2007(H19)年1月15日(月曜)
   第2710号
総 合 面
首 都 圏 版
  • ingグループが安全装置未設置機器の一掃キャンペーン展開へ
  • 日商LPガス、エコウィル「3年で1000戸に」
  • TOKAI、産業用LNGのサテライト供給開始
プロパン・ブタンニュースがお届けする連載読み物 
<業界50年・光輝編>
地 方 版
住 設 供 給 機 器 / 新 技 術
GHPとコ・ジェネ版
GHP出荷実績
18年第2四半期
第12回GHP販売事例論文コンテスト結果発表
先 週 の 日 刊 プ ロ パ ン ・ ブ タ ン 情 報>
以下の見出しは日刊プロパン・ブタン情報からのものです
日刊プロパン・ブタン情報についてはこちらから
  • 1月8日(月)* 休刊
  • 1月9日(火)
    * 1月サウジCP、プロパン545ドル・ブタン550ドルに上昇
    * アストモス・新日石、CP上昇反映し1月卸値上げへ
  • 1月10日(水)
    * 日本瓦斯の新社屋、発電可能のGHP採用し環境貢献アピール
    * ingグループが2月から安全装置未設置機器一掃キャンペーン展開へ
  • 1月11日(木)
    * 法令順守に真剣に取り組み信頼回復を(日協賀詞交歓会)
    * LPガスはブランドエネ、攻めの姿勢で前進を
  • 1月12日(金)《データ・ファイル1月号》
    市況編
    ◇LPガス価格の推移(FOB・CIF価格等)
    ◇全国主要都市のLPガス10?小売価格推移
    ◇18年11月末現在のLPガス市況調査
    ◇小売店へのLPガス卸売価格と分布状況
    需給編・需要編
    ◇LPガス需給実勢の推移
    ◇18年10月、11月需給実勢
    供給機器編・その他
    ◇18年度LPガス供給機器生産実績
    ◇18年11月度溶接容器生産本数
    ◇18年LPガスバルク貯槽生産推移
    ◇18年度マイコンメーター生産実績
    ◇18年度LPガス用警報器検定・検査合格数
    ※新設住宅着工戸数の推移
    消費機器編
    ◇18年11月度の主なガス機器検定検査
    ◇クッキングヒーターの国内出荷台数
    ◇家庭用ヒートポンプ給湯器(エコキュート)の国内出荷台数
    競合エネ編・その他
    ◇18年11月度の全国都市ガス販売量
    ※18年9月末現在全国LPG自動車台数
    《業界日誌》
  ご希望の方に見本紙をお送り致します。
    プロパン・ブタンニュースは昭和29年の創刊以来LPG業界とともに歩んでまいりました。
    創刊より半世紀を経、創業時の基本理念に立ち戻るとともに新しい挑戦を続けて行きます。
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2007(H19)年
1月15日(月曜)
第2710号

PBN2007-01-15-01

国交省
改造LPG車普及後押し
低排出ガス車認定制度創設

 国土交通省が10日、LPG車など改造車の低排出ガス性能を認定する制度構築に向け、パブリックコメント募集を始めた。既にあるメーカー正規品を対象とする低排出ガス車認定制度とは別に、新たな基準として設ける予定。新制度でLPG車が認定される可能性は十分にある。官公庁の購入品目を規定するグリーン購入法にも影響を与えると考えられ、LPG車普及の後押しになりそうだ。パブコメは2月8日まで実施する。LPG業界は、LPガス自動車普及促進会が意見を提出する予定。LPG車にかかわる改造事業者、ディーラー、部品メーカーなど技術の専門家が集まるWGで、意見を集約化する。国交省は、同月中に新制度を公布、施行する計画。


PBN2007-01-15-02

「未来への約束」
“信頼回復”決意新た
07年日協賀詞交歓会 業界トップ600人出席

 2007年のLPガス業界の仕事始めを告げる日本LPガス協会の新年賀詞交歓会が9日、東京・港区の虎ノ門パストラルで開かれた。会場には業界団体・企業トップら約600人が次々に集まり、今年の内外情勢に関する情報交換を行いながら、各々がLPガス業界の発展に向けた決意を新たにしていた。
 壇上には新春恒例となった日協の2007年のスローガン「LPガスが担う未来への約束―家族のぬくもり みんなの笑顔―」が横断幕で掲げられた。それを背に、まず主催者代表あいさつした児玉宣夫会長は@LPガスの位置付け強化A保安問題B日団協活動C中東情勢――の4点に絞り、LPガス業界の今年の課題と取り組みの方向性を示した上で、「エネルギー政策において位置付けが強化されたLPガスの優位性を生かすため、業界としては法令順守に真剣に取り組み、消費者の信頼を回復していくため、地域社会に密着して取り組んでいかなければならない。それがオール電化攻勢に対抗することに相通じると考える」と強調した。



PBN2007-01-15-03

「社内保安認定制度」創設
ミツウロコ 法令順守の徹底で

 ミツウロコ(本社・東京、田島直社長)は、コンプライアンス(法令順守)などの徹底で消費者信頼を確保するため、12月下旬までに全社員(契約社員や女性等を含む)を対象にした「社内保安認定制度」を創設したと明らかにした。定期保安点検調査業務を全従業員が行えるようにするのが狙い。


PBN2007-01-15-04

道業界首脳2007年の決意
気を引き締め信頼回復

 平成19年を迎え、北海道LPガス協会の若松知次会長、道内主力業者経営トップが年頭所感を寄せた。各首脳は、昨年のガス瞬間湯沸器によるCO中毒事故問題をはじめとするLPガス情勢を振り返りつつ、厳しい経営環境の中でのの信頼獲得、コンプライアンス徹底への決意を語り、電化対策、高効率機器拡販など具体的な取り組み課題も披露した。


PBN2007-01-15-05

東北LPガス業界人賀詞交歓会開く
力合わせ新たな発展へ
業界、行政から135人出席

 東北業界の年頭の恒例行事「東北LPガス業界人賀詞交歓会」(主催・石油化学新聞社、東北LPガス業界14団体協賛)が5日、仙台市のホテルメトロポリタン仙台で行われた。卸売と小売の販売事業者のほか、元売、機器メーカー、プラント、検査会社、保安機関などが、東北業界の新しい1年の発展を期して一堂に会した。来賓も含め約135人が出席した。
 東北経済産業局と関東東北産業保安監督部東北支部から12人が来賓出席し、長谷川英一局長があいさつした。長谷川局長は、LPガスの需要拡大や安全・安定供給のために行政も各種施策を打ち出しているが、最終的には事業者が「頼り」と述べ、努力と行動を要請した。
 業界代表では福島県LPガス協会長で東北6県LPガス協議会長を務める根本一彌根本石油会長があいさつした。根本会長は、電気に対抗するためにも消費者から支持されるためにも、メーカーなども含めて業界が一致団結して取り組む必要があるとし「みんなで力を合わせて頑張ろう」と強い調子で呼びかけた。



PBN2007-01-15-06

伊丹産業グループ60周年式典・初出式
原点に返り意識改革を
19年度売上高 成果主義で1820億円へ

 伊丹産業(本社・伊丹市、北嶋一郎社長)は2日、伊丹市の伊丹シティホテルで創立60周年記念式典並びに伊丹産業グループの平成19年初出式を行った。同社役職員をはじめ関係取引先などから1,456人が出席した。北嶋社長は19年の経営方針として、成果主義を基本に、液化石油ガス部門では@保安業務の完全実施を継続A家庭用、業務用の新規開拓に全力で取り組むB第33回ジャンピングセールを実施するC環境問題に関心の高い顧客にエコウィル、エコジョーズ、LPG車を提案する――などを発表、今年のスローガンを“目標完遂”とした。「創立60周年を機に創業時代の原点に返り、意識改革を図る必要がある。ひとり一人が自己改革により必ず目標を達成するという気構えを持つことが大切である。これにより目標が達成できる」と述べ、今年のグループの売上高目標を1,820億円に設定した。


PBN2007-01-15-07

なにわ短信
料理の力

 ▽…「かもめ食堂」という映画を見た。物語は主人公のサチエが自分一人で、フィンランドに日本食の食堂を開くところから始まる。地元の人々や日本人旅行者との出会いを経て、店が軌道に乗るまでを描いた佳作である。
 一番印象に残ったのはおいしそうな日本食の調理シーンだった。揚げたてのトンカツをまな板の上でざっくりと切る。豚のしょうが焼きのたれがフライパンの上で焦げる。直火で塩ジャケを焼く煙が立ち上る。見ているだけで腹が空いてくる。調理の熱源はもちろんガスこんろだ。
 「もし地球最後の日が来たら、気の合う仲間と食事を楽しみたい」と話すサチエは料理の楽しさや、おいしくいただくことの大切さを知っている。そんなサチエの料理に仲間や客が癒されていく。派手な演出はないが、心の温まる映画だった。
 ちなみにサチエを演じるのは、電力会社のCMでおなじみの小林聡美さんである。



PBN2007-01-15-08

韓国製LPG車初導入
東邦液化ガス役員車に

 東邦液化ガス(本社・名古屋市、川合英州社長)は12月末、世界初の量産型電子制御燃料噴射式システムを搭載したLPG車、韓国・現代自動車製「グレンジャー(Grandeur)LPI」を導入した。中部地区で初めて。同社では「今後はまずグループ内で積極的な導入を図り、試乗車として活用したり、燃費や走行性能を把握しつつ、一般ユーザーへの普及を促進していきたい」と語った。


PBN2007-01-15-09

婦人団体学習会に初協力
福井県協 地域防災に貢献

 福井県LPガス協会(清水昭信会長)は、福井県連合婦人会・全国地域婦人団体連略協議会・坂井市女性の会がこのほど実施した「災害時の婦人活動とLPガスの役割について考える学習会」(ユリーム春江=坂井市春江町)に協力参加し、業界の災害時対応について説明した。これには同協会の副会長・秋山勲保安担当、中田正弘保安指導員が当たった。
 この説明では@LPガス大震災に備えよう(石油化学新聞社刊)Aストップ!温暖化CO2削減のエースはLPガス(同)B災害時の炊き出し用炊飯器、鍋、こんろ、容器などの災害用機器リスト(福井県協会)を副読本に用い、LPガスが災害時にいち早く被災地の生活に役立ち環境にも優しいエネルギーであることを訴えた。
 また、県業界として災害時における支援では、県下20カ所の事業所が炊き出し用の炊飯器や鍋、こんろ、熱源のLPガス充填容器等を常時備えた活動体制敷いていることも明らかにした。
 学習会ではこのほか「地域防災活動と女性に期待すること」をテーマにした講演や「婦人会の目で防災まちづくり」で地域防災と婦人会の活動説明などがあった。関係者百五十人が出席したが、県業界が婦人団体のこうした学習会への参加協力は初めてという。



PBN2007-01-15-10

サブユーザー広報を強化
大分県協 建築士など対象

 大分県LPガス協会(内田剛会長)はこのほど、大分県建築士会に所属する会員約1,600人に向け同協会が作成したパンフレットを一斉配布し、LPガスの良さや大分銀行との提携による住宅金利優遇制度を広く紹介した。サブユーザーへのアプローチ強化策の一環。
 配布したパンフレットは昨年創立50周年を迎えたのを機に作成した@「知って納得!LPガス」と大分銀行と提携し高効率ガス機器の設置などを条件に住宅金利を優遇するA「LPガス・ガス化住宅ローン」案内の2種類。
 @ではLPガスの環境優位性や安全性、災害に対する強さ、利便性、将来性を紹介し、LPガスと電気の使い分けによるベストミックスを提唱。Aは同協会が昨年8月から大分銀行と連携して展開中の「LPガス・ガス化住宅ローン」を紹介した。同ローンはGTこんろ、「エコジョーズ」「エコウィル」のうちいずれか一つを設置した住宅の購入、新築、増改築―などの条件を満たしたユーザーが対象の住宅金利優遇策で、固定金利を優遇金利からさらに年0.2%、変動金利は店頭表示からさらに年0.1%優遇する。



PBN2007-01-15-11

外国人にガスの安全使用周知
「保安ステッカー」発売
ジーワークス 水や油に強い

 ガス配管工事、ガス資材卸業のジーワークス(本社・豊橋市、片山明社長)は外国人居住者の保安啓蒙を目的に、日本語と居住者の母国語等でガス器具使用時の注意事項を周知するステッカー「バイリンガル保安ステッカー」を企画し、このほど発売した。国際化が進展し、わが国の産業界では多くの外国人が活躍し、国内各地に外国人居住者が増えていることに対応するもの。