2008(H20)年4月21日(月曜)
    第2774号
総 合 面
首 都 圏 版
地 方 版
住 設 供 給 機 器 / 新 技 術
GHPとコ・ジェネ版 GHP出荷実績
19年第4四半期
過去データー掲載中
第13回GHP販売事例論文コンテスト
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先 週 の 日 刊 プ ロ パ ン ・ ブ タ ン 情 報>
以下の見出しは日刊プロパン・ブタン情報からのものです
日刊プロパン・ブタン情報についてはこちらから
  • 4月14日(月)
    * コスモ石油ガス、CO2削減活動を積極展開へ
    * 石油天然ガス機構、理事長に河野博文元エネ庁長官
  • 4月15日(火)
    * マルエイが新中計、エネルギーと快適生活提案で幸せ社会を創造
    * カメイ、コールセンターを設置し迅速対応
  • 4月16日(水)
    * 保安院全国調査、質量販売で違法24%
    * 政府、環境モデル都市を募集
  • 4月17日(木)
    * 経済産業省19年度住宅CS調査、購入前にキッチン機能やデザイン重視
    * 適正報告でLPガス以外もガス事故件数急増
  • 4月18日(金)
    * 日協がLPガス供給量試算、不動のポジション確保
    * 日団協、高効率給湯器の補助金公募開始
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2008(H20)年
月21日(月曜)
第2774号

PBN2008-04-21-01

2030年度供給量
一次エネの4%前後
日協が試算 LPガスには安定感

 日本LPガス協会(石黒俊雄会長)はこのほど、2020、30年度の中長期LPガス供給量試算をまとめ、公表した。それによると、国内生産量と輸入量を合わせたLPガス供給量は20年度には1,768万d(一次エネルギーシェア4.14%)〜1,912万d(3.86%)、また30年度には1,722万d(4.30%)〜1,907万d(3.66%)の範囲と想定、一次エネシェアで4%前後を確保する見通しだ。かつて一次エネの50%以上を占めた石油が35%程度のシェアに激減し、LPガスと同じクリーンエネルギーの位置づけのある天然ガスも15%程度の横ばい見通しが示されているが、日協の試算はLPガスの安定感、将来性を明らかにしたといえる。


PBN2008-04-21-02

埼玉の幼稚園
LPGバス3台を導入
自然の中で伸び伸びと エクペが提案

 「現実的な低公害車」であるLPG車の新たなユーザーとして、自動車教習所と並んで保育園、幼稚園など教育機関が注目されるなか、埼玉県狭山市の私立幼稚園「狭山けやき幼稚園」(佐藤信男園長)は5日、園児を送迎するための幼稚園バスとして、LPGバスのトヨタ・コースターを3台導入した。同園は当初、CNGバスの購入を考えており、LPGバスを薦めたエネクスクリーンパワーエナジー(エクペ、本社・東京都江東区、古田洋二社長)の提案活動が奏功した格好。同園とともに保護者からの評判もよく、LPGバスという新市場の可能性を十分に示していると言えそうだ。


PBN2008-04-21-03

入間ガス
三井アウトレットパーク入間
GHPで快適空調演出
室外機は169台(3647馬力)

 10日、埼玉県入間市に「三井アウトレットパーク入間」がグランドオープンした。敷地面積約8万6,000平方b、店舗面積約3万2000平方b、店舗数204店(うちアウトレットは181店)と三井不動産が手がけるアウトレットパークでは国内最大級となる。このアウトレットパークには入間ガス(本社・入間市、中澤孝芳社長)がGHP169台、3,647馬力を設置、パーク内の快適な空調を支えている。


PBN2008-04-21-04

災害支援
全県体制構築へ
全卸協宮城 9月メドに大枠策定

 全国LPガス卸売協会宮城県支部(清本悦男支部長)は、地震などの大きな災害が発生した際に避難所などにLPガスや燃焼器具を提供する災害時支援体制を、全県的に構築しようと検討を開始した。協定締結に向け各地の自治体と協議を行うなどして、9月頃までに大枠を固めたい方針だ。


PBN2008-04-21-05

大同ガス産業
「カーボンゼロクラブ」スタート
需要家と共にCO2削減
カーボンオフセット活動 エネ企業では全国初

 大同ガス産業(本社・高松市、楠本浩一社長)は5月から、カーボンオフセットを利用したCO2排出権付きLPガスを提供するサービス「大同カーボンゼロ倶楽部」を開始する。CO2削減のために、カーボンオフセット活動に取り組むのは、国内のエネルギー企業として全国で初めて。


PBN2008-04-21-06

積水ハウス
CO2オフ住宅を発売
普及へ ガス業界にも協力要請

 積水ハウス(本社・大阪市、和田勇社長)は3日、環境性能を極めた「CO2オフ住宅」を発売した。エネルギー消費に伴うCO2排出量と、燃料電池と太陽光発電の発電により削減される発電所のCO2排出量をバランスさせることで、理論上のCO2排出量を差し引きほぼゼロにする画期的な商品。同社では、普及へ向け都市ガスやLPガス事業者に協力を求めていく考えだ。燃料電池普及を目指すLPガス業界にとっても、注目される取り組みである。


PBN2008-04-21-07

岐阜県協
ラジオCMが日連コンテスト優秀賞
世界に通じる“炎の食文化”
地元テレビも報道、話題に

 日本LPガス連合会が3月末発表した「広報活動コンテスト」で、岐阜県LPガス協会(井宏康会長)のラジオCM「世界の暮らしを支える炎の食文化」が優秀賞を獲得した。これを地元の民放テレビ局が15日放送した情報番組で取り上げ、話題を呼んでいる。番組は「トレびあん」(テレビ愛知)で、主婦向けに役立つニュースや情報を毎週月〜金曜日に放送している。女性キャスターが同ラジオCMを紹介したあと、「太古の昔から育まれてきた炎の食文化。これからも、炎と上手に付き合っていきたいですね」と結んだ。


PBN2008-04-21-08

LPガス発電機を導入
広ガスプロパン工業 災害時に迅速対応

 地震、台風など自然災害で問題となるのが電源の確保。特に24時間集中監視システムなどを備えた保安センターでは、停電や電話不通を回避する速やかな暫定的復旧が求められるが、広島ガスプロパングループの広島ガスプロパン工業(本社・広島県海田町、末光邦男社長)はこのほど、保安センターの緊急時対応用として、LPガスを使用燃料とする10`ボルトアンペア発電機を導入した。


PBN2008-04-21-09

吉村アクティブ
全社員で一斉点検
年に7日の“保安デー” 継続20年、顧客防衛に力

 吉村アクティブ産業(本社・福岡市、佐伯忠幸社長)は簡易ガス団地への法定点検を全社員参加の一斉方式で行い、保安確保や顧客との接点強化を図っている。佐伯社長は「当社は一斉点検日を“保安デー”と銘打ち、10年以上続けてきた。全社挙げて取り組むことで保安意識の高揚につながっている」と話している。
 同社は年に7日間、在宅率が比較的高い土曜日を「保安デー」と定めている。主に大型の簡易ガス団地を対象に、女性事務員を含めた全社員を現場に投入し、丸1日かけて保安点検を行う。1人当たり約10件を担当する。



PBN2008-04-21-10

活火山
電化離脱の実態は?

○…昨年来、調査会社による「06年度、九州管内で約9,000件のオール電化ユーザーが離脱した」という報告データが業界内で話題となり、最近ではこの内容を盛り込んだ提案マニュアルも登場した。実態はどうなのか。九州電力に問い合わせてみた。
 九電は「オール電化からの離脱件数に関するデータを当社では把握しておらず、オフィシャルの数字ではない。だからデータが正しいのか間違っているのか、どちらともいえない」と煮え切らない答え。「離脱ユーザーの内訳は、都市ガスかLPガスに替わった、家屋の取り壊しなどが想定されるが、電化住宅が台頭してからの年数を考えると常識的にみてこれだけ多くのユーザーが離脱したとは考えにくい」と否定も肯定もしなかった。
 これを鵜呑みにするのも考えものだが、一方で9,000件という数字だけが一人歩きしているとの指摘もある。業界とユーザー双方にインパクトのあるデータだけに、転換事例を調査するなど実態を慎重に検証したうえで活用していく姿勢が求められる。


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