2007(H19)年6月11日(月曜)
   第2730号
総 合 面
首 都 圏 版
地 方 版
特集記事
特集記事 <東北特集> 
住 設 供 給 機 器 / 新 技 術
  • コスモ石油ガス、契約から節税効果まで指南の器具レンタルQ&A集を発刊
  • キッチンは“男性視点”7割が厨房に入る時代(TOTOの意識調査)
GHPとコ・ジェネ版 GHP出荷実績
18年第4四半期
下期・通期
第12回GHP販売事例論文コンテスト結果発表
先 週 の 日 刊 プ ロ パ ン ・ ブ タ ン 情 報>
以下の見出しは日刊プロパン・ブタン情報からのものです
日刊プロパン・ブタン情報についてはこちらから
  • 6月4日(月)
    * 住商エルピーガス・ホールディングスが住商LPG販売を吸収合併、販売量53万t
    * 三井液化ガス社長に佐藤雅一氏(三井物産)
  • 6月5日(火)
    * 日連青年委員会、LPG販売コンテスト「青い炎・汗の結晶 最前線」を募集
    * 「避難所にLPガスを」群馬県協・遠藤会長が知事に提案
  • 6月6日(水)
    * 静岡ガスエネ、大感謝祭開き地域密着・顧客接点強化
    * 静岡県内のオール電化転換戸数は6000戸超
  • 6月7日(木)
    * 無断撤去禁止の改正法令、7月中旬にも施行
    * 全農広島、助成金や貸与制度などでバルク積極推進
  • 6月8日(金)
    《データ・ファイル6月号》
    市況編
    ◇LPガス価格の推移(FOB・CIF価格等)
    ◇全国主要都市のLPガス10?小売価格推移
    ◇19年4月末現在のLPガス市況調査
    ◇小売店へのLPガス卸売価格と分布状況
    需給編・需要編
    ◇LPガス需給実勢の推移
    ◇19年3月、4月需給実勢
    供給機器編・その他
    ◇18年度LPガス供給機器生産実績
    ◇19年4月度溶接容器生産本数
    ◇19年LPガスバルク貯槽生産推移
    ◇19年度マイコンメーター生産推移
    ◇18年度LPガス用警報器検定・検査合格数
    ※新設住宅着工戸数の推移
    消費機器編
    ◇19年4月度の主なガス機器検定検査
    ◇クッキングヒーターの国内出荷台数
    ◇家庭用ヒートポンプ給湯器(エコキュート)の国内出荷台数
    競合エネ編・その他
    ◇19年4月度の全国都市ガス販売量
    ※19年2月末現在全国LPG自動車台数
    《業界日誌》
  ご希望の方に見本紙をお送り致します。
    プロパン・ブタンニュースは昭和29年の創刊以来LPG業界とともに歩んでまいりました。
    創刊より半世紀を経、創業時の基本理念に立ち戻るとともに新しい挑戦を続けて行きます。
     LPガス業界で高い支持を頂いてるプロパン・ブタンニュースを読んでみませんか?
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2007(H19)年
月11日(月曜)
第2730号

PBN2007-06-11-01

日連19年度総会
川本新体制スタート
保安高度化、取引適正化など徹底

 日本LPガス連合会は7日、徳島市のホテルクレメント徳島で第27回通常総会を開き、新会長(第13代)に川本宜彦氏(埼玉)を選出したほか、川本体制をサポートする副会長は、米田正幸(広島)、菊池鴻逸(神奈川)、寺ア和典(福岡)、根本一彌(福島)の各氏の体制となった。須國廣会長は相談役に就いた。重点事業は「国民生活に必要不可欠なエネルギー・LPガスを自信を持って提案していく」などを基本に、保安高度化や取引の適正化など多岐にわたる項目を徹底推進する。川本会長は就任あいさつで「保安の高度化、取引の適正化、シングルボイスの3点を中心に力強く前進したい」と語った。


PBN2007-06-11-02

シングルボイスで業界力強化
不毛な停滞許されず

 川本宜彦・日連会長は就任あいさつで「保安の高度化、取引の適正化、シングルボイス体制」など所信の一端を述べた。発言要旨は次の通り。
   ◇   ◇
 業界のベクトルを1つにするためにも次の3点を提示し、問題意識を共有したい。保安の高度化、取引の適正化、公益法人の見直しである。
 保安の高度化は安全・安定・安心はもちろんリスク情報や欠陥をむしろ公開する風土をつくり上げることで、災害に強く事故を発生させない神話をつくる姿勢こそが大切である。
 取引の適正化は、基本はお客さま中心の業界をつくっていくということである。そのためには(同業者や競合エネルギーが)お互いが認め合い、競い合い、共生できるようにしなければならない。企業規模やパワーが問われる時代は終焉した。
 また、シングルボイスは業界力の強化でもある。強いLPガス業界となるためにも不毛な停滞は許されない。改組も辞さないという姿勢で臨む。
 日連は47の自治会(地方協会)、2万5,000の事業者、2,800万世帯のお客さまを持つ。安全・安心な国づくりのためにも、業界が一致団結してエネルギー供給業者の使命を果たしたい。皆さんの汗・バックアップをお願いしたい。



PBN2007-06-11-03

比較・実演で高効率機器PR
関東各社・団体 初夏のガス展

 5月下旬から今月上旬、消費者との接点強化などを狙ったイベントが各地で行われた。長野県協会と長野都市ガスは「住宅リフォームフェア」に出展、炎の調理をアピールしたほか、静岡ガスエネルギーは「大感謝祭」で地域密着を徹底。また、どばし(蓮田市)は「春の住まいるフェア」でユーザーとの関係強化を図った。伊勢崎液化ガスグループも「ecoフェア」を開き、高効率ガス機器を提案した。各社とも、電化を意識しながら炎のある豊かな暮らしをPRした。

PBN2007-06-11-04

逆風乗り越え新たなLPガス事業へ
東北特集’07 有力18社の営業戦略

 サウジCPの高値安定、電化による戸建て住宅の新規獲得数の減少、少子高齢化による市場の縮小。これらがボディーブローのように効いてきて、行動を起こさない販売店の経営が日に日に厳しさを増している。さらに昨年度は、暖冬による販売量の落ち込みとCO中毒事故問題に追い打ちをかけられ、業界環境はかつてないほど厳しい。こうした中、東北業界では、消費者との関係を強化しながらガス機器を提案販売する基本線を追求しつつ、ガス以外の事業を強化したり地域貢献活動に力を入れるなど、LPガス供給事業者の枠を超えて新しい業態に脱皮しようとする事業者の動きが目立ってきた。有力事業者18社に07年度の営業方針と需要拡大に向けた取り組み内容を聞いた。

PBN2007-06-11-05

ゆっくり体験“ミストサウナ”
仙台ガスサービス ラウンジをオープン

 仙台市ガス局の出資会社、仙台ガスサービス(本社・仙台市、古茶重社長)は、本社社屋にガス温水式ミストサウナを体験できる「ミストラウンジ」を設けた。浴室内には豪華な設備を施し、休憩室にもマッサージチェアやネット設備を備えた。完全予約制でゆっくりと体験でき、ちょっとしたサウナ施設のよう。ガス局と同社は「ミストサウナは体験してみなければその良さが分からない商品」と、サブユーザーやエンドユーザーに体験を呼びかけている。


PBN2007-06-11-06

「オール電化は省エネにならず」
山岸一夫氏強調

 岐阜県LPガス協会が5月29日開いた総会で、GHPコンソーシアムの山岸一夫常務理事・技術顧問が記念講演を行った。演題は「オール電化は省エネにならない 炭酸ガスも増える」で、石油化学新聞社発行の『ストップ!温暖化! CO2削減・エースはLPガス』などを資料に講演した。
 山岸講師は「エコキュートのCOP(エネルギー消費効率)は3.0ではなく、システムベースで実際には1.9と学会で報告されている。これは貯湯式を採用、エコキュートでは常に放熱ロスを発散していているため」とした。
 システムCOP1.9を基に再算出すると「エコキュート省エネ性は、出力1`hあたりエコジョーズに対し25%ダウン。炭酸ガス排出量は同じくエコジョーズに対し約4割アップするということが判明した。エコキュートの実測内容はガス屋の攻めどころであり、電気温水器に対しても、エコジョーズは実に3分の1で炭酸ガス排出を抑えられる」とした。
 「今後は、電力に言われっぱなしにならず、理不尽な説明には強く反論していく。また、最も炭酸ガス排出を抑制するのはGHPであり、これまで夏場の電力ピークを抑えるのにどれだけ貢献しているか。今後は、お客さまによく説明していく必要がある」と訴えた。

PBN2007-06-11-07

大丸エナウィン
アクアボトリング工場稼働
月産6万本 管理徹底し“純水”提供

 大丸エナウィン(本社・大阪市、竹川夘三郎社長)が建設を進めていたアクアボトリング工場(東近江市)がこのほど完成し2日、同社幹部をはじめ東近江市、同市市議会議員、工事関係者らが出席して竣工式を行った。同社は2年前からアクア事業に参入、サーバータイプで宅配するオリジナル商品、知床らうす海洋深層水ブレンド水「エフィールウォーター」を販売している。3月末現在、7,700件の顧客を持ち年間20万本を販売している。


PBN2007-06-11-08

甲賀エナジー
LNGサテライト基地竣工
関西初の天然ガス・マル簡へ供給
直売・卸で年1万5000d

 甲賀エナジーは岩谷産業(本社・東京・大阪、牧野明次社長)と関西電力、甲賀協同ガスの共同出資で平成17年7月に設立した。供給区域内にサテライト基地と導管を建設してきたが、このほど工事がすべて完了し本格供給の体制が整った。
 LNGは関西電力の堺LNGセンターから岩谷産業がローリーで輸送、甲賀エナジーのサテライト基地で気化し導管により供給する。直接供給で年間1万2,000d、卸供給で同3,000dを計画する。現在の貯蔵量は100`gタンク3基だが、平成20年頃に増設を予定している。
 今回のようにガス供給インフラを建設、保有する新会社を設立し、天然ガスを卸供給するのは全国でも初の取り組み。また、甲賀協同ガスによる簡易ガス団地(1,800件強)の天然ガス転換、いわゆる天然ガス・マル簡は、関西では初めての取り組みである。


PBN2007-06-11-09

GHPグローバル戦略を発進 ヤンマーエネルギーシステム
製販一体で市場拡充へ
20万台販売達成 「感謝の集い」

 ヤンマーエネルギーシステム(本社・大阪市、鈴木岳人社長)は5月17日に自社のGHP販売台数が20万台に達し、同月24日に大阪市中央区のホテルニューオオタニ大阪で「ヤンマーGHP20万台達成感謝の集い」を開いた。LPガス業界をはじめ、都市ガス会社など取引先、同社社員ら150人が出席した。昭和56年に「小型ガス冷房技術研究組合」に参画、電力負荷平準化への救世主としてGHPの研究・開発に着手。62年に5馬力Aシリーズを販売して以来、20年間で20万台の販売を達成した。GHPは全国で62万台が出荷されているが、その約3分の1に当たる20万台を販売し、GHPメーカーで最初の20万台達成となった。


PBN2007-06-11-10

保安確保を強力に推進
中国5県協 相次ぎ総会で重点策に

 鳥取、島根の山陰2県協と岡山県協の通常総会が相次ぎ開かれた。3県協では任期満了にともなう役員改選が行われ、鳥取・山田正、島根・後藤佳弘、岡山・浅野益弘の3協会長の続投が決まった。すでに通常総会が終了した広島、山口を含む中国地方5県協会では今年度最大の取り組み課題として、連続CO中毒事故問題に対応した保安確保事業とイメージアップを挙げており、厳しい経営環境下で、成果が期待される。