2008(H20)年1月1日(火曜) | |
第2759号(1/1・1/7合併号) |
新 年 特 集 号 (特別紙面構成でお届けしています) |
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第一部 LPガスの真価 * 世界遺産石見銀山と生きるLPガス * 2008年流通段階別の業界天気図 <トップランナー/勝利の方程式> * トップランナー・食育 * トップランナー・環境 * トップランナー・接点力 * トップランナー・NGP <独占企画「初場所・LPガス相撲番付」> <LPガス業界人・炎の万葉集> * 12月に「エルピーガス協会」発足 日連、全卸協、全スタ協が統合へ |
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第二部 次代の籏手・LPガス * 簡易ガス団地、燃料電池で夢広がる * 本紙予想/地域別LPガス業界の課題と展望 * 大胆予想/2008年どうなるサウジCP * 元売・メーカー各社の2008年重点政策 * 高値推移の輸入価格と原料費調整制度 * 好評シリーズ/業界版ヒット商品番付 * 独占企画「初場所・都市ガス相撲番付」 |
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第三部 環境の世紀・GHPの時代 * アイシン精機、更新・転換需要掘り起こしに邁進 * <新年特別座談会>ガス空調市場の課題と展望 * ルポ/躍動するLPガス(需要開拓の達人) * 環境時代の籏手GHP(出荷動向) * GHPメーカー各社の2008年販売戦略 |
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首 都 圏 版 | ||||||||||
地 方 版 | ||||||||||
住 設 供 給 機 器 / 新 技 術 | ||||||||||
GHPとコ・ジェネ版 | GHP出荷実績 19年第2四半期 過去データー掲載中 |
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<先 週 の 日 刊 プ ロ パ ン ・ ブ タ ン 情
報> 以下の見出しは日刊プロパン・ブタン情報からのものです。 日刊プロパン・ブタン情報についてはこちらから |
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ご希望の方に見本紙をお送り致します。 プロパン・ブタンニュースは昭和29年の創刊以来LPG業界とともに歩んでまいりました。 創刊より半世紀を経、創業時の基本理念に立ち戻るとともに新しい挑戦を続けて行きます。 LPガス業界で高い支持を頂いてるプロパン・ブタンニュースを読んでみませんか? e−mail もしくはファクシミリにてご連絡下さい。 |
2008(H20)年 | |
1月1日(火曜) | |
第2759号 | |
PBN2008-01-01-01 世界遺産 石見銀山と生きるLPガス 環境利用モデル「石州瓦」 岩谷直治氏生誕の地 島根中央マルヰが貢献 平成19年7月、島根県の石見銀山遺跡とその文化的景観が国連教育科学文化機関(ユネスコ)の世界遺産に登録された。当初の評価から2段階格上げという劇的な逆転登録の金字塔で、日本では14番目、アジアの産業遺産として初の世界遺産となった。逆転劇で、大田市観光協会長として東奔西走した島根中央マルヰ(本社・大田市)の石田弘行社長の存在を忘れてはならない。社員も総出で銀山町の清掃活動を続けている。大田は岩谷産業創業者、岩谷直治氏の生誕の地。氏の経営理念を守り、「地域に必要とされる企業」でありたい、と努力を続ける石田社長と社員たち。世界遺産の銀山町で、島根中央マルヰが供給するLPガスの環境利用モデルを、特産品「石州瓦」の製造工場に取材した。 PBN2008-01-01-02 2008年業界天気図 本紙予報 LPガス業界を取り巻く環境が厳しさを増している。原料費の高騰などによるコスト上昇・収益環境の悪化、自由化範囲の拡大に伴う電力・都市ガスを中心とした競合エネルギーの大攻勢、環境への対応、規制緩和の進展による業界内競争の激化など乗り越えなければならない課題は枚挙にいとまがない。さらに事業の根幹をなす保安関連では、一部の事業者にみられるコンプライアンス(法令順守)の欠如、不適切な調査点検・虚偽記載など様々な問題が一気に噴出し、長年培ってきた消費者信頼が大きく揺るぎ始めているのも事実。こうした受難の時代に、“チーム・LPガス”は、地域との絆を深め、生活者の期待以上の満足を提供しながら、どう新たなステージを創造するのか。幕開けした2008年は、ガス体エネルギー提案のプロとしてLPガス業界の真価が問われる正念場の年ともなる。 PBN2008-01-01-03 トップランナー・食育 業界挙げて一大運動に 2005年6月に「食育基本法」が成立した。食育では、子どもたちをはじめ、すべての国民が心身の健康を確保し、生涯にわたって生き生きと暮らすようにするためには、何よりも「食」が重要とした。ガス体エネルギー業界も炎を届ける立場から食育を提案する企業が増え、“ガスならではの炎の文化”を次代に伝える立場から、LPガス業界でも一大運動にまで発展している。 PBN2008-01-01-04 トップランナー・環境 温暖化防止に貢献 エネルギー業界にとって、最も重要な課題が地球温暖化対策。京都議定書に定められた温室効果ガスの削減は待ったなしの状況で、GHP、エコウィル、マイクコージェネのGHP3兄弟をはじめとした環境負荷の低減に貢献するガス機器の普及拡大は、LPガス業界の重大な責務である。「チーム・LPガス」が“ガスならできる”を合言葉に一致団結して環境対策に取り組む姿を追う。 トップランナー・接点力 自社特有の強みを発揮 激変の時代、自社のボジショニングを明確化して環境変化に俊敏に対応し、コア・コンピタンス経営(その企業特有の強み)を発揮する企業が勝ち残るといわれている。その起点となるのが「接点力の強化」「CS(顧客満足)経営」「スピード経営」など。接点力の強化は、フェース・ツー・フェースで消費者とのパイプを強固にしながら生涯顧客化を進めていくのが基本。顧客満足、CS経営、保安・サービス力の充実なども同様。エネルギー提案のプロが実践する数々のコミュニケーション(生活提案)に焦点を当てた。 トップランナー・NGP ウオータービジネスでガス外収益拡大 規制緩和の進展や仕入れ価格の高騰などの影響で各社の経営環境は非常に厳しく、かつてないほどに収益を圧迫している。こうした受難の時代、LPガス事業を核に、(LPガス事業を)補完するNGP(ガス外収益)の拡充を進める企業が目立つ。水の宅配事業などは代表的なケース。定期的な配送がともなう流通事業はLPガス業界の最も得意とする分野。夏場の慢性的な水不足や健康ブームの高まりなどを背景に、ウオータービジネスはますます拡大しそうだ。 PBN2008-01-01-05 祝 平成20年歌会始 100作品 LPガス業界人炎の万葉集 平成20年1月16日、新年歌会始が「火」をお題に皇居で開かれる。お題に「火」が登場するのは歌会始で初めてだ。果たして、平成の老若男女はどんな「火」を和歌に込めるのだろうか。 全国のオール電化攻勢は実に激しい。火を使わない家々、火の使い方を親からも兄弟からも学ばない子供たちが育ちつつある。それで良いのか。ここ数年、LPガス業界にはこんな疑問が巻き起こり、安全こんろをはじめ、クリーンLPガスを源にした温かな暮らしの提案活動が大きなウェーブとなっている。 LPガス業界にとって、今年の歌会始のお題は誠に喜ばしく、大きな応援歌になる。火のある暮らしは人類の原点。プロパン・ブタンニュースはチーム・マイナス6%運動に賛同し、LPG報道で「make it possible with Gas」を提唱し続けているが、この精神を旨に「LPガス業界人 炎の万葉集」を企画した。 昨年10月から短歌・俳句・川柳を公募したところ、選考委員会には全国各地から百を超える作品が届いた。業界人の心の底から湧き立つ思いを、日本古来の歌心、また洒落心を乗せて詠った味わい深い作品ばかりである。中には社内公募を行い、選考会を通過した秀作を本紙に投稿して下さった企業や団体もある。また、1人10作品も投稿して下さった熱心な方もいた。 掲載作品は、お題を「火」とし、「火」または火部の漢字(灯、炎、炙、炒、炊、焚、煙、煉、燃など)を使った未発表作品を条件とした。掲載作品は原則1人1作品としたが、複数作品の投稿者も多く、その場合には選考の上で1人3作品までを掲載することにした。掲載した作品は短歌・俳句・川柳を区分けせず、作品・作者を100作品に絞って順不同に並べた。作品には適度にルビもふった。ここに投稿いただいたすべての皆さまに感謝を申し上げる。 石油化学新聞社/プロパン・ブタンニュース編集局「平成20年LPガス業界人 炎の万葉集」選考委員会 PBN2008-01-01-06 今年12月 「エルピーガス協会」発足 日連、全卸協、全スタ協が統合 LPガス中央団体の日本LPガス連合会(川本宜彦会長)、全国LPガス卸売協会(牧野明次会長)、全国LPガススタンド協会(米田正幸会長)は昨年12月25日、東京・千代田区の経団連会館で、3団体のトップがそろって記者会見を開き、20年12月をメドに統合し、新団体「社団法人エルピーガス協会」(仮称)を創設すると発表した。エネルギー間競争の激化や原料価格の高騰、保安問題など業界の経営環境に厳しさが増す中、流通3団体は、統合によるシングルボイス化、販売促進活動の強化などを実現し、局面の打開を図る。正式には、5〜6月に開催される各団体の総会で決定する。 PBN2008-01-01-07 簡ガス団地、燃料電池で夢広がる ENEOS ECO LP−1 新日石 30台の集中設置に成功 新日本石油(本社・東京、西尾進路社長)は、愛媛県今治市の簡易ガス団地「夢が丘団地」に、LPガス仕様1kw級家庭用燃料電池「ENEOS ECO LP−1」30台の集中設置に成功した。簡易ガス団地への燃料電池の導入は日本初。同社は昨年11月9日に現地で完成式を開き、自宅に取り付けた燃料電池から生まれる、いわば手作り電気を使って上手に暮らす、新しい生活スタイルの提案開始を内外に宣言した。 PBN2008-01-01-08 ブロック市場の課題と展望 省エネ特性、災害対応力…どう訴求 CP1,000j時代の到来すら予見される未曽有の仕入れ高騰。そんなアゲンストの風の中で、LPガス業界は電化という巨大な敵と闘わなければならない。エコジョーズや安心こんろなどの最新鋭ガス機器を武器に、環境に優しく災害時にも強いというLPガスメリットをどう訴求していくかが大きな課題となっている。全国各ブロックの動向を総括する。 PBN2008-01-01-09 2008年どうなるサウジCP 大胆予想 石油化学新聞社/プロパン・ブタンニュースは2008年の年頭に当たって、LPガス主要元売10社の首脳に今年のLPガス市況、特に世界のLPガス価格指標であるサウジCP(コントラクトプライス=LPガスFOB価格)を中心に予想を聞いた。その結果、今年のCPは過去3年の上げ足が原油相場の動きに照らして、まだ緩まる環境にないとの見方が大勢を占めている。数値予想範囲ではアストモスエネルギーの児玉宣夫社長が「550〜750j」と200j幅、丸紅ガスエナジーの玉置肇社長が「700j前後」、三井液化ガスの佐藤雅一社長が「600〜900j」の300j幅を、具体的に示している。サウジアラムコのCP制は1994年10月に採用され、14年目に入る。サウジアラビアのLPガスFOB価格史において、これほど長く続いた公示価格はない。その点について、長年世界のLPガス価格をウオッチしている専門誌、アーガス・メディア・リミテッド日本代表の三田真己氏に「LPガス価格の新潮流」と題して、世界のLPガス市場に何が起こっているのか、分析してもらった。 PBN2008-01-01-10 明日のLPガス業界を照らす 08戦略 石油化学新聞社/プロパン・ブタンニュースは2008年のグループ戦略について、LPガス元売会社10社のトップ10人に聞いた。3年連続で過去最高値記録を更新したサウジCP。それによって国内のLPガス需要はナフサ代替で旺盛な需要がある石油化学原料用を除けば、全体として振るわないのが現状だ。家庭業務用や自動車用を中心に生きているLPガス業界。再三にわたる元売からの仕切り価格の値上げ改定に対し、系列の特約店、小売店は流通価格のめまぐるしい改定作業に追われ、本来あるべき需要開拓や保安確保のための業務に集中できないのが現状ではないか。元売10社のトップには08年のサウジCP予想も聞いた(21面参照)が、07年並みの高値予想が大勢である。じわじわとシェアを高めるオール電化住宅の動きも不気味だ。明日のLPガス業界の指針を示すべき立場にある元売10社。各社トップはグループの船を、どこへ向かってどんなスピードで動かそうとしているのか。需要開拓策、電化対抗策、保安高度化策、コンプライアンス対応策など、具体策を聞いた。また、参考として日協ビジョンを掲載した。 PBN2008-01-01-11 更新・転換需要堀り起こしに邁進 アイシン精機 アイシン精機は08年、室外機連結タイプの「まとマルチ」と既設冷媒配管を再利用するリニューアル対応GHPの拡販に力を注ぐ。まとマルチは施工費、ランニングコスト、設備更新費用を総合的に削減することから、着実に販売実績を伸ばしている。一方、配管再利用システムは、アイシンが空調業界に先駆け販売した商品で、豊富な実績を背景に高い信頼を得ている。リニューアル市場に向けた提案手法を改善し、ガス会社とともにEHPからGHP、GHPからGHPの買い替え需要の掘り起こしに邁進する考えだ。 PBN2008-01-01-12 製販一体で復権の年に GHP新春座談会 高効率・災害対応力を生かせ 石油化学新聞社は昨年12月7日、東京・日本橋茅場町の鉄鋼会館で「GHP新春座談会」を開き、出荷台数の低迷を打開し、いかに需要を拡大していくかを議論した。出席者はガス事業者3人、GHPメーカー4人。席上、ガス事業者サイドからはサウジCPの高騰やオール電化攻勢の高まりという逆風の中で、「CO2削減」や「災害対応」をキーワードに成功を勝ち取った力強い事例が報告された。メーカーサイドからは、機械の性能や発電機能などの付加価値の向上やメンテナンス制度の開発など新たな方針が示された。GHPの真の実力を幅広いユーザーに訴求し、潜在需要の大きいリニューアル市場を獲得していくことが最重要課題であることに加え、柏崎刈羽原発が停止するなか、GHPの電力ピークカットに対する貢献の高さを改めて確認する場となった。2008年、製販一体となってGHPが再び盛り返し、空調市場を席巻する準備は整った。 PBN2008-01-01-13 ルポ・炎の達人 ストック市場に活路を見出せ! LPガス事業は、需要の創造が生命線だ。しかし、需要を創造するための市場環境は厳しい。耐震偽装に端を発した建築基準法の改正と建築確認申請強化による新設住宅の低迷、仕入れコストの高騰、そして電化攻勢、製品安全問題と、ガス化を阻む障壁が販売業界に立ちはだかっている。だが、活路はある。省エネへの意識が社会に浸透し始め、LPガスのクリーン性が見直されてきた。新設住宅の着工が進まない一方で、業界には優良なストック市場が十分に残されている。団塊世代をターゲットにした“団塊リフォーム”や“築5年後の電化切り替え”も、これからが本番。逆風下で着実に実績を上げる事業者、ガス化促進のモデルたる「炎の達人」たちをルポした。 |
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