齢者世帯点検 2年間で1万5000件突破 岡山県協 安心感が顧客に好評 岡山県LPガス協会(浅野益弘会長)は高齢者世帯の保安対策の一環として16年度から高齢者保安キャンペーンを実施しているが、16年度と17年度(一部推計)を合わせて訪問件数が1万5,000戸を突破する見通しであることが明らかになった。同協会では高齢化が進むなかで、高齢者世帯のLPガスの操作ミスや事故の不安を訴える問い合わせが増える傾向にあり、電化攻勢も高齢者世帯をターゲットにした転換が顕著になってきている。 PBN2006-01-30-06 福岡県協 “緊急点検シール”30万枚作成 LPガス世帯約3分の1分 災害時1次対応用に 2次災害防止へ 福岡県LPガス協会(寺ア和典会長)はこのほど災害時の一次対応に使う「LPガス緊急点検済みシール」を約30万枚作成し、県下の会員事業者、各支部、保安センターに配布した。常備して災害発生時に活用することで点検作業がスムーズになり、的確な状況把握や2次災害防止につながることが期待される。 実際に地震や台風などの大規模災害が発生時の1次対応の際、このシールに盛り込まれたチェック項目を点検記入し供給設備付近に貼って利用する。項目は@日時・点検員A点検結果B措置C使用できるかどうか――に大別。Aでは良、漏れ(折損・倒壊)Bではチェーン復帰、メーター復帰、容器移動、応急ガス止め(メーター、容器、ガス栓)Cでは使用可(台所、風呂)、使用不可――などをチェック。必要かつ最小限の内容にとどめてあり、効率的な点検作業による迅速な復旧と安定供給が可能となる。 PBN2006-01-30-07 ミスト浴は鼻炎に効く! 大阪ガスのエネルギー技術研究所はこのほど、ミストサウナ入浴で鼻炎などの鼻づまりが和らぐことを、世界で初めて実証した。 調査・研究は、荻野敏・阪大医学部教授(保健学科長)が指導。アレルギー性鼻炎か、その疑いのある20〜40代の男女10人に、通常入浴とミスト浴を実施し、鼻づまり状態の変化を調べた。 その結果、ミスト浴後は約40分間、鼻づまり感が和らいだ。鼻腔(びこう=鼻の中の空間)容積が増加し、浴後90分にわたって鼻づまり感緩和効果が続くことが確認された。 こうした効果は、通常入浴ではみられなかった。 荻野教授は次のような可能性を考察している。▽40度C程度のミストを吸い込むことで鼻内が湿潤し、鼻粘膜の血流も改善した▽鼻に付着しやすい大きさのミストを吸い込むことで、通常入浴よりも多くの熱と湿り気が伝わり、鼻の通りが良くなった▽ミストが鼻粘膜の埃など鼻づまりの原因を洗い流した▽全身が温まることで、自律神経系がより正常な状態に近づいた。 |