2008年12月15日(月曜) | |
第2807号(平成20年) |
総 合 面 |
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首 都 圏 版 | ||||||||
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地 方 版 | ||||||||
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< 特 集 記 事 > | ||||||||
<未来見つめる橋本産業グループ> * “ホームエコロジー”で市場拓く |
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住 設 供 給 機 器 / 新 技 術 | ||||||||
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GHPとコ・ジェネ版 | GHP出荷実績 H20年第二四半期 |
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第14回GHP販売事例論文コンテスト受賞者一覧はこちら |
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<先 週 の 日 刊 プ ロ パ ン ・ ブ タ ン 情
報> 以下の見出しは日刊プロパン・ブタン情報からのものです。 日刊プロパン・ブタン情報についてはこちらから |
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2008(H20)年 | |
12月15日(月曜) | |
第2807号 | |
PBN2008-12-15-01 家庭用料金 値下げ、年明け本格化へ 1〜3月に立方70円程度 省エネ優遇 需要喚起に配慮 家庭用LPガス料金の値下げ改定が年明けに本格化する見通しだ。政府の指導で改定幅を抑えるものの、1月から電気と大手都市ガス料金の値上げが実施されることになる。このため、LPガス業界からは世界同時金融危機によって急転したサウジCP、CIF価格の暴落を受け、原料調達の環境が今後好転していくと捉え、大勢として1〜3月にかけて月間使用量の全国平均9〜10立方bのゾーンで立方b当たり合計70円程度の値下げ改定を行う見通しだ。 PBN2008-12-15-02 LPガス営業新システム開発 伊藤忠エネ 来年度にも普及へ 伊藤忠エネクス(本社・東京、小寺明社長)はLPガス営業を強化、効率化する新システムを独自開発した。アストモスエネルギーと共同開発した既存のLPガス販売管理システムと連動し、GPSを使った全社員の業務管理やタスク管理機能などを備える。現在は販売子会社でテスト運用中だが、来年度にも一般普及させていきたい考えだ。 PBN2008-12-15-03 LPG議連と政策協定 政治連盟 業界発展へ基盤強化 全国LPガス政治連盟(川本宜彦会長)は、9日までに自由民主党LPG対策議員連盟(山崎拓会長)とLPガス業界発展を基本にした「政策協定」を締結したと明らかにした。▽販売事業者の経営基盤の強化▽エネルギー間の公正・公平な競争環境の整備▽消費者からの信頼感の醸成▽災害・環境対応、などを強力に推進していくのが基本で、LPガス販売業界(日連)としては初。締結日は11月6日。 PBN2008-12-15-04 日商ガス販売 水回り商品提案を強化 ウィズガスフェアが契機に 日商ガス販売(本社・東村山市、三井正司社長)は、水回りシステム商品の販売を一層強化する。自社にショールームを設けるなど従来も同商品を手がけてきたが、年明けから営業社員全員をメーカー研修に参加させるなど、提案力習得に本腰を入れる。三井社長は「システムキッチン・バスが当然の提案メニューとなり、売り上げの柱になるまで育てる」考えだ。 PBN2008-12-15-05 TOKAI DVDを41市町に配布 LPガスの良さアピール TOKAI(本社・静岡市、藤原明会長)は、平成20年度の構造改善支援制度を活用し、LPガスのPR用DVD「地球環境にやさしくて安心・安全 LPガスってすごい!」とPR冊子「教えてLPガス」(B5判カラー18ページ)を作成、静岡県の41市町に配布した。 新潟県中越沖地震、福岡県西方沖地震など、震度6〜7クラスの大地震が相次ぐなど、社会的に防災意識や防災対策への気運が高まるなか、同社では本拠地である静岡県で東海地震が危惧され、早急な対策が求められていることから、災害対応力をはじめとするLPガスの優れた特性を分かりやすく、DVDと冊子にまとめたもの。 PBN2008-12-15-06 GHP復活、復権のとき コンソーシアム第22回総会 環境性能と経済効果 追い風を生かそう GHPコンソーシアム(鴇田勝彦理事長)は5日、東京・日本橋茅場町の鉄鋼会館で平成21年度(通算第22回)通常総会を開き、21年度(20年10〜21年9月)の事業計画を決めた。今年度は、環境性能を前面に打ち出し、エネルギーの有効活用と地球温暖化防止に貢献するGHP、エコウィル、マイクロコージェネの一層の普及促進を目指す。また、技術の振興・共有、情報の収集・発信、啓蒙・普及活動の充実などを通じてLPガスによる分散型エネルギーネットワーク社会の構築にまい進する。 PBN2008-12-15-07 GHPコンソーシアム 鴇田勝彦理事長 GHP“ルネサンス” 販売意欲とノウハウを GHPコンソーシアムの理事長を務めて1年が経過した。まず申し上げるのは、エネルギー価格、特にLPGのCPが7月に902jまで高騰し、12月にはWTI原油の下落もあり340jまで下落したこと、これが一番のエポックニュースである。 もう一つは、世の中がグローバルにエコ、CO2対策を当たり前に考える社会環境がどんどん進んでいるということである。 この2点についてについて申し上げると、GHPにとってはフォローの風になってきたと感じているが、ここ数年台数、能力ベースでGHPはあまりいい成績をあげておらず、低迷している。 私なりに考えているが、原料の価格問題、エコの問題など売りに必要な条件があるが、売ることに対する意欲とノウハウのトランスファーがきちんとされていないのではなかろうか。燃料が高かった事情などにエクスキューズを見つけ、本当の意味で販売に意欲を持って取り組んでこなかったのではないかという仮説を私は持っている。 GHP販売事例論文コンテストの表彰者が持っている販売に対する意欲、ノウハウについてもう一度ブラッシュアップする必要があると感じている。折角のフォローウインドになりつつある状況で、原点に返って、売り方についてもきちんと対応していくような事業をコンソーシアムとしてできれば幸いである。 GHPにとって復活、復権の年に、そしてさらに大きく伸びるGHPのルネサンスになるような新しい年度になってくれればよいと考えている。 PBN2008-12-15-08 2008年GHP10大ニュース 今年はサウジアラビアCP(LPガス輸入価格)の高騰などがあり、GHP販売最前線は精彩を欠いた1年となった。その一方で、各地で開業した大型アウトレットモールにGHPが採用され、今年後半からはCPも急激に下落するなどLPガス業界にとって追い風も吹き始めた。長年の懸案となっていたCO2排出係数も、国内CDM制度でガス業界が主張する火力平均係数が認められそうな運びである。まさにCPの乱高下同様、GHPと取り巻く環境にとっても激動の1年であった。来年は追い風に乗ってGHP復権の年となることを願い、本紙選定のGHP10大ニュースをまとめた。 PBN2008-12-15-09 給湯器販売 上位6事業所で600台超 昭シェルグループ 販促・保安企画表彰式 昭和シェル石油と取引先で組織する東北昭和シェルガス会(高橋脩会長)は3日、仙台市の江陽グランドホテルで、今年実施したガス器具販促キャンペーンと充填所保安コンテストの表彰式を行った。キャンペーンでは参加事業者のガス器具販売台数が大幅アップ。充填所の保安コンテスト受賞者も増加し、この日の出席者は70人と過去最高となった。受賞者の成功事例発表も行われ、集まった会員に来年の取り組みへの奮起と刺激を与えた。 PBN2008-12-15-10 太陽光発電 CO2排出権付きで発売 丸八 高効率ガス機器も順次 丸八(本社・魚津市、大ア利明社長)は地球環境保全に本格的に取り組むため5日、京都議定書発効以来開設されている環境省・経済産業省管轄の国別登録簿に排出権管理口座を開設した。世界共通のCO2管理用口座の方法に則って新設したもので、国策のカーボンオフセットに貢献していく方針。CO2排出権付き太陽光発電システムを扱い、同システムの設置先から排出量を同社が受託して国へ供託し、京都議定書で取り決めた排出削減量に充当していく。 PBN2008-12-15-11 和歌山県協 「なべまつり」に全面協力 鋳物こんろやLPガス提供 5万人の“食”演出 和歌山県LPガス協会(市川榮一郎会長)は7日、和歌山市の和歌山市中央卸売市場で開かれた「第四回なべまつり」(和歌山市中央卸売市場協会主催、和歌山市と和歌山商工会議所女性会協賛)に、昨年に引き続き全面協力した。協会はちゃんこ鍋やクエ鍋などの各屋台へ鋳物こんろを貸し出し、LPガスを供給した。午前10時〜午後2時の4時間に約5万人が舌鼓を打った。 PBN2008-12-15-12 簡易ガス特集・九州編 生まれ変わる団地 FC・エコジョーズが牽引 オール電化攻勢、少子高齢化の進展などが影響して、九州エリアの簡易ガス供給地点数は平成16年度の31万2,200地点をピークに徐々に減少を続けている。これに今年7月まで続いてきた原料価格の高騰、さらには経年管対策に伴う出費の増大などが重なって経営を圧迫。同事業の量的な拡大が望みにくくなり、魅力が乏しくなってきたと語る関係者も現れている。その一方で、福岡県の簡易ガス団地で燃料電池による環境に優しい街づくりが始まるなど、魅力ある簡易ガス団地づくりに向けた取り組みがスタート。簡ガス団地は生まれ変わろうとしている。 PBN2008-12-15-13 パロマ シェア回復に本腰 来期 国内外でテコ入れ強化 パロマ(本社・名古屋市、小林弘明社長)は来期から、2006年7月のCO中毒事故問題以降に落ち込んできた国内ガス機器市場の本格的な巻き返しを図る。 40%台半ばのシェアを占めていた小型ガス瞬間湯沸器については、現行の26%から来期には30%超を目指す。ガスこんろは40%半ばであったのに対し、現行35%にダウンしたが、40%台に回復させたい意向だ。給湯器は15%前後から8%に低下したが、同分野も以前の水準に回復させるとして、各種ガス機器全般でシェア回復に本腰を入れる。 PBN2008-12-15-14 電磁波被曝量 IH使用の有無で差 ベビーコム 市民研がリスク調査 IHクッキングヒーター使用世帯と非使用世帯で電磁波被曝量はどう違うのか。妊娠や出産、子育てを支援するコミュニティサイト「babycom(ベビーコム)」(www.babycom.gr.jp)は、サイト上で提案する「Lohas(ロハス)な台所」の一環で、NPO法人市民科学研究所(上田昌文代表、www.csij.org、以下「市民研」)が実施した「家の中の24時間電磁波計測」結果にもとづき、IHクッキングヒーターの危険性に対する注意を促している。 PBN2008-12-15-15 「未来」見つめる橋本産業グループ 橋本庸輔社長が語るエネルギー事業 “ホームエコロジー”で市場拓く 「人と環境」を思いやる企業に! 昭和23年4月の設立から60周年を迎えた橋本産業(本社・東京)。固体燃料から液体燃料、そして気体燃料へと時代の変化に対応したエネルギーの安定供給を通じ、消費者の安心で快適な暮らしを支える総合エネルギー商社として、わが国のエネルギー業界に確固とした地歩を築いている。本州の広範囲に販売網を築く橋本産業と、北海道・東北を地盤とするマルハ産業(本社・仙台市)など中核エネルギー事業会社で形成する橋本産業グループを率いる橋本庸輔社長は、<もっと「人と環境」を思いやる企業>という新たなコンセプトを打ち立て、「エネルギーに秘められた無限の可能性を追求していく」と語る。激変するエネルギー情勢、また人類の共通課題である地球温暖化問題に対応する経営方針を現したもので、家庭用分野では「ホームエコロジー」のキーワードで、成果を上げつつあるエコ商品(エコジョーズやエコフィールなど高効率給湯器)で未来を切り拓くと強調する。橋本社長が語る橋本産業グループの事業展望に焦点を当てる。 |