2008年10月20日(月曜) | |
第2799(平成20年) |
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特集記事 <第21回WLPGソウル大会と韓国ガスエネルギー事情調査団報告> |
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住 設 供 給 機 器 / 新 技 術 | ||||||||
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GHPとコ・ジェネ版 | GHP出荷実績 H20年第二四半期 |
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<先 週 の 日 刊 プ ロ パ ン ・ ブ タ ン 情
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2008(H20)年 | |
10月20日(月曜) | |
第2799号 | |
PBN2008-10-20-01 購入電力 大阪でCDM制度セミナー 排出係数に質問集中 全電源平均 実態に即さず不適切と 大阪の環境産業振興センターは10日、ビオトープ・プラザで経済産業省産業技術環境局大臣官房参事官付市場メカニズム係長・辻上和也氏を講師に「国内クレジット(CDM=クリーン・デベロップメント・メカニズム)制度」のセミナーを開いた。セミナーには大阪ガス、関電、LPガス会社、ヤンマーエルギーシステム、GHPコンソーシアムなど約100人が出席した。経済産業省は9月8日に行った同制度の第12回検討会で購入電力の炭素排出係数を全電源平均と決め、国内CDM制度の排出量クレジットを扱う国内統合市場の試行をこの10月にも開始すると発表した。併せてこれについてパブリック・コメントを求めた。本セミナーの質疑も第12回検討会後のパブリック・コメントでも購入電力のCO2排出量算定方法案に対する批判と質疑が集中した。 PBN2008-10-20-02 公取委 九電に排除命令 オール電化パンフ 景表法違反で オール電化住宅がガス併用住宅と比べ「1年間で約10万円お得」――などと記載した消費者向けパンフレットが景品表示法違反(有利誤認)にあたるとして、公正取引委員会は15日、九州電力に対し排除命令を行った。公取委の電力会社への排除命令は初めて。 問題となったパンフは20万部発行。うち、18万部を19年10月から20年8月にかけ九電の営業所やショールームで一般消費者に配布された。パンフに挟み込んだリーフレットで、オール電化にすれば都市ガス併用に比べ「1年間で約10万円もおトク!」、さらにオール電化住宅を新築する場合、「オール電化住宅ローン」の利用で「30年で約350万円も節約になります!」――と光熱費削減効果をクローズアップした。 一方、IHクッキングヒーターやエコキュートの購入費・設置工事費、買い替え費用に関する記載が無かった。 機器費用に関する説明が抜け落ちている点について九電は「以前のパンフではオール電化住宅の初期費用はガス併用に比べ約60万円割高になると明示していた。これを削除したのは機器の販売価格が販売店によって異なるから」と説明しているが、公取委はこうした表示が消費者の誤解を招くと判断。景品表示法第4条第1項第2号(有利誤認)の規定に違反しているとし排除命令に踏み切った。 PBN2008-10-20-03 電化超え「新潮流」へ 神奈川三愛ガス会 473人集め公開セミナー 主催者を代表してあいさつした金田凖・三愛石油社長は「新潮流という、言わば従来の事業とは異なる視点でビジネスに臨む姿勢は、当社でも石油事業で模索している。私が三愛石油に入社して一番勉強になったのは、自動車販売に携わったこと。ここでの経験が、組織のあり方や改革の基本などの面で大いに役立った。業界で重要なのは、消費者ニーズに合った提案である。今日のセミナーを事業に少しでも役立ててくれればありがたい」と述べた。 第1回と今回のセミナーを総括した牧野・神奈川三愛ガス会会長は「ガスにこだわるのか、電気にこだわるのか、それともお客さまの事柄にこだわるのかなど、何にこだわるかがポイント。電力、ガス両陣営の体力は約10対1であり、まともに戦う相手ではない。だとすれば、電化を超えた新潮流をもって戦うべき。来年には新潮流が当たり前となる」と指摘した。 PBN2008-10-20-04 低炭素社会のクリーンエネ 第21回WLPGFソウル大会と韓国ガスエネルギー事情調査団 報告 高価格・環境対応策探る 48カ国から600人が参集 フォーラム・GTC 第21回WLPGFソウル大会(世界LPガス協会主催)は「LPガス−低炭素社会のためのクリーンエネルギー」をテーマに9月24〜26日、ソウル市のCOEXコンベンションセンターで開かれた。世界四18カ国から約600人が一堂に会し、日本からは約80人が参加した。 基調講演は、韓国知識経済省のリー・ユンホ次官「韓国の中長期的なエネルギー政策」、世界銀行シニア気候変動スペシャリストのイアン・ノーブル氏「気候変動への挑戦と機会」、現代自動車社長のヒュン・スン・リー氏「21世紀の自動車」、韓国環境研究所理事のクワンキュー・クワン氏「LPガス−地球温暖化対策として」の4つ。 フォーラムセッションは@世界のLPG情勢A地球温暖化との戦いBアジアでのLPガスの機会C効率化操業に向けてD改革、そして変化――のテーマ別に21点の発表があった。 24日の最後には「高価格時代のLPガス」をテーマにラウンド・テーブル・ディスカッションが行われ、日本から粉間(うるま)正孝・昭石ホームガス社長が参加した。粉間氏は日本のLPガス業界の概況を紹介し、「ここ5年間、LPガス価格が急騰している。企業は定期的にユーザーを訪問し信頼関係を図ると同時に、社員教育にも力を入れている。日本には2万社を超えるリテーラーがあり、生き残りを図っている。家庭用顧客へのソリューションを提案していく」などと述べた。また、セッション5では、荒畑誠・三井丸紅液化ガス供給国備担当付が座長を務めた。 26日からは、06年のシカゴ大会に続き2回目となる国際技術会議が開かれた。@LPG車(超低排出ガス車、ディーゼル・LPガス燃料、LPGハイブリッド車等の開発など)A操業技術(容器管理でのICチップ活用、岩盤地下タンクなど)BLPガス機器開発(LPガス燃料電池、非硫黄着臭剤、LPガスコージェネ、LPガス分散型発電機等の開発など)――のテーマ別に世界17カ国から集まった48点の技術論文が同時並行形式で発表され、日本からは8論文を披露した。 次回、第22回大会は09年10月7〜9の3日間、リオデジャネイロ(ブラジル)で開かれる。主な発表内容は次の通り。 PBN2008-10-20-05 需給の中心 家業用から石化用へ 韓国のオートガス ガソリンの半値 ■フォーラムセッション ◆「世界のLPガス市場の概況」ケンオットー氏・パービン&ガーツ社 2008〜12年の世界のLPガス供給は急速に増加し、平均3.3%増を予測している。特に中東の生産量増加は30%を超える。10年までに年1,200万dレベルに達し、特にカタール、UAE、イランで大きく伸びる見通し。 LPガス需要はアジア・中東で増加しており、特にアジアは家庭・商業用分野を中心に今後も拡大するだろう。中東も石油化学原料用、家庭・商業用分野を中心に需要が拡大する。しかし、価格高騰の影響で家庭・商業用の伸びが鈍化し、需給バランスの中心も従来の家庭・商業用から石油化学原料用に向かう。世界のLPガス輸出量は09年〜10年から急速に伸び、12年まで年1,100〜1,200万dペースで伸びる見通し。 PBN2008-10-20-06 逆風のなか個性溢れる提案活動 第14回GHP販売事例 論文コンテスト総括 GHPコンソーシアム(鴇田勝彦理事長)は2日、東京・日本橋茅場町の鉄鋼会館で「第14回(平成20年度)GHP・マイクロコージェネ販売事例論文コンテスト発表会」を開いた。応募論文総数は26本(業務用部門12本、家庭用部門9本、産業用部門5本)、このうち23人(業務用部門10人、家庭用部門8人、産業用部門5人)が発表会に臨んだ。発表者はパワーポイントを駆使し、15分の持ち時間で、日頃の個性溢れる提案活動の成果を披露した。LPガス価格の高騰によりGHPの最大のメリットであるランニングコストが発揮できないなか、「CO2削減」や「環境対策」を掲げ制約に結びつけ、エネルギー高価格時代にGHP、マイクロコージェネの販売戦略を示す発表会となった。また、オール電化攻勢の逆風のなか、全国のガス販売事業者に大きな勇気を与えた。GHPコンソーシアム常任理事・技術顧問の山岸一夫氏と発表会で座長を務めた5氏にコンテストの総括をお願いした。 PBN2008-10-20-07 大陽日酸エネ中部 直売2万件を突破 発足時の目標2年で達成 大陽日酸エネルギー中部(本社・愛知県蟹江町、吉竹敏男社長)は、会社発足以来掲げてきた直売2万件をこのほど達成したことを明らかにした。今後は次のステップとして3万件、5万件突破を目指す。 同社は2006年7月、東海3県にあった大陽日酸系のサーンガス中部、サーンガス岐阜、サーンガス東濃の3社と大陽日酸のLPガス卸売部門が合併して発足した。 設立当時の直売件数は約1万5,000件超。その後、新規直売取引の開拓に注力すると同時に、事業者のM&Aにも積極的に取り組んだ。その結果、8月末時点で直売件数は2万300件となり、当初掲げた目標をわずか2年で突破した。 PBN2008-10-20-08 熊本県協 世界の子供にワクチンを 廃メーター回収益金 NPOに100万円寄贈 熊本県LPガス協会(牛島弘喜会長)は今年度、廃棄ガスメーターの益金を使った新しい社会貢献事業として、途上国の子供にワクチンを贈る活動に乗り出している(一部既報)。11日にはグランメッセ熊本(上益城郡)で開かれた地元テレビ局主催のイベント会場で、認定NPO法人「世界の子供にワクチンを・日本委員会」(細川佳代子代表)に100万円を寄贈した。 PBN2008-10-20-09 ジクー・データシステムズ ネット車両管理が人気 「くるみえ」 経費削減と環境に効果 三菱商事の100%出資会社のジクー・データシステムズ(本社・東京、竹内良一社長)が提案するドライブレコーダーを利用したインターネット車両管理サービス「くるみえ」が注目を集めている。 「くるみえ」は、車両に積載したGPS利用の動画記録型ドライブレコーダーでメモリーカードに運行データを記録。帰社後、パソコンにメモリーカードを差し込み、インターネット経由でくるみえデータセンターへアクセスすれば、運行データが自動転送される仕組み。離れた場所にいる経営幹部や安全管理者、事業所・営業所の運行管理者はドライバーが持ち帰った運行データや、編集されたデータをWeb上で閲覧できる。車両運行中に記録した事故やヒヤリ・ハット動画、地図や詳細な車両運行データまで、インターネットで24時間365日、誰でも、どこからでも呼び出せる「経営見える化」ツール。 PBN2008-10-20-10 木産業 SaaSシステム始動 LPガス事業者向け 必要機能だけ利用可能 木産業は、10月からプロフィット・ナビゲーターシリーズでLPガス事業者向けのSaaS(ソフトウエア・アズ・ア・サービス)システム「クラウドAZタワー」の提供を開始する。 SaaSは、既存のASPと同様にインターネットを介してソフトウエアの提供を受ける形態は同じだが、ASPがパッケージシステム丸ごとを提供するのに対し、必要な機能のみを選択して利用できるソフト提供形態。ユーザーが利用した機能を必要になった時にネットワーク経由で直接入手し、その使用分に対し対価を支払う仕組みで、@常に最新バージョンのソフトウエアが利用できるAデータセンターを利用するため、高いセキュリティー環境下でのデータ管理が可能B事業規模の大小に関係なく、サーバーを購入する必要がないため、低コスト・短期間でのシステム立ち上げが可能――などの特徴を持つ。 |