2008(H20)年4月7日(月曜)
    第2772号
総 合 面
首 都 圏 版
地 方 版
<兵庫県特集>
住 設 供 給 機 器 / 新 技 術
  • 中国工業・宇根会長が回顧録「オレでもどうにか社長がつとまった」出版
  • LPG内燃機関工業会、LPG車改造を推進へ
GHPとコ・ジェネ版 GHP出荷実績
19年第3四半期
過去データー掲載中
第13回GHP販売事例論文コンテスト
受賞者一覧はこちら
先 週 の 日 刊 プ ロ パ ン ・ ブ タ ン 情 報>
以下の見出しは日刊プロパン・ブタン情報からのものです
日刊プロパン・ブタン情報についてはこちらから
  • 3月31日(月)
    * 向こう5年のLPガス需要、厳しい内需環境で家庭業務用や自動車はマイナスに
    * 岩谷産業とオリコ、省エネ改築にローンサービス
  • 4月1日(火)
    * 保安院、保安機関に業務責任者制度など保安規制強化へ
    * 2月CIF確報、電力用除く総合計トン94,548円
  • 4月2日(水)
    * ヒュンダイがLPG車をハイブリッド化、2009年に発売へ
    * 福田首相が答弁書、ヒートポンプ技術の企画統一「考えていない」
  • 4月3日(木)
    * 4月CP、プロパン805ドル、ブタン815ドルに下落
    * TOKAIアクア焼津工場が稼動、24年度23万件獲得へ
  • 4月4日(金)
    * 三井丸紅液化ガスがスタート、輸入量2位、販売量3位
    * 「よき企業人である前によき社会人たれ」元売各社が入社式
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    創刊より半世紀を経、創業時の基本理念に立ち戻るとともに新しい挑戦を続けて行きます。
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2008(H20)年
月7日(月曜)
第2772号

PBN2008-04-07-01


三井丸紅液化ガス
「地球を守り共に繁栄」
経営理念掲げ出帆

 三井液化ガスと丸紅ガスエナジーが合併し、輸入量シェアで国内2位、販売量シェアで3位のLPガス元売企業「三井丸紅液化ガス株式会社」が、4月1日に誕生した。経営理念を「地球を守り共に繁栄する」と制定し、同社や特約店、特約店傘下の販売店、一般消費者までを含んだ繁栄を目指す。業界がエネルギー多角化を進める中、同社の理念は創業時の原点を見つめ直すように専業会社らしくLPガス供給に軸足を置くことを明確にしている。


PBN2008-04-07-02

気苦労ひと月先まで
暫定税率期限切れ
収益悪化、広がる心配
LPガス業界 72%がSS兼業

 3月31日にガソリン税の暫定税率が期限切れになって、4月1日から全国の給油所(SS)が価格対応に追われている。LPガス販売事業者の71.7%(資源エネルギ ー庁平成18年度調査)がSS、灯油販売を兼業しているが、LPガス系でも課税在庫分の処理を勘案した上で、期限切れ後にはユーザー、地域の実勢を考慮して暫定税率分の値下げに踏み切ったSSが多い。
 エネ庁の調査によると、LPガス販売事業者の売上比率はLPガス部門43.7%が最高で、次点がSS部門22.6%。暫定税率問題はLPガスの仕入れ高を含めて、零細経営のLPガス事業者の収益悪化を拡大させる心配をはらんでいる。
 函館市では仕入れ高も加味して、レギュラーガソリン価格を、池見石油店、前側石油が20〜22円の下げ。小樽市の川辺石油も同レベルの下げ。池見の石塚大社長室長は「セルフで115円80銭の値段が出て、これに引きずられる形で安値が出現している。札幌市などと比べて、函館は一番安いのではないか」と話す。札幌の新北光石油は20円前後下げ、釧路市の三ツ輪商会は25円、網走市の網走アポロ石油は22円のそれぞれ下げに踏み切った。



PBN2008-04-07-03

800ドル台を維持
4月CP 小幅値下げも

 サウジアラビア国営石油会社、サウジアラムコが3月31日に輸入各社に通告してきた4月積みのCP(コントラクトプライス=LPガスFOB価格)は、プロパンがトン当たり前月比1ドルドル下落の805ドル、ブタンが同10ドル下落の815ドルとなった。昨年12月に初めて80ドルjを突破して以来、CPの乱高下は続いており、今年1〜4月の平均はプロパン823.75ドル、ブタン830ドルで、依然として前年と比べて300ドル以上の高値となっている。


PBN2008-04-07-04

TOKAI
「アクア焼津工場」が稼働
生産能力年200万本 水利用客23万件開拓へ

 TOKAIグループ(藤原明会長)のアクア事業初の生産拠点として、静岡県焼津市の東海ガス(西郷正男社長)本社敷地内に建設を進めていた「TOKAIアクア焼津工場」が完成、3月31日に竣工神事とプラントの起動式、施設見学会が行われた。
 完成したアクア焼津工場は、東海ガス本社総敷地面積約7,668平方mのうち4,576平方bを占有。約527平方mのプラントを含め約1,384平方mの建屋にストックヤード機能と50トンタンク2基を完備し、生産能力は1時間当たり1,000本、最大で年間200万本と国内最大規模の能力。総工費は7億円で、東海ガスが運営する。地域共生を視野に入れた環境工場として、周辺の緑化にも注力した。
 1リットル中にバナジウム150マイクログラムを含有する「朝霧のしずく」の生産拠点として、富士宮市朝霧の原水(朝霧乳業所有)を13.5トン積みローリーでピストン輸送し、加熱殺菌・回収ボトルの洗浄、ボトル詰めなど出荷までの一連の工程に対応する。



PBN2008-04-07-05

自力で“電化対抗”へ
福島Gライン、活動を小休止

 福島Gライン研究会が活動を「小休止」する。Gラインの活動のうち、ガスのPRなどの実働部隊は福島県LPガス協会県北支部(小林賢二支部長)の青年部の会員などが担ってきたが、メンバーが電化対抗の活動で独り立ちできるとの判断からだ。今後、支部では、青年部などが電化対抗活動をリードしながら、個々の事業者が自律的に行動する“対電化戦線”を目指していく。


PBN2008-04-07-06

名張近鉄ガス
ガス体感展示カーを導入
地域の祭りなど年58回出動予定 床暖やミストをPR

 名張近鉄ガス(本社・名張市、閑納眞一社長)は、同社のミニガス展施策の強化・充実を図り、オリジナルのガス体感展示カー「おでかけDLIPA号」を導入、1日、社員に公開した。今回の導入で、機動力がアップし、「各地きめ細かく開いているミニガス展を、さらに充実させ、効率的に開いていきたい」(閑納社長)としている。


PBN2008-04-07-07

広ガスプロパン
3年後、10万トン販売達成へ
八木社長 創立39年式典で方針

 広島ガスプロパン(本社・広島市、八木忠士社長)は3月17日、広島LPG物流センタービルで創立39周年記念式典を開いた。八木社長ら幹部と永年勤続者表彰受賞者ら関係者が出席した。八木社長はあいさつで、3年後にLPガス年間販売量10万dの達成可能性を示したうえで、体制の整備やグループ再編などによる合理化・効率化のさらなる推進を表明、「グループの総力を挙げてエネルギー間競争に立ち向かおう」と呼びかけた。


PBN2008-04-07-08

長崎県協
Siコンロ9台を寄贈
東長崎中に 食育活動本格化

 長崎県LPガス協会(田中善一郎会長)は長崎市立東長崎中学校(溝上淳二校長、生徒数765人)にSiセンサーコンロ9台を寄贈した。長崎県協は、これを皮切りに「食育プロジェクト」をスタート。3月31日、東長崎中で開かれた贈呈式で、田中会長は「当協会は未来を担う子供たちにガラストップこんろの良さを体感で伝える食育プロジェクトに着手した。これからも社会貢献やボランティアを積極的に行っていく」と述べた。


PBN2008-04-07-09

災害時供給協定
全20支部、締結を完了
京都府協 15市12町1村と

 京都府LPガス協会(小澤八十二会長)は支部ごとに自治体と「災害時におけるLPガス供給に関する協定」を締結する活動を展開してきたが、このほど全20支部で締結が完了した。「災害に強いLPガス」という位置付けを行政と地域住民にアピールする運動が、当面の目標を達成した。


PBN2008-04-07-10

兵庫県特集
競エネ対抗へ機器販売を強化
18年度販売量
60万トンの大台達成
家業用堅調 工業用は前年比2倍

 LPガス業界は大きな変革期を迎えている。LPガス輸入価格の高騰、電力・都市ガスとの競合、保安の高度化など過去に経験したことのない厳しい経営環境にある。この状況下でLPガス業界が今後も生き残り発展していくためには、業務の合理化・効率化を推進して保安・サービスの向上を図る一方、ガス機器の販売を強化して競合エネルギーに対抗できる体制を構築する必要がある。兵庫県LPガス防災協会(須國廣会長)はこうした経営環境を打開するため、4年ぶりに中央集約型の「ガスエネルギー展2008」を開く。省エネ給湯器の決定版・エコジョーズをはじめ床暖房システム、Siセンサーコンロなど最新のガス機器や保安機器を一堂に展示する。今まさに業界が一丸となって地球環境に優しく、クリーンで災害に強いLPガスの安全性や利便性を消費者にアピールし、誰からも愛される業界づくりに取り組まなければならない。プロパン・ブタンニュースは新流通マップシリーズを全国展開しているが、今回は兵庫県市場に的を絞り、県業界の現状と取り組みを伝える。
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