2010年8月9日(月曜)
第2889号(平成22年)
総 合 面 


LPガス法逐条解説
好評発売中
首 都 圏 版
  • 三愛石油、省エネ機器販促へ「暮らし方」提案に力
  • 鈴与商事がレンタカー事業にEV導入


LPガス資料年報
地 方 版
  • 北海道=北海道AW・長谷川常務に聞く=「基盤生かし体質強化」
  • 東北=岩谷産業、「ECOクッキングショー」を東北全域で展開へ
  • 中部=富山県がエコジョーズやエナファーム等設置者に補助金
  • 近畿・四国=四国電力、電化住宅が20万戸突破 牽引役はエコキュート
  • 近畿・四国=<なにわ短信>「テルマエ・ロマエ」
  • 中国=ヤマサン会、エネ新時代先取りで高効率ガス機器の普及に全力
  • 中国=三保産業(京都市)、東広島市の容器再検査所が操業開始
  • 九州=食育で炎の文化継承! 鹿児島県協が親子料理教室を夏休みに集中開催
 
住 設 供 給 機 器 / 新 技 術
  • 高木産業の「LPG事業者向けSaaS」、11月から@Padに対応
  • 新コスモス電機、COを感知して換気扇を自動運転するコントローラーを発売
  • <東洋計器「太陽光+ガス」への挑戦>「太陽光+ガス」セミナー 
GHPとコ・ジェネ版          GHP出荷実績 H22年1Q 
先 週 の 日 刊 プ ロ パ ン ・ ブ タ ン 情 報>
以下の見出しは日刊プロパン・ブタン情報からのものです
日刊プロパン・ブタン情報についてはこちらから
  • 8月2日(月)
    * JXの西尾会長と高萩社長、「企業広報経営者賞」を受賞
    * 機器キャンペーンで底上げ図るエコアグループ
  • 8月3日(火)
    * 10月1日開催の第3回世界技術会議、日本は5論文を発表
    * エネファームがWLPGA第2回技術革新賞に GHPに続き2年連続日本勢受賞
  • 8月4日(水)
    * 8月CPは500ドル台突入、不需要期で大幅下落
    * リフォーム産業は感性で勝負の時代
  • 8月5日(木)
    * JXエネ、三井物産、丸紅がLPガス統合事業で基本合意
    * “涼厨”で業務用厨房の電化攻勢に対抗
  • 8月6日(金)
    * 日協、LPガスへの燃転促進税制の創設を要望
    * 日本ガス協会、コージェネやガス冷房のエネ革税制支援の維持を
  ご希望の方に見本紙をお送り致します。
    プロパン・ブタンニュースは昭和29年の創刊以来LPG業界とともに歩んでまいりました。
    創刊より半世紀を経、創業時の基本理念に立ち戻るとともに新しい挑戦を続けて行きます。
    LPガス業界で高い支持を頂いてるプロパン・ブタンニュースを読んでみませんか?
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2010(H22)年
8月9日(月曜)
第2889号

PBN2010.8.9-01


JXエネ・三井物産・丸紅
LPガス事業統合で合意
年度内 新社設立、国内最大元売に

 JX日鉱日石エネルギー、三井物産、丸紅、三井丸紅液化ガスの4社は3日、LPガス事業の統合で基本合意し、統合契約書を締結したと発表した。JXエネのLPガス事業のうち旧新日本石油グループ分と三井丸紅液化を統合対象とし、三井丸紅液化を承継会社に新会社を発足。JXエネルギーが50%超で筆頭株主となる。10年度中を予定する統合実現後は、輸入量316万トン(09年度実績合算)、国内販売量363万トン(同)で、ともにトップのアストモスエネルギーを抜いて国内最大のLPガス専業元売となる。


PBN2010.8.9-02


8月CP
不需要期で大幅下落
500ドル台突入 PがAL比97%と割安

 サウジアラムコが7月31日輸入各社に通告した8月積みのCPは、トン当たりプロパンが前月比40ドル安の575ドル、ブタンが30ドル安の595ドルとなった。500ドル台は昨年10月以来。
 アラビアンライト(AL)原油熱量換算比はプロパン96・9%、ブタン101・7%。原油価格の先物に先高観があるものの、北半球が不需要期入りしたことで、プロパンの需給に余剰が生じたようだ。
 また、原油価格に伴いナフサも上昇、石化代替のブタン価格も下がらず、ブタンがプロパンを上回る市況が継続。これらを反映し、昨年9月ぶりにプロパンCPがAL原油の熱量換算比で100%を下回った。


PBN2010.8.9-03


CO
排出係数
プロパンガスは6kg
日協 家業用排出量200万トン減に

 日本LPガス協会は5日、環境省の「環境家計簿」で使用する「プロパンガス」のCO
排出係数が、1立方メートル当たり6・0kgになったと発表した。これまでは「LPガス」という捉え方で、排出係数も6・5kgと多かった。一般家庭レベルでもCO削減が求められているだけに、改正の影響は大きい。
 環境家計簿は、家庭で使用した使用量(立方メートル)に、排出係数を乗じてCO
排出量を計算する。この改正で、同じ量のLPガスを使っても、7・7%ほどCO排出量が少ないと計算されることになる。
 国内の家庭業務用の需要は、LPガス資料年報(石油化学新聞社発行)によると、平成19年度1年間で793万トン。全てを環境家計簿の計算対象とすると、改正前だと2589万トンのCO
を排出していると見なされた。これが改正では2389万トンとなる。計算上の排出量が200万トンも減少する。


PBN2010.8.9-04


WLPGA
技術革新賞にエネファーム
日本の論文が2年連続受賞

 エネファーム(家庭用燃料電池)論文が世界LPガス協会(WLPGA)の第2回イノベーション・アワード(技術革新賞)を受賞した。
 戸塚俊吾・ENEOSセルテック横浜開発センター技術総括グループマネージャー(発表時は新日本石油新エネルギーシステム事業本部FC・ソーラー事業部FC開発グループチーフスタッフ)が、2008年9月にソウル(韓国)で開かれた第2回GTC(世界技術会議)で発表したもの。
 タイトルは「LPG仕様家庭用燃料電池システムの開発と導入」。第1回受賞のGHPコンソーシアムに続き、2年連続で日本の技術論文が栄冠に輝いた。
 世界17カ国・48論文(うち日本から8点)について、日本LPガス協会を含むWLPGAメンバーの10人が審査に当たり、エネファームの高効率性、コンパクトさなどの技術革新性や、今後のLPガス需要開発への期待度などが大きく評価され、最高得点を獲得しての受賞となった。
 授与式は、10月1日にマドリード(スペイン)で開かれる第3回GTCの席上で行われる予定。


PBN2010.8.9-05


なにわ短信
「テルマエ・ロマエ」

 ▽…ひたすら風呂と入浴文化だけを描いたギャグマンガが50万部も売れているのをご存知だろうか。ヤマザキマリ作「テルマエ・ロマエ」、意味は“ローマの浴場”である。古代ローマの浴場設計技師ルシウスが現代日本にタイムスリップ。日本の風呂文化に大真面目に驚き、感動する様をユーモラスに描く。
 ルシウスは銭湯の富士山の絵を見て「ヴェスビオス火山だ!」と叫び、フルーツ牛乳に舌鼓を打つ。シャンプーハットに驚き、ローマに帰り牛革で試作する。銀座のショールームでは浴室テレビに見とれ、温水洗浄便座のとりこになる。
 温泉、銭湯、家庭風呂。当たり前の風景がどれほど魅力的で、素晴らしいアイデアで培われた文化なのか、改めて気づく。こんなマンガがベストセラーになる国、日本。われわれの風呂への愛は限りなく深い。


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