2006(H18)年6月12日(月曜)
   第2679号
総 合 面
首 都 圏 版
  • 群馬県協が電化対策特別委を設置、若手中心に活動強化へ
GHPコンソーシアムは7/7の大阪会場を皮切りに恒例の全国縦断GHPフォーラムを開催します。2006年度は統一テーマは、「CO2マイナス6% with GAS 全国運動」(GHP3兄弟でCO2削減・省エネとオール電化対抗)。
会場 開催日 会 場
大阪 7/7 (金) アーバネックス備後町ビル3階ホール
大阪市中央区備後町3−6−14 
仙台 7/12(水) カメイ本社ビル9階ホール
仙台市青葉区国分町3−1−18
札幌 7/14(金) エア・ウォータービル8階ホール
札幌市中央区北3条西1−2
東京 7/19(水) 東京ガス本社ビル2階ホール
東京都港区海岸1−5−20
広島 7/21(金) 広島県LPガス会館3階ホール
広島市西区己斐本町3−8−5
名古屋 7/25(火) 栄ガスビル5階ホール
名古屋市中区栄3−15−33
福岡 7/28(金) パピヨン24オフィスビル3階ホール
福岡市博多区千代1−17−1
 ※ 開催時間=各会場ともに、午後1時〜5時予定
 ※ 受講料(参加費、テキスト代・消費税等含む)
    ▽GHPコンソーシアム会員会社=1名5,000円
    ▽非会員会社=1名10,000円
 ※ 定員は各会場とも50〜70人(東京会場は150人)
 ※ お申し込み先=GHPコンソーシアム(FAXまたは郵送)
 ※ 支払い方法=申し込み受付後に請求書を送りします
プロパン・ブタンニュースがお届けする連載読み物 
<業界50年・出発> 環境に効くLPガス

  *COP3と京都議定書
  *地球の平均気温が上昇する
  *LPガス業界のアピール
  *LPガスの3つの対応

地 方 版
特集記事 / 2006年東北特集
住 設 供 給 機 器 / 新 技 術
  • JLIA、日連の保安高度化運動を全面的に支援協力
  • 警報器工業会、期限切れ一掃目指す
  • 日団協、高効率こんろ補助金で「小口優先」を採用
GHPとコ・ジェネ版 GHP出荷実績
17年第4四半期
第11回GHP販売事例論文コンテスト結果発表
先 週 の 日 刊 プ ロ パ ン ・ ブ タ ン 情 報>
以下の見出しは日刊プロパン・ブタン情報からのものです
日刊プロパン・ブタン情報についてはこちらから
  • 6月5日(月)
    * 志方茂・LPガス保安課長、法令違反には厳格に対応、活力ある業界に期待
    * 4月需給実勢、日照不足の気温低めで家庭業務用など堅調
  • 6月6日(火)
    * 小池環境大臣、先進型LPGトラックの低CO2性に注目(エコカーワールド06)
    * 4月末価格動向、小売・卸売ともに値上がり続く
  • 6月7日(水)
    * 市場監視小委、電気、都市ガス事業者への申出案件を報告
    * 18年度重点事業、群馬は電化対策特別委、埼玉は快適フェア
  • 6月8日(木)
    * 安全機能認知も一部でこんろ機能と混同
    * LPガス事故3月末で98件、雪害事故止まる
  • 6月9日(金)《データ・ファイル6月号》
    市況編
    ◇LPガス価格の推移(FOB・CIF価格等)
    ◇全国主要都市のLPガス10?小売価格推移
    ◇18年4月末現在のオートガス市況調査
    ◇小売店へのLPガス卸売価格と分布状況
    需給編・需要編
    ◇LPガス需給実勢の推移
    ◇18年3月、4月需給実勢
    供給機器編・その他
    ◇18年度LPガス供給機器生産実績
    ◇18年4月度溶接容器生産本数
    ◇18年LPガスバルク貯槽生産推移
    ◇18年度マイコンメーター生産実績
    ◇18年度LPガス用警報器検定・検査合格数
    ※新設住宅着工戸数の推移
    消費機器編
    ◇18年4月度の主なガス機器検定検査
    ◇クッキングヒーターの国内出荷台数
    ◇家庭用ヒートポンプ給湯器(エコキュート)の国内出荷台数
    競合エネ編・その他
    ◇18年4月度の全国都市ガス販売量
    ※18年2月末現在全国LPG自動車台数
    《業界日誌》
  ご希望の方に見本紙をお送り致します。
    プロパン・ブタンニュースは昭和29年の創刊以来LPG業界とともに歩んでまいりました。
    創刊より半世紀を経、創業時の基本理念に立ち戻るとともに新しい挑戦を続けて行きます。
     LPガス業界で高い支持を頂いてるプロパン・ブタンニュースを読んでみませんか?
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2006(H18)年
6月12日(月曜)
第2679号

PBN2006-06-12-01

鳴門ガス、泉邦敏商店 経営統合
需要家1万3000件 徳島県下最大級に

 鳴門ガス(本社・徳島県鳴門市、中岸雅夫社長)と泉邦敏商店(同、泉雅之社長)は1日、競争力と需要家へのサービス力強化を目的に経営統合した。1,000件以上の需要家を持つ販売事業者同士が、系列を超えて統合する事例は全国的にも珍しい。存続会社は鳴門ガスで、泉邦敏商店の需要家約3,000件を加え、約1万3,000件の需要家を有する県下でトップクラスの事業規模となった。新生鳴門ガスは年商12億円、LPガス販売量4,150dとなる。
 泉邦敏商店は明治時代創業の老舗燃料店で、鳴門ガスは昭和43年に市内の販売店8社が統合してできた事業者。これまで両社は異なる系列で競合関係にあったが、周辺地域では近年、オール電化攻勢が強まり、都市ガスの天然ガス化に伴う導管の延伸問題も浮上している。両社は統合による経営基盤の強化を図り、事業環境の変化に対応する。統合により鳴門市内でのシェアは過半数に到達、県内でも有数の事業規模となり、質量ともにトップクラスの事業者となった。



PBN2006-06-12-02

小池大臣、即効性に「ずしり」
エコカーワールドLPG車視察

 環境にやさしい低公害車などを展示するエコカーワールド2006(主催=環境省など)が6月3、4日、横浜市の赤レンガパークで開かれた。LPガス自動車普及促進協議会は、出展車両の大半を先進型LPG車でそろえ「現実的な低公害車」をアピールした。開会式前に先進型LPGトラックを視察した小池百合子環境大臣も、先進型の低CO2性に注目していた。
 今年の環境相の見学は、開会式会場前の特設見学場所で行われた。LPガスや天然ガス、燃料電池など燃料ごとに1台ずつ展示された。LPG車は、発売されたばかりの日産アトラス10VPI。ガソリン車と比較して12%程度のCO2排出量を削減できるとされるVPIシステムを搭載した車両。説明は古田洋二・促進協推進部会長が当たった。
 古田部会長は、アトラス10の前で環境相に「ガソリン車の性能をそのままに低CO2性を実現した車」と先進型LPG車の特徴を説明。「京都議定書目標達成に即効性のある自動車だ」(古田部会長)とする発言に対し、環境相は「胸にずしりとくる言葉」と笑顔で答えた。周辺からは、LPG車の低公害車認定も検討していきたいなどとする発言もあった。
 一般客向けのLPG車ブースに展示されたのは、日産シビリアンVPI、マツダアクセラ教習車、ボルボS80、いすゞエルフLPG−MPIなど。特に注目を集めたエルフは、伊藤忠エネクスなどが国の構造改善調査事業で、日本で初めてCNG車からLPG車に改造したもの。
 2日間の来場者数は6万6,000人だった。



PBN2006-06-12-03

「目指せ!顧客拡大&既存顧客囲い込み」
06年東北特集 有力19社に営業方針を聞く

 少子高齢化にともなう世帯数の減少や家族構成員の減少、中食の普及、電化の進展で、主力需要である一般家庭用LPガスの販売量が減退している。これに対して東北の販売事業者は、新規顧客獲得に向けた営業を強化、同時に既存顧客の流失を食い止めるため消費者本位の企業体質へと改革を進め、顔の見える営業でガス機器や生活関連商品を販売して顧客単価を上げようとしている。各社ともゴールは同じだが、試行錯誤を経てアプローチの仕方に微妙な差が出てきた。有力事業者19社に、需要拡大に向けた取り組み状況と06年度の営業方針を聞いた。


PBN2006-06-12-04

北海道協、 「安心と快適」真心込めて
創立50周年記念式典 行動宣言で思い新た

 北海道LPガス協会(若松知次会長)は5月30日、札幌市の札幌グランドホテルで創立50周年記念式典を開いた。式典には会員、来賓ら合わせて225人が出席した。式典では「私たちは、これからもお客様の暮らしを思い、地域を思い、みどりの地球を思い、日々安心と快適を、真心込めてお届けします」の50周年記念行動宣言を行うとともに、平成18年度の5つのスローガンを宣言した。道協は創立50周年を記念し、災害時対応のための緊急救援物資(大型ガス炊飯器等)の贈呈を北海道に申し出た。


PBN2006-06-12-05

東北電力マン講演
福島Gラインと県北支部主催
「高性能住宅提供で協力を」

 福島Gライン研究会と福島県LPガス協会県北支部は5月30日、福島市の福島県LPガス会館で東北電力社員による講演会を行った。同社の営業スタンスについて「オール電化住宅を普及させようというよりも、お客様に喜んでもらえる高性能住宅を提供しようというもの」と強調。その目的のためにはLPガス事業者と協力できることがあれば協力するとし、「ぜひ提案を持ってきてほしい」と呼びかけた。


PBN2006-06-12-06

ニイミ産業
自動車学校にLPGスタンド
自社製簡易型 夏冬とも安定重点

 ニイミ産業(本部・春日井市、新美良夫社長)は、ガス需要の創造を目指し、自社オリジナルの簡易スタンド「ガスペンサー」を西尾市の西尾自動車学校に設置、4月から運営を開始した。これまでに同社は運輸会社、タクシー会社などに10台超を納めてきたが、自動車学校への納入は初めて。


PBN2006-06-12-07

更新需要は逃がさない!
安田物産(大和市)とトーエル(横浜市)
横浜相原病院のGHP81台640馬力 約半分の入れ替え完了

 横浜相原病院(横浜市瀬谷区、吉田勝明院長)は1993年7月の設立以来アイシン精機製GHPを使用しており、ここ数年更新のトレンドが到来している。運転時間は2万時間を超えるものも多く、これまで2003年春と2005年の秋の2回にわたり、81台のうち31台の入れ替えを行った。
 横浜相原病院は精神科、神経科、心療内科、内科の診療を行う病床数440床の大型病院で脳波室、CTスキャン室などのほかに作業療法室、生活機能訓練回復室運動療法室、デイケア室など各診療科の充実した施設を有する。暗いイメージを持たれがちな精神科病院のイメージを一新し、欧米型の精神医療を目指し、「緑と光そしてやすらぎ」をテーマに掲げている。バリアフリーの建物に外観や内装、随所に設けられた緑と空間は病院を感じさせない柔らかな雰囲気を醸成し、患者やその家族に安らぎを与えている。
 GHPは室外機81台、約640馬力が設置してある。病院設立当時からガス供給とGHPの保守運用を行っているのが安田物産(本社・大和市、安田幹雄社長)とトーエル(本社・横浜市、平間茂社長)だ。春と秋の2回に分けて年1回の保守点検を行い、大きなトラブルを未然に防いでいる。定期点検の中でメーカーが機種交換を推奨する運転時間2万時間を超過する機種が数年前から増えてきた。安田物産とトーエルはタッグを組み、定期点検の結果から入れ替えが必要な機種をピックアップし、病院サイドに提案を行い、これまで2回のリニュ ーアル工事を行っている。
 現在は安田物産の小島正夫・営業部部長とトーエルの鈴木康朗・設計工事グループマネージャーが残り約50台の入れ替え提案に力を入れている。安田部長と鈴木マネージャーはこれまで2度の入れ替えに成功した理由を「病院側との信頼関係」と口を揃える。設立当時からの付き合いであることに加え、老朽化したGHPは故障も多発するが、これまで迅速な対応でトラブルを未然に防いできたことで病院からの信頼を得ているためだ。
 また、病院側はGHPのランニングコストメリットを評価している。横浜相原病院の山田達也事務長は「空調に違和感や不快感を感じることなく使用できていることがGHPの快適さだと思う。電気や油焚きの空調でも快適さは同じように感じるかもしれないが、GHPは何といってもランニングコストの安さが魅力的だ」と話している。また「GHPは思っていたよりも故障が少ない。老朽化による故障は発生するが、安田物産さんとトーエルさんがすぐに対応してくれるので大きな問題になる前に予防できる。当病院は住宅と森林が多い地域で騒音などにも気を使うが、エンジン音も気にならない」とGHPの性能進化と対応の素早さを評価している。



PBN2006-06-12-08

最重点商品はハイパワーエクセル
連結方式用途広がるジェネライト
大阪ガス

 05年度末現在、138万kwの天然ガスコージェネ設置実績は全国トップクラス、同年度のGHP販売実績は31万6,000kwで堂々の全国第1位だ。「機器開発、システム提案、ファイナンス、設計・施工、メンテナンスのワンストップサービスが特徴」という大阪ガスの和田洋幸エネルギー事業部営業開発チームマネジャーと高月和義同課長に話を聞いた。


PBN2006-06-12-09

供給設備
無断撤去問題などに対処
九州ブロック協第56回通常総会 福岡では訴訟も視野

 九州ブロックLPガス協議会(寺ア和典会長)は2日、ロワジールホテルオキナワ(那覇市)で第56回通常総会と協会長会議を開いた。九州地区の協会幹部が集結し、18年度事業計画や予算を決めたほか、CP高騰への対応、電化対策、保安高度化、人材育成をはじめとする課題に、九州業界一丸で取り組むことを確認した。問題となっている電機事業者によるガス供給設備の無断撤去問題への対処法などについても協議した。寺ア会長はあいさつで、CP高騰をはじめとした事業環境の変化にふれ「何としてもこの難局を乗り切り、共に明日の業界を作り上げていきたい」と呼びかけた。


PBN2006-06-12-10

対電化活動、青年部中核に
マルヰ会山陰地区会 毎月、情報交換など

 岩谷産業の山陰地区販売店で組織するマルヰ会山陰地区会(西本由成会長)は対電化組織のEプロジェクトを発展的に解消し、青年部会(細木晃部会長)で電化対策や販促活動など「若い力」でできる包括的な活動を行うことになり、マルヰ会活動を側面から盛り上げて行くことになった。
 5月23日には松江市でリンナイ広島サービスセンターの水上収所長を講師に招いて「電気はガスを超えられない」をテーマに、ガスと電気の市場分析や、エコジョーズ、ミスト機能付浴室暖房乾燥機など新商品の説明会と比較実演を行った。約50人が参加した。