2010年12月20日(月曜) | |
第2908号(平成22年) | |
おことわり・本号(20日付)が本年の最終号となります。年明けは1月1日号からとなります。 |
総 合 面 | ||||||||
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LPガス法逐条解説 好評発売中 LPガス資料年報 |
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首 都 圏 版 | ||||||||
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2011年賀詞交歓会 | |||||||
地 方 版 | ||||||||
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住 設 供 給 機 器 / 新 技 術 | ||||||||
GHPとコ・ジェネ版 GHP出荷実績 H22年2Q・上期 | ||||||||
第16回GHP・マイクロコージェネ販売事例論文コンテスト入選一覧 GHP出荷実績 平成22年7月-9月、4月-9月、10月-9月 * 北海道ガス、農業体験施設「くるるの森」の施設とビニールハウスにGHP <2010年GHP業界トピックス> ◇ 猛暑で証明されたGHPの真価 ◇ 超高効率GHPエグゼアの開発 ◇ 新たなスタイルで全国縦断GHPを開催 ◇ 秀作が揃ったGHP販売事例論文コンテスト ◇ GHP出荷台数が回復傾向 <GHPコンソーシアム第24回総会> * エグゼア発売控え勢い“新時代”の幕開ける * <あいさつ>中西誠一理事長、V字回復へ一致団結 * 論文コンテスト表彰式、根本氏ら23人を表彰 |
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<先 週 の 日 刊 プ ロ パ ン ・ ブ タ ン 情
報> 以下の見出しは日刊プロパン・ブタン情報からのものです。 日刊プロパン・ブタン情報についてはこちらから |
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ご希望の方に見本紙をお送り致します。 プロパン・ブタンニュースは昭和29年の創刊以来LPG業界とともに歩んでまいりました。 創刊より半世紀を経、創業時の基本理念に立ち戻るとともに新しい挑戦を続けて行きます。 LPガス業界で高い支持を頂いてるプロパン・ブタンニュースを読んでみませんか? e−mail もしくはファクシミリにてご連絡下さい。 |
2010(H22)年 | |
12月20日(月曜) | |
第2908号 | |
PBN2010.12.20-01 環境税 LPガス、トン780円へ減額 「ガス状炭化水素」 LNGと一括りに 来年10月から段階的に実施 政府は16日の閣議で、石油石炭税に地球温暖化対策税(環境税)を課税することを決めた。政府税調が15日に示した最終案に沿って来年10月1日からで平成25年4月1日、27年4月1日の3段階で増税する。税率は政府税調の当初案からすべて圧縮措置が取られた。LPガスはLNGとともにガス状炭化水素に括られたうえ、最終税率当初案の1d当たり910円が780円に減額された。 最終税率はLPガス、LNG、国産天然ガスの三つを「ガス状炭化水素」と一括りにして、1t当たり現行1080円を780円増税し1860円とする。原油・石油製品は1kl当たり現行2040円を760円増税し2800円、石炭は1t当たり現行700円を670円増税し1370円とする。 環境税の導入はエネルギー起源CO2排出を抑制するためで、「広く薄く」負担を求めることで、特定の分野や産業に過重な負担を避け、課税の公平性を担保した。 PBN2010.12.20-02 埼玉・寄居に物流センター開設 陽品運輸倉庫 関東一円ネット盤石に 本庄児玉・花園ICそば 地の利得た第6拠点 陽品運輸倉庫(本社・市原市、鈴木輝之社長)は今月、埼玉県寄居町に6番目の拠点「北関東LPガス総合物流センター」を開設した。本社を中核に袖ケ浦、鹿島、野田、横浜に事業所を配置し、07年に開設した野田市のLPガス総合物流センターと今回の北関東LPガス総合物流センター開設で、関東一円のLPガス輸送ネットワークをさらに磐石にした。 PBN2010.12.20-03 農業体験施設 「くるるの杜」にGHP 北海道ガス施設やビニールハウスにも 北海道ガスはホクレン農業協同組合連合会が運営する北海道・北広島市の「ホクレン食と農のふれあいファーム『くるるの杜』」の各施設にヤンマーエネルギーシステム製GHPを設置した。農産物直売所などの施設のほか、10月に完成した体験農場のビニールハウスにもGHPを導入した。北海道ガスがビニールハウスにGHPを設置するのは初めて。今後農業分野へのGHP普及拡大を目指していく。設置した機器はLPガス仕様で、北ガスジェネックスがLPガスを供給している。 「くるるの杜」は札幌のベッドタウン北広島市に今夏オープンした。ホクレンが食料基地・北海道の役割りを再認識し、農業への貢献を継続する一環として建設したものだ。17万7千平方bの敷地内に農畜産物直売所、レストラン、調理加工体験施設などの建物と畑や水田、ビニールハウスの体験農場がある。調理加工体験施設や農産物直売所は今年7月にオープン、レストランは8月にオープンした。また、農場も7月から順次体験実施を開始し、10月に全施設が完成した。 ビニールハウスはイチゴ栽培用として100坪のハウス2棟と50坪2棟が建つ。このうち、100坪のビニールハウス1棟にGHPを設置した。 PBN2010.12.20-04 GHP業界トピックス 2010年 景気は緩やかに回復したものの先行き不透明な状況で、企業が設備投資を控えたことなどで2010冷凍年度(2009年10月〜2010年9月)のGHP出荷台数は低迷した。一方で、GHPの特性である環境性能を前面に出し、さまざまなシステムを組み合わせた提案により受注に成功した事例も多く報告された。下げつづけていたGHP出荷台数も、秋口からプラスに転じる状況となり、来年はGHP新時代の幕開けを感じさせる。そこで1年を振り返り、本紙が選定した2010年のトピックスをまとめた。 PBN2010.12.20-05 GHPコンソーシアム第24回総会 “新時代”の幕開ける 需要底打ち エグゼア発売控え勢い GHPコンソーシアム(中西誠一理事長)は3日、東京・日本橋茅場町の鉄鋼会館で平成23年度(通算第24回)通常総会を開いた。10冷凍年度はGHPの出荷実績が前冷凍年度比81・7%という厳しい環境であった。しかし、9月からの直近3カ月は連続して前年実績を上回る出荷台数を記録している。来年4月には待望の超高効率GHP「エグゼア」の販売もスタートする。関連業界挙げて一層の普及促進を図り、販売台数をV字回復させ、GHPの新時代を確立していくことを確認した。 PBN2010.12.20-06 あいさつ 中西誠一氏 GHPコンソーシアム理事長 V字回復へ一致団結 エグゼア関連業界挙げてPRを 昨年の総会で理事長を拝命し、早くも1年間が経過した。会員各位の協力により無事に勤めることが出来たことを感謝したい。 さて、この1年を振り返って見ると、景気の落込むなか、GHPの販売台数も09年度は前年比85%という状況だった。また、原料費も高止まりしているなかで、10年度のコンソーシアムの活動をいかに活性化させるかが課題であった。 しかしながら、普及促進部会を中心に盛り上げていただいた努力により、「2010全国縦断GHPフォーラム」では、去年を大きく上回る人数の参加があった。 そして、今日の総会後に表彰を行う「GHP・マイクロコージェネ販売事例論文コンテスト」も近年応募数が減少傾向になっていたが、今年の応募は去年を上回り、さらに内容も非常に充実していた。 また、今年度のGHPの出荷台数だが、秋の中間期に入り非常に好調で、前年を上回ってきている。特にLPガス仕様は前年比で10月が120%、11月も110%と頑張っている。 都市ガス仕様と合わせた総台数でも、11月は約2200台、対前年120%と復活してきており、明るい兆しが見えてきた。 GHPコンソーシアムのこうした地道な活動が必ずや花開くものと確信している。引き続きGHPコンソーシアムの事業への積極的な参加をお願いしたい。 そして、われわれが待ち望んでいた超高効率GHP「エグゼア」が、いよいよ来年4月より発売される。 これはEHPの性能をも凌ぐ、通年エネルギー消費効率5・6というもので、GHPの拡販に大きく貢献するものだ。 メーカー、LPG業界、都市ガス業界を挙げてエグゼアのPRを行い、拡販を推進していこう。 さらに、学校の冷房化も猛暑の影響で本格的に動き出しており、GHPに追い風が吹いてきたと皆さんも感じていることと思う。 あるLPガス販売会社の社長が「今年の猛暑で家庭用のガス販売量が減少するなか、GHPによるガス販売量が伸びて助かった」と話していた。 ガス事業者にとって、GHPの大切さを実感する1年であったと言える。 今こそ、GHPのV字回復のために皆さんと手を取り合って、これから先の1年を実りあるものにしていきたい。 PBN2010.12.20-07 物流機能を強化 カメイ 「山形ガスターミナル」一新 カメイ(本社・仙台市、亀井文行社長)の山形ガスターミナルが貯槽能力を3倍、出荷能力を倍増してリニューアルオープンした。充填機を全自動に切り替えたほか、山形県では初めてとなる充填済み容器の積み置き可能なスペースを設けるなど機能を強化し、一層効率的な物流拠点に生まれ変わった。6日、関係者を集めて竣工式を行った。 PBN2010.12.20-08 萩尾高圧 新20キロ容器が大好評 4万本突破 「充填所に在庫ない」と 配送員が新20kg容器を選別して配送するので、「充填所には在庫がない状況」(福岡県のLPガス販売事業者)。昨年5月、既成概念を打ち破って誕生した萩尾高圧容器(本社・新居浜市、萩尾広典社長)の20kg容器が配送現場で活躍している。現場視点で開発し、軽くて、持ちやすく、腐りにくいのが特徴。発売から1年半で4万本を販売し、作業効率の向上に寄与している。 新容器は全国の配送現場で高い評価を得ている。「プロテクターやスカートが広く開口しているので、水はけや風通しが良く、さびに強い。特に沿岸部では使いやすい」(沖縄県)、「スタイリッシュな印象で軽さを感じることができる。法定マークも親しみやすい」(岐阜県)、「業界紙を見て購入した。配送員からは軽くて使い勝手が良いと評判」(静岡県)、「スカートの開口部が広いので容器を担ぐ時に持ちやすい」(徳島県)など、総じて好評だ。 PBN2010.12.20-09 コスモス・ベリーズ LPガス業界で加盟店増 家電販売 本業への活用など課題も 家電量販店ヤマダ電機の子会社で、家電販売のVC(ボランタリーチェーン)やFC(フランチャイズ)を展開するコスモス・ベリーズ(本社・名古屋市、三浦一光会長)が、LPガス業界で加盟店を増やし、その数は全国で既に300店を超えた。 LPガス事業者にとっては慣れない家電販売事業に、ヤマダ電機並みの価格やインフラを活用しながら参入できるうえ、コスモス・ベリーズVC独特の「ローハードル・ローコスト・ローリスクの経営スキーム」(金子吉男・営業本部開発部参与)が受けている。 LPガス事業者は、売上増と接点強化を狙ってVCに加盟する。家電の事業規模は、パソコンを除いて8兆円と言われる。最近はエコポイントやテレビの地上デジタル放送開始などで活発化しているところ。ガス器具販売を一巡させたLPガス事業者にとっては、新たに販売できる目玉商品になる。 |
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