2008年9月29日(月曜) | |
第2796(平成20年) |
総 合 面 |
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首 都 圏 版 | ||||||||
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地 方 版 | ||||||||
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<秋季特集号>事業発展の生命線「環境・進化」 | ||||||||
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住 設 供 給 機 器 / 新 技 術 | ||||||||
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<先 週 の 日 刊 プ ロ パ ン ・ ブ タ ン 情
報> 以下の見出しは日刊プロパン・ブタン情報からのものです。 日刊プロパン・ブタン情報についてはこちらから |
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2008(H20)年 | |
9月29日(月曜) | |
第2796号 | |
PBN2008-09-29-01 新日石 トン1500〜2000円価格是正 基地維持費や再投資へ 特約店に要請 新日本石油は数十億円から数百億円の維持経費が必要なLPガス輸入基地の再投資を実現するため、特約店にトン当たり1,500〜2,000円の値上げ是正を要請している。1962年の稼働から46年が経過した川崎輸入基地では初の開放検査の実施を計画しているほか、川崎以外にも運営継続のための投資が必要な輸入基地がある。新日石は基地建て替え計画も念頭に置いて、価格是正に理解を求めている。 PBN2008-09-29-02 豪で年160万tLPG生産へ 日本向け輸出検討 国際石油開発帝石ホールディングスは26日、早ければ2014年にもオーストラリアでLNGプロジェクト随伴のLPガスを年間160万d生産し、日本向けに輸出を検討していることを明らかにした。 子会社のインペックス西豪州ブラウズ石油がパートナーのトタールと共同で、イクシスプロジェクトのLNGプラント建設予定地をオーストラリア北部のダーウィン近郊とすることを決定したもの。2009年末〜10年初には最終投資を決め、2014〜15年のできるだけ早い時期に生産開始を目指す。 PBN2008-09-29-03 リンナイ東北 女性による女性の研修 「デリシアマイスター」 機器販売ノウハウ学ぶ リンナイ東北支社(冨田真令支社長)は、ガスこんろの魅力を伝える役目は女性の方が適しているとして、16日と19日、仙台市の同支社研修室に販売事業者の女性社員を集めて「デリシアマイスター研修」を行った。ガス機器販売に向け、販売事業者の女性社員の戦力化を支援するのが狙いだ。今後継続的に開いていく方針で、事業者先に出向いての研修も実施していく。 PBN2008-09-29-04 なにわ短信 業界用語は通じるか ▽…LPガス業界紙の記者になる前は知らなかった言葉がたくさんある。例えば「ビルトインこんろ」。「システムキッチンと一体になっているこんろ」と聞いて納得した。 例えば「住設機器」。初めて聞いたときは「何それ、ブルドーザーとかクレーンのこと?」と思った。この業界に入らなければ一生使わなかった可能性が高い言葉だ。「給湯器」と「湯沸器」の違いも知らなかった。業界外の友人は今も両者の違いを知らない。 それから「水回り」。「台所、浴室、洗面所、トイレ」はそれぞれ別の機能を持っており、全く異なる生活シーンで使う場所。ひとくくりにする共通性があるとは思ってもみなかった。 自分がものを知らなかっただけなのだろうか。むしろ業界人でなければこれらの言葉を知らない可能性が高いとみるべきではないか。チラシに何気なく使う言葉が相手に通じるかどうかを改めてチェックする。通じにくいなら説明の一文を入れる。顧客目線とはそんなところから始まるのかもしれない。 PBN2008-09-29-05 簡ガス向け選択約款 適用範囲5団地に拡大 西部ガスエネ 暖房需要増進へ 西部ガスエネルギー(本社・福岡県粕屋町、遠藤恭介社長)は12月から、昨年打ち出した簡易ガス団地向け選択約款「分け得プラン」の対象団地を拡大する。昨年始めた2団地に宗像営業所管内の3団地を加えた計5団地で、条件を満たした顧客に12〜4月の冬季限定で適用し、暖房提案に弾みをつける。 PBN2008-09-29-06 「厳重注意」 事業者名・内容を公表 九州保安監督部、基準見直し 九州産業保安監督部は22日に福岡市で開いたLPガス保安担当者連絡会で、立ち入り検査の処分や公表基準を見直すことを明らかにした。今年度以降、「厳重注意」以上の指摘・処分を行った場合、事業者名や指摘内容を公表、プレス発表する方針。 PBN2008-09-29-07 コージェネ補助 豊田自動織機の研修所に 日団協 今期交付第2号を決定 日本LPガス団体協議会(久内幸二郎会長)は、豊田自動織機(本社・刈谷市、豊田鐵郎社長)が約40億円をかけて愛知県幡豆町に新設する研修施設向けに申請していた「10`h超コージェネ補助」を12日付で交付すると決定した。今年度の交付決定は埼玉県川越市の医療法人瑞穂会・城南中央病院に続く2件目。 PBN2008-09-29-08 構造改善・地殻変動 企業編 事業発展の生命線―環境対応・進化 ダーウィンは『進化論』の中で、環境に適応したものが生き残ると唱えている。エネルギー大変革期のなかで、LPガス業界が今後も明るさに満ちてダイナミックに発展していくためには、従来にも増して環境に適応する能力を高めるとともに、カスタマー・サテスファクション(顧客満足)を軸にしたソリューション企業への成長が求められる。ここでどれだけ努力を傾注するかによって、LPガス列島の拡充・推進が実現するともいえる。すでに各地では、激変の時代を生き抜くマーケティング活動が加速し、従来の枠組みでは想像もつかなかった企業同士が、護送船団方式との決別や勝ち組を目指した業務提携、企業連合を形成するなど、川上から川下までの各段階で、次代へのアプローチ策が着々と進展している。地殻変動・構造改革をクローズアップし、事業発展の生命線である「環境・進化」を追う。 PBN2008-09-29-09 急騰から下落へ、需給変化の潮目到来 LPガス市況 サブプライムローン問題に端を発した米国経済の混乱を最小限に抑え、世界経済の安定化を目指した先進各国の協調的な金融政策が打ち出されている。うなぎ登りの原油先物市況は投機資金の引き揚げ、米国内の石油需要の低迷などを原因に下落し、その影響で急騰を続けてきたLPガス市況も指標FOB価格のサウジCPが7月のプロパン905j、ブタン950jをピークに8月以降下げに転じた。北半球では需要期を迎え、不透明さがあるものの、石化用ナフサ代替ブタン需要の底堅さに対し、プロパン需給の緩和が続いている。民生用プロパン需要が多いわが国にとって、これが民生用需要の下支えから復活に転じる好材料になっていくと期待がある一方で、急激な価格下落は市場の混乱を高めるとの見方も錯綜している。しかし、LPガス需給は変化の潮目が到来していることは間違いないようだ。 |