2007(H19)年11月12日(月曜)
   第2752号
総 合 面
   <韓国は今>   流通LPG容器は1,500万本
    <新・人国記>  レモンガス社長・赤津欣弥氏
首 都 圏 版
地 方 版
<2007消費者保安特集>
<広島支局開設40周年>
住 設 供 給 機 器 / 新 技 術
  • JA−LPガス情報センターが無線式NCU開発
  • マキタ沼津がPB両用の発電機開発、災害対策に普及拡大へ
  • 偽装問題の煽りで新築住宅着工が激減
GHPとコ・ジェネ版 GHP出荷実績
19年第一4半期
過去データー掲載中
第13回GHP販売事例論文コンテスト受賞者一覧はこちら
WHOの最新情報を受け改訂しました。
先 週 の 日 刊 プ ロ パ ン ・ ブ タ ン 情 報>
以下の見出しは日刊プロパン・ブタン情報からのものです
日刊プロパン・ブタン情報についてはこちらから
  • 11月5日(月)
    * JA−LPガス情報センター、無線式のNCU「ガスキャッチ」開発
    * 保安院、江戸川区爆発で質量販売全国調査
  • 11月6日(火)
    * オール電化工事で法改正後も千葉、滋賀などで無断撤去
    * エネクス9月中間、15%増収も価格転嫁難で減益
  • 11月7日(水)
    * LPガス配送合理化補助、日団協公募開始
    * 10月末市況速報、10立方は6,558円で38円高
  • 11月8日(木)
    * 三井液化、仕切り価格を順次CP基準へ移行へ
    * 保安院、簡易LPガス容器へのさい再充填禁止を呼びかけ
  • 11月9日(金)  《データ・ファイル11月号》
    市況編
    ◇LPガス価格の推移(FOB・CIF価格等)
    ◇全国主要都市のLPガス10?小売価格推移
    ◇19年9月末現在のLPガス市況調査
    需給編・需要編
    ◇LPガス需給実勢の推移
    ◇19年8月、9月需給実勢
    供給機器編・その他
    ◇19年度LPガス供給機器生産実績
    ◇19年9月度溶接容器生産本数
    ◇19年LPガスバルク貯槽生産推移
    ◇19年度マイコンメーター生産推移
    ◇19年度LPガス用警報器検定・検査合格数
    ※新設住宅着工戸数の推移
    消費機器編
    ◇19年9月度の主なガス機器検定検査
    ◇クッキングヒーターの国内出荷台数
    ◇家庭用ヒートポンプ給湯器(エコキュート)の国内出荷台数
    競合エネ編・その他
    ◇19年9月度の全国都市ガス販売量
    ※19年7月末現在全国LPG自動車台数
    《業界日誌》
  ご希望の方に見本紙をお送り致します。
    プロパン・ブタンニュースは昭和29年の創刊以来LPG業界とともに歩んでまいりました。
    創刊より半世紀を経、創業時の基本理念に立ち戻るとともに新しい挑戦を続けて行きます。
     LPガス業界で高い支持を頂いてるプロパン・ブタンニュースを読んでみませんか?
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2007(H19)年
11月12日(月曜)
第2752号

PBN2007-11-12-01

LPガス法令改正
官民合同の勉強会発足
保安院 今月中に初会合

 LPガス法令改正に向け、官民合同の勉強会が発足する。原子力安全・保安院LPガス保安課の依頼で、日本液化石油ガス協議会、日本LPガス連合会、高圧ガス保安協会などから保安業務に精通したメンバーが集結。行政側からLPガス保安課長以下3人、業界側から10人程度が月1度ペースで会合を重ね、来年4月中には、勉強会の成果として、LPガス法令改正のメドがつけられる予定。勉強会の事務局は日液協内に置かれ、今月中にも第1回会合が開かれる見通し。


PBN2007-11-12-02

大手事業者
「保安向上」に強い意欲
4〜7月 トップヒアリング

 原子力安全・保安院はこのほど、今年4〜7月に実施したLPガス販売事業者トップヒアリングの結果を公表した。総括的評価として「保安確保・向上に強い意欲を感じる」とし、業界の経営トップの説明や具体的な保安対策を高く評価。トップヒアリングを起点に一部の先進的な保安対策が拡がっていることや、ヒアリング内で毎年開催の要望があったことを理由に「ヒアリングの対象企業を拡大することも検討しつつ、来年度以降も実施したい」としている。


PBN2007-11-12-03

ケーイージー
「骨太の企業」へ体質強化
40周年に向け新戦略発進

 ケーイージー(本社・船橋市、須田■治社長)は、10月にスタートした第38期事業年度からグループ一丸となって「SUPREME PROGRESS
40」(シュプリーム プログレス 40)に挑戦している。進化・前進を意味する“SUPREME PROGRESS”をベースに、第40期までに攻めの経営と骨太の企業・経営を達成しようという狙い。


PBN2007-11-12-04

「グレンジャー」だけの法人タクシー
環境性能、高級感が売り

 韓国・ヒュンダイの先進型LPG高級車、グレンジャーだけの法人タクシーが6月から、都内で走行している。広告業のエアーマジック(本社・東京、黒木一慶社長)がタクシー事業部として立ち上げ、10台のグレンジャーを保有して都内23区、武蔵野市、三鷹市で営業している。LPG車のランニングコストの良さに高級車のメリットが加わり、営業成績も上々のようだ。
 同社は当初からグレンジャー10台を購入。黒木社長は「(長時間乗る)乗務員のためにも差別化のためにも高級車タクシーをやりたかった。ちょうどグレンジャーが発売され、燃費の良さから選択した」という。グレンジャーのCO2削減効果は購入後に知ったが、「乗務員の中にはLPG車が環境にやさしいことを知っていて、乗客に話す者もいる」と、環境性能にも満足している。
 タクシー需要が多い都心部で営業していることや、グレンジャーや乗務員の接客態度を気に入った乗客からのリピート指名が寄与しているという。黒木社長は「次もグレンジャーを買いたい」と語っている。


PBN2007-11-12-05

“安全・安心なLPガス”の普及拡大を
19年度消費者保安推進大会
管理徹底し事故撲滅へ
院長表彰など47者が受賞

 「平成19年度消費者保安推進大会」(主催=LPガス安全委員会、後援=経済産業省)が10月25日、東京・千代田区の如水会館で開催され、自主保安、保安高度化活動を積極推進する事業者が表彰された。国民の安全・安心要求が高度化する中、まさに「事故防止対策なくして今後のLPガス業界の発展はない」(薦田康久原子力安全・保安院長)。受賞者の自主保安活動をモデルケースに、最近、今まで以上に注目されている期限管理も徹底しながら、事故の撲滅を図り“安全・安心なLPガス”の普及拡大に弾みをつけたい。


PBN2007-11-12-06

検証 期限切れ一掃への課題
設備管理は保安の初歩

 LPガス業界は、減少に転じないLPガス事故の撲滅に向け、改めて保安確保重視へ動き始めている。今年1〜6月の事故件数は118件、うち販売事業者に起因する事故は平成元年以降最多で、前年同期比23件増の36件と大幅に増加した。事故原因は調整器の劣化や埋設管の腐食など、販売事業者が日常的に注意してさえいれば防げるだけに、改めて期限管理、設備の維持管理の重要性が浮き彫りになっている。消費者保安推進大会で栄誉に輝いた受賞者は、いずれもこの期限管理を徹底してきた事業者にほかならない。


PBN2007-11-12-07

札幌で合展
安全とエコライフ発信
完全招待制 北ガスジェネと札幌アポロ

 北ガスジェネックス(本社・札幌市、濱多悟社長)と札幌アポロ石油(本社・札幌市、井門克郷社長)は3〜4日の2日間、札幌市のアクセスサッポロで「やっぱりガスだね!エコ&セーフティーフェア2007」を開いた。ガス・灯油の顧客への感謝還元、安全安心への取り組み、LPガスによるエコライフの提案・発信を目的としている。札幌地区の顧客を対象に完全招待制で行った。2日間の来場者数は1,600組。


PBN2007-11-12-08

エネクスHL東北
支援設備立ち上げを訓練
仙台市との協定に準拠 指定避難所で炊き出し

 伊藤忠エネクスホームライフ東北(本社・仙台市、飛鳥井貴社長)は地震などの災害時にLPガスやこんろ、鍋などお湯を沸かすための設備を指定避難所に提供することで仙台市と7月に協定を結んでいるが、4日、仙台市宮城野区の福住町公園で地域住民の行う防災訓練に参加し、実際に提供設備一式の搬送と設備の立ち上げ、お湯を沸かすまでの訓練を行った。


PBN2007-11-12-09

各地で展示会
消費者ニーズをつかめ
ゆとりの配置で接点強化

 秋の展示会シーズンが到来した。需要家との接点強化やガス需要促進、オール電化対策を狙い、近畿や四国各地でガス展や感謝祭が開催されている。今年の新たなトレンドは、ゆとりのある場内レイアウトに見直し滞留時間の増加を狙っていることと、需要家のオール電化ニーズをいち早く察知し転換を阻止するため、場内にオール電化コーナーを設けている事業者が増えたことにある。試行錯誤を繰り返しながら、時流に乗った展示会を開く事業者を取材した。


PBN2007-11-12-10

CP700ドル突破
小売転嫁必至の情勢
原料費調整制導入が増加 設備無償見直す声も

 11月のサウジCPがトン730j(プロパン)とついに700jを超え、年末から年明けにかけて小売価格への転嫁が必至の情勢となってきた。度重なる急騰に対し、原料高騰をある程度我慢し、耐え切れなくなって値上げするという従来の方法では経営への圧迫が大きいとして、CP変動に速やかに対応できる原料費調整制度を導入する事業者が増えている。さらに、従来からの商慣習である設備の“無償”提供についても、改めて見直すべきだとする声も強くなってきた。


PBN2007-11-12-11

「だからLPガス」販売事業者の熱い戦い
明日に挑戦する中国業界 広島支局開設40周年記念特集
 青い炎の挑戦――。LPガスは昭和30年代の胎動期、40年代の飛躍・発展期、50年代の安定成長期、60年代以降の成熟期を経て、国民生活の向上に大きな役割を果してきた。LPガス業界が産業として歩み始めてから50有余年。今では安定供給と保安の確保を中心に、環境対応(クリーン性)などが社会的にも評価され、消費者から愛され、選択されるエネルギーに成長した。今後も「環境に優しく災害に強い分散型エネルギー」として大きく育つことが期待される。しかし、エネルギー多様化時代を迎え、LPガス業界には様々な課題や提言、新たな要請が強まっていることも確か。電化対抗、保安重装備体制、経営の効率化、需要拡大、新技術への対応など多くの問題を抱えている。的確な戦略展開によって、「だからLPガス」と支持されることが大切だといえる。石油化学新聞社広島支局は開設40周年を迎えるに当たり「中国LPガス業界―明日への挑戦」をテーマに、改革の本舞台に挑戦する“中国の力”をクローズアップする。


PBN2007-11-12-12

仕事と暮らしの夢をカタチに
LPガスが広げる新世界

 中国地方はLPガスニュースの宝庫だ。近未来のLPガスの利用方法が幾つも発見できるのが中国業界の特徴の一つである。進取の技術・新商品をいち早く商売に取り入れ、地道に広報宣伝を行っている姿は業界人の心意気の一端だ。地域とともに生きるLPガス業界。様々な仕事や日常の暮らしに役立ててもらいたい一心から、新しい提案を通じて、人それぞれが抱く夢をカタチに近づけている。LPガスが広げる新世界を「クイックカップリング」「先進型LPG車」「親子クッキング」――の3題で取材した。


PBN2007-11-12-13

これがわが社のLPガス需要拡大策

 原料LPガスの仕入れ高など、コスト上昇による収益環境の悪化や自由化範囲の拡大に伴う電力を中心とした競合エネルギーの大攻勢が続き、LPガス業界を取り巻く環境は激しさを増している。石油化学新聞社広島支局では、中国地方の販売事業者にLPガス需要の創出に向けた販売施策とその取り組み、今後の経営課題と方針についてアンケートを実施。基本施策(方向性)や実践策を聞いた。