2007(H19)年11月5日(月曜)
   第2751号
総 合 面
首 都 圏 版
  • 秋のガス展が各地で開催、最新機器や炎の料理でPR
  • 東京都が江戸川事故を重視 保安徹底を要請
地 方 版
住 設 供 給 機 器 / 新 技 術
GHPとコ・ジェネ版 GHP出荷実績
19年第一4半期
過去データー掲載中
第13回GHP販売事例論文コンテスト受賞者一覧はこちら
WHOの最新情報を受け改訂しました。
先 週 の 日 刊 プ ロ パ ン ・ ブ タ ン 情 報>
以下の見出しは日刊プロパン・ブタン情報からのものです
日刊プロパン・ブタン情報についてはこちらから
  • 10月29日(月)
    * 旧業者の設備代金受領、新業者が立証を 最高裁、消費者側の上告を受理せず
    * 日本車輌、3.35t積み民生用バルクローリーの受注開始
  • 10月30日(火)
    * 建築確認新生強化で新設着工件数が激減 ガス機器市場に影響か
    * リンナイ、シンガポールの現地子会社を清算へ
  • 10月31日(水)
    * 11月サウジCP、プロパン730ドル・ブタン755ドルに急騰
    * 北日本ガス、全需要家の13Aガス化完了
  • 11月1日(木)
    * 日連、教育の徹底や保安意識の向上など異例の注意喚起
    * アストモス・新日石、11月出荷分からkg10円前後値上げ
  • 11月2日(金)
    * 日協、「安定供給」最重視の2010年ビジョン策定
    * 国交省、「LPG車は環境対応の即戦力」と期待表明
  ご希望の方に見本紙をお送り致します。
    プロパン・ブタンニュースは昭和29年の創刊以来LPG業界とともに歩んでまいりました。
    創刊より半世紀を経、創業時の基本理念に立ち戻るとともに新しい挑戦を続けて行きます。
     LPガス業界で高い支持を頂いてるプロパン・ブタンニュースを読んでみませんか?
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2007(H19)年
11月5日(月曜)
第2751号

PBN2007-11-05-01

P730j、B755jの最高値
11月CP 円換算8万円超に

 11月積みのサウジCP(コントラクトプライス=LPガスFOB価格)がトン当たりプロパン・ブタンともに90jの過去最高額の上げ幅となり、プロパンは730j、ブタンは755jと空前の高値となった。11月CPは円換算でプロパン約8万4,000円、ブタン約8万7,000円となる。1立方b換算では170円程度の高値で、年初に比べ50〜60円程度の値上がりとなる。国内流通価格は仕入れ価格の上昇分を転嫁するため、家庭用価格では今夏までに30〜40円程度の値上げ改定が実施されたが、業界では輸入価格の大幅の下落は当面ないとの見方から、年明けに数十円程度の再値上げ改定に向かうものと見られる。


PBN2007-11-05-02

質量販売の全国調査
保安院が開始

 原子力安全・保安院LPガス保安課が、質量販売が適切に行われているかを確認するため、全国調査を開始した。都道府県知事にも所管事業者を調査するように指示。全販売事業者を対象とする。東京・江戸川区で10月23日、質量販売先で爆発死亡事故が発生しており、類似事故を未然防止する狙い。
 調査は、質量販売を実施している販売事業者に、LPガス法が定める販売基準に適合しているか、保安業務が実施されているか報告させるもの。来年1月末までに報告提出を求め、LPガス保安課が分析、発表する予定。
 江戸川区の爆発死亡事故の原因は調査中だが、20`c容器が質量販売で使われているなど、LPガス法違反があったことが確認されている。LPガス保安課は、事故の背景に法違反があったと見ている。またLPガス保安課は、独居老人家庭を中心とした質量販売先に対し、安全な使用方法の周知もする予定。


PBN2007-11-05-03

保安で異例の注意喚起
日連 事故大幅増を重視

 日本LPガス連合会(川本宜彦会長)は10月30日、「10月29日に各地方協会に文書を発出し、『保安意識の向上と保安対策の徹底を販売事業者に指導すること』などLPガス事故の未然防止に万全を期すよう要請した」と明らかにした。6月までに118件の事故が発生し、うち販売事業者に起因する事故が36件と大幅に増加していることを重視した措置。日連では「安全を確保するのは当然で、さらに安心を実現しないと顧客満足につながらない」などとし、一層の注意喚起を求めた。


PBN2007-11-05-04

国交省
LPG車に期待
CO2削減の即戦力と

 LPガス自動車普及促進協議会が10月29日、東京・江東区の東京ビッグサイトで開いたLPG車セミナーで、国土交通省がLPG車への期待を表明した。CO2削減に即戦力となる点に注目し、業界の率先した導入と普及活動を求めた。改造車中心のLPG車に対し、国交省が言及するのは珍しい。
 セミナーで、国交省地球環境政策室の宮澤康一室長が「運輸部門におけるCO2削減対策の現状」を講演。運輸部門から排出されるCO2が依然として多いことや同部門のCO2削減対策に触れたあと、LPG車普及の意義を述べた。
 宮澤室長は、スタンド数や登録台数が低公害車と比べて多いことを理由に、LPG車を「環境問題に対する即戦力になる」と言明。また、オートガス使用量が増加することが、国全体、トラック業界など各方面のエネルギー安全保障にもなるという見解を示した。また、業界が率先購入し、その体験をもとにメリットを周知していく率先導入・普及活動に対し「積極的に手伝っていきたい」と強い期待を示した。あわせて、「ユーザーが、LPG車を購入することで、どれだけ省エネになるのか、CO2が削減できるのか、分かるように提案していったらどうか」と述べ、省エネ法などでCO2削減対策が必要な業界に対し、LPG車の良さを科学的に訴えていくよう提案した。


PBN2007-11-05-05

気仙沼市ガス
民営化、08年4月は困難に
譲渡先決まらず 「想定外」で再検討へ

 気仙沼市は同市が行うガス事業を民営化したいとして受入希望事業者の公募を行っていたが、期間内に譲渡先は決まらなかった。当初予定していた来年4月からの民営化は困難になった。譲渡対象は同市が行っている都市ガス事業とLPガス(簡易ガス含む)販売事業。消費者数は都市ガス3,000戸、LPガス600戸。一昨年に11億円かけて原料を天然ガスに切り替え熱量変更を終えており、その債務を抱えている。


PBN2007-11-05-06

シナネン中部・中部シナネンガス販売・エネクスHL中部
「やっぱりガスだね!合同キャンペ」
大幅拡販を達成
ガラストップ1516台、エコジョーズ818台など

 シナネン中部支店(松本恭三支店長)、中部シナネンガス販売(鈴木光一社長)、伊藤忠エネクスホームライフ中部(竹村浩文社長)の3社は10月19日、名古屋市のリンナイ本社で、「中部地区やっぱりガスだね!!合同キャンペーン」の表彰式を開いた。リンナイの内藤弘康社長も来賓として出席、表彰終了後、記念講演をした。 同キャンペーンの期間中(6〜9月)の成果は、ガラストップこんろの1,516台(前年比22%増)、エコジョーズ818台(同66%増)、温水機器端末システム224台の出荷となった。また、日商LPガス名古屋支店がエコウィル5台を出荷した。


PBN2007-11-05-07

共同充填会社
「エルピーネット広島西」設立
食協、広島ガスプロパン 県西部で物流提携

 食協(本社・広島市、西浦國司社長)と広島ガスプロパン(本社・同、八木忠士社長)は、広島県西部地区で将来を見据えて競争力を確保するため、系列を超えた共同充填会社「エルピーネット広島西株式会社」(本社・廿日市市木材港北9−20)を10月1日付で設立した。社長には食協の高野健二常務が就任した。


PBN2007-11-05-08

沖縄・宮崎
産業まつりで「コラボ」

 LPガスと都市ガス両事業者による合同展示会が相次いでいる。秋の展示会シーズンに入ったが、沖縄は10月26日から3日間、那覇市の奥武山公園で開かれた「第31回沖縄の産業まつり」に沖縄ガス(本社・那覇市、湧川昌秀社長)と、都城では27日から2日間、都城市地場産業センターで開かれた「第26回地場産業まつり」に宮崎ガス(本社・宮崎市、井上浩一社長)と合同で展示会を開催。両展示会とも電力攻勢をにらみ、炎の文化の継承、ガラストップやエコジョーズなど最新機器の紹介、LPガスの環境への優しさを訴えた。


PBN2007-11-05-09

バルクローリー
3.35d型受注生産を開始
日本車両 初期車買い替えなどに

 日本車両製造は、現行の2.57d積みと同じ全長、タンク長で大容量3.35d積みを実現した民生用バルクローリー「バルカーゴJr.(BDG−GC7JEWA、日野シャーシ)」の受注生産を10月から開始した。
 新型バルクローリーは初期導入車のリプレースを主眼に開発。同社の初代民生用バルクローリー(2.3d積み)と比べ、全長で77a、タンク長で43aコンパクト化し、積載量を増やしながら現行車両と遜色ない機動性を実現した。1回当たりの配送量が増加するため、配送効率化も期待できる。