2010年8月16日(月曜)
第2890号(平成22年)
総 合 面 


LPガス法逐条解説
好評発売中
首 都 圏 版


LPガス資料年報
地 方 版
  • 北海道=エナジティックGrが配送技術向上、共有で初のコンテスト開催
  • 東北=筏くだりでガスをPR 福島県協津支部青年部が手作りの「地球環境号」で
  • 中部=ガステックサービス、GHP、燃転等でCO2を半期で2万トン超抑制
  • 中部=大城エネルギー、総合エネルギー推進拠点「加賀支店」を開設
  • 近畿・四国=宮野商事、W発電を夏祭りでPR 秋季商戦に布石
  • 近畿・四国=徳島県協の「ラブレター風消費者向けパンフ」が好評
  • 中国=生活向上欲に対応で広ガス北部販売が快適生活相談会
  • 中国=三保産業、中国最大級の容器再検査所「広島工場」が稼動
  • 九州=山代、サガプロ、佐賀ガス3社が太陽光PRでコラボ
  • 九州=福岡県協、「エナジーニュース」で全戸に保安周知
 
住 設 供 給 機 器 / 新 技 術
  • リフォーム事業は単純営繕から中古住宅循環型事業へ
  • リンナイ、焦げ付きにくい新天板採用の「デリシア」新シリーズ追加
  • ハーマンがGTこんろ全機種を一新しお手入れカバーを新搭載
  • <東洋計器「太陽光+ガス」への挑戦>責任施工が安心感に
GHPとコ・ジェネ版          GHP出荷実績 H22年1Q 
<環境特集/LPガスの役割>
  <環境特集/LPガスの役割>
    * 高まる環境ニーズ「あなたのエネの相談役」三愛オブリガス九州
    * 低炭素社会に貢献するGHP
    *
CO削減、電力ピークカットにまい進 全国マップ/GHP設置状況
    * ルポ/環境エネ・わが社の挑戦 LPガスの現場から
    * 切り開け、ガス体エネルギー新時代 “炎の力”本領発揮へ
    * ハイブリット商品相次ぎ登場 メーカー各社の環境・戦略機器
先 週 の 日 刊 プ ロ パ ン ・ ブ タ ン 情 報>
以下の見出しは日刊プロパン・ブタン情報からのものです
日刊プロパン・ブタン情報についてはこちらから
  • 8月9日(月)
    * 2010年度構造改善補助事業、90%が集中監視案件もテーマは多岐に
    * LPガススタンドで初のEV充電器設置
  • 8月10日(火)
    * 鹿児島県協、炎の文化継承へ親子料理教室を集中展開
    * エナジティックGr、初の配送コンテストに10人出場
  • 8月11日(水)
    * 京都府防災会議、防災プランに「LPガス」盛り込む
    * 4〜6月LPG販売量は家業用5%、工業用7%増
  • 8月12日(木)
    * 環境省のCO2削減補助金、全農は果樹工場のLPG燃転で
    * 大城エネルギー
  • 8月13日(金)
    《データ・ファイル8月号》
    市況編
    ◇LPガス価格の推移(FOB・CIF価格等)
    ◇全国主要都市のLPガス10立方m小売価格推移
    ◇22年6月末現在のオートガス市況調査
    ◇小売店へのLPガス卸売価格と分布状況
    需給編・需要編
    ◇LPガス需給実勢の推移
    ◇22年5月、6月需給実勢
    供給機器編・その他
    ◇22年度LPガス供給機器生産実績
    ◇22年6月度溶接容器生産本数
    ◇22年LPガスバルク貯槽生産推移
    ◇22年度マイコンメーター生産推移
    ◇22年度LPガス用警報器検定・検査合格数
    ※新設住宅着工戸数の推移
    消費機器編
    ◇22年6月度の主なガス機器検定検査
    ◇クッキングヒーターの国内出荷台数
    ◇家庭用ヒートポンプ給湯器(エコキュート)の国内出荷台数
    競合エネ編・その他
    ◇22年6月度の全国都市ガス販売量
    ※22年4月末現在全国LPG自動車台数
    《業界日誌》
  ご希望の方に見本紙をお送り致します。
    プロパン・ブタンニュースは昭和29年の創刊以来LPG業界とともに歩んでまいりました。
    創刊より半世紀を経、創業時の基本理念に立ち戻るとともに新しい挑戦を続けて行きます。
    LPガス業界で高い支持を頂いてるプロパン・ブタンニュースを読んでみませんか?
    e−mail もしくはファクシミリにてご連絡下さい。
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2010(H22)年
8月16日(月曜)
第2890号

PBN2010.8.16-01


JGE
グループ挙げて燃転活動
ハンドブック作成、来春は事例集も
危機感共有、攻めの姿勢で

 ジャパンガスエナジー(本社・東京、和泉潤一社長)は今年度、JGE会と一体になり燃転活動に取り組む。家庭用、業務用、工業用問わず積極展開していくことにしており、▽トークコンテスト▽燃転事例集の発行▽燃転ハンドブックの作成――などの活動を通して大きな成果につなげたい考え。低炭素社会の到来やエネルギー間競争の激化、カタール・アブダビでの天然ガスプロジェクトの本格稼働などを見据えたもの。JGEでは「攻撃は最大の防御。危機感を共有しながら未来を切り開いていく」としている。



PBN2010.8.16-02


事故半減へ
LP協が緊急対策第3弾
埋設管事故防止などに重点

 LPガス協会(川本宜彦会長)は10日、「4日の保安委員会で第3弾となる『事故半減のための緊急対策』を決めた」と明らかにした。今年の事故件数が昨年と比べて横ばいであることを重視し、早急な事故防止対策が必要として決定した。重大事故につながる恐れがある埋設管事故防止策を特化するとともに、第2弾の内容(業務用厨房施設等のCO中毒事故防止、販売事業者に起因する事故防止)を継続実施する。7月15日に開いた常任理事会の意向を踏まえた。


PBN2010.8.16-03


ガスと暮らしの安心運動
簡ガス協ガス協会 9〜11月の3カ月間

 日本簡易ガス協会と日本ガス協会は9〜11月の3カ月間、「平成22年度『ガスと暮らしの安心運動』」を展開する。後援は原子力安全・保安院、協賛は日本ガス石油機器工業会。
 ガス事故の未然防止を図るため、安全型ガス設備・機器の周知・普及を促進するとともに、導管の資産区分の周知や経年埋設内管の取り替えを促進し需要家に安心を提供するのが狙い。また、ガスの使用に伴う危険防止を中心とした周知活動を展開しガス事故の未然防止を図る。
 基本的な運動は▽開放式ガス湯沸器▽浴室内設置の自然排気式風呂釜▽ガスこんろ類の取り扱い▽金網ストーブ▽業務用厨房のCO中毒事故対策▽セイフティガス機器普及促進の一環で要取り替え促進台数の把握調査の要請▽敷地内ガス管▽他工事事故防止対策――など。


PBN2010.8.16-04


LPGスタンド初のEV充電器
東京日石オートが設置

 東京日石オートガス(本社・東京、A野将弘社長)が、4月から電気自動車(EV)向け充電器をスタンド構内に設置している。充電器は自動販売機に接続され、自動販売機で飲料を購入すると約30分間、無料で充電することができる。同社によると、LPガススタンドがEV充電器を設置するケースは初めて。主要客であるタクシー事業者や周辺住民に、LPガススタンドの将来性や環境性をアピールする。
 充電を無料にしているのは、法律で売電が禁止されているため。これを受け、飲料購入者へのサービスとして展開する。


PBN2010.8.16-05


消費者パンフ好評
徳島県協、受注30万部を突破

 徳島県LPガス協会(中岸雅夫会長)が作成したラブレター風消費者向けパンフレットの受注が、このほど30万部を突破した。全国のLPガス販売事業者から注文が相次いでいる。
 パンフレットは、徳島県を中心に四国で展開している「ガスのええとこ知らせ隊」の販売促進ツール第2弾として作成されたもの。若い世代に対しLPガスの利便性を強く訴求するため、LPガスを「ラヴ&ピースエナジー」として紹介している。丸みを帯びた文字を採用するなど、今までにない斬新な仕上がりが特徴だ。
 LPガス協会(川本宣彦会長)を通じ全国の販売事業者に向けて販売し、30万7900部を受注した。
 表紙では、オール電化攻勢などを受けて「最近、わたしって前ほど愛されていないんじゃないのかなぁ」と口語調で切り出し、LPガスのアピールに努めている。ハートマークを配すなど、親しまれるように工夫した。
 中面では▽100%の愛▽ムダな深夜残業はしません▽地球に優しいだけじゃない!▽想いは大きいけれど、重くはないわ――の題で、LPガスの特性を4項目に分けて紹介している。
 供給効率やCO2排出係数は、石油化学新聞社のデータを活用した。


PBN2010.8.16-06


山代、サガプロ佐賀ガスの3社
太陽光PRでコラボ
システム相談会 9月18日

 佐賀県を代表するLPガス事業者である山代ガス(本社・佐賀市、大塚浩司社長)、サガプロ(本社・佐賀市、中山英一社長)と、同県の都市ガス会社、佐賀ガス(本社・佐賀市、田中康文社長)の3社は合同で、9月18日に佐賀市内(マリトピア)で太陽光発電システム相談会を開く。340組以上の動員を目指す。都市ガス、LPガス合同の太陽光システム展示会は九州では初の試み。
 両業界とも、太陽光発電システムの販売にはこれから本腰を入れるところが多い。このため1企業単独で開催するより、複数企業が合同で集客した方が動員数が増え、1社当たりのコストも抑えられる。
 太陽光発電システム以外にリンナイのハイブリッド給湯器とエコジョーズ、ノーリツの太陽熱利用温水システム、ENEOSのエネファームなども展示。エコキュート、LED照明機器、3Dテレビなどの電気製品も並べる。


PBN2010.8.16-07


高まる環境ニーズ「あなたのエネの相談役」
三愛オブリガス九州

 三愛石油(本社・東京、金田凖社長)は今年度、「Open Up−さぁ前に進もう」をスローガンに、「基幹の深耕」と「新機軸への挑戦」を推進している。基幹の深耕はLPガス事業の徹底追求で、@高効率・省エネ機器販売A接点強化B保安の高度化C人づくり、などがキーワード。新機軸への挑戦は@新エネルギーAリペア&リフォーム、などをポイントとした。グループ会社の三愛オブリガス九州(本社・福岡市、門谷聡一社長)もその一環で、総合エネルギーショップ「オブリ住マイルプラザ」(宗像市)を太陽光発電&リフォームのアンテナショップと位置づけ、スペシャリストの育成と販売ノウハウなどの共有化による成功モデル作りを進めている。太陽光発電システムはこれまでに20件設置した。


PBN2010.8.16-08


市場復活へ!570人がノウハウ共有
2010GHPフォーラム全国7会場で開催

 2010年全国縦断GHPフォーラム(主催・GHPコンソーシアム、後援・石油化学新聞社/プロパン・ブタンニュース)が7会場で開かれ、合計574人のガスマンがGHPのV字回復へ成功事例を共有した。7月12日の東京会場では、村木茂・東京ガス副社長が開講あいさつ。来年発売予定のGHP新製品で、大きくプロモーションを展開する計画を明らかにし「効率が高くなったGHPは、ますますガス体エネルギー普及の切り札になっていく」と、業界一丸となった販売戦略の再構築を呼びかけた。中西誠一・GHPコンソーシアム理事長も「フォーラムの熱気がGHP3万台復活への契機になればと思う」と活動の強化に期待を示した。各会場では、成功事例発表ほか勝ち組のノウハウを一層掘り下げるようとパネルディスカッションが行われた。ここでは東京会場の模様を紹介する。東京ガスとニチガスが販売戦略や導入事例を紹介したほか、小針克美・根本石油常務らパネリストも互いに取り組みの成果を報告した。


PBN2010.8.16-09


切り開けガス体エネ新時代
低炭素社会とLPガス
“炎の力”本領発揮へ

 低炭素社会が到来し、LPガスの役割が重要になってきた。日本LPガス協会は今年度策定した2030年ビジョン「低炭素社会の実現に向けたLPガス産業の将来像」の推進に全力を挙げているほか、LPガス協会も今年度から“1店1基1台運動”を展開し、エネファームとLPG車の普及に注力するなど、温暖化対策と需要開発の両面からLPガスのブランド力向上に挑戦している。政府は6月18日、第2次改定となるエネルギー基本計画を閣議決定した。LPガスに関連する記述も▽低炭素社会の実現にも資する利用促進▽配送の低炭素化を進め、LPガス流通網の維持を図る▽国家LPガス備蓄の確保▽高効率給湯器の普及促進など低炭素社会実現へ踏み込んだ内容になり、LPガス業界が既存・新規の需要開発運動を推し進める好機の到来を改めて示す中身となっている。国民生活に欠かせない“炎の力”を前面に押し出したLPガスの挑戦をクローズアップする。


PBN2010.8.16-10


環境の時代へ!!ハイブリッド商品相次ぎ登場
メーカー各社の戦略機器

 ガス住設機器メーカーにとって、「環境」は商品開発に欠くことのできない最重要キーワードになっている。ガス需要を確保する点に変わりはないが、従来のガス需要を増やす重厚長大一辺倒から、ガス消費を減らす視点、環境貢献機器で消費者に訴求する動きが加速している。2013年にデファクト化を掲げるエコジョーズだが、メーカー各社のポスト・エコジョーズへの動きも活発化している。エコキュートとエコジョーズ、再生可能エネルギーである太陽熱とガス給湯、エコジョーズ、より環境性能を追求するハイブリッド化商品が各社から出揃った。


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