2011年1月10日(月曜)
第2910号(平成23年)
東 日 本 版 


LPガス法逐条解説
好評発売中


LPガス資料年報
2011年賀詞交歓会
地 方 面
 
住 設 供 給 機 器 / 新 技 術
GHPとコ・ジェネ版        GHP出荷実績 H22年2Q・上期 
    第16回GHP・マイクロコージェネ販売事例論文コンテスト入選一覧
   GHP出荷実績 平成22年7月-9月、4月-9月、10月-9月
    
特集記事
  • <新たなステージ 流通段階別の課題と展望>次代を切り拓くLPガスの力
    経済産業大臣、大畠章宏氏・・・環境・エネ、技術革新で躍進を 温暖化対策、国際枠組み構築へ 
    資源エネルギー庁長官、細野哲弘氏・・・エネルギー機軸に経済成長 3つのE、取り組み強化 
    日本LPガス協会会長、古薗雅英氏・・・低炭素社会に貢献 未来へ架け橋、中長期ビジョン推進 
    LPガス協会会長、川本宜彦氏、保安・適正取引を推進 1社1基1台運動に拍車 
    日本簡易ガス協会会長、北嶋一郎氏・・・接点生かし知名度向上 愛され信頼されるエネルギーに 
    日本LPガスプラント協会会長、石井宏治氏・・・保安推進の役割担う 創立50周年、販売事業者を一層支援 
    日本LPガス供給機器工業会会長、矢崎裕彦氏・・・環境整え「安心」提供 地域密着、自己防止に邁進 
    日本ガスメーター工業会会長、岩井昌秋氏・・・期限切れメーター排除、警告・自動遮断を標準化 
    ガス警報器工業会会長、重盛徹志氏・・・警報器普及通じ暮らしに貢献 CO・業務用対策を強化 
    全国高圧ガス容器検査所連合会会長、小山秀昭氏・・・「安全と信頼」に磨き P美充実、技術を向上 
    東京都LPガススタンド協会会長、柳 也主男氏・・・LPG車、需要開発へアピール 無事故を継続 燃料低廉化に期待 
    LPガス振興センター理事長、佐藤雅一氏・・・バイオマス事業モデル構築に力 業界活性化へ活動推進 
    日本ガス石油機器工業会会長、吉井久夫氏・・・新規・更新市場を開拓 Siコンロやエコジョーズ、製品安全第一に 
    高圧ガス保安協会会長、作田頴治氏・・・無事故へ「教育」徹底 基礎・出前講習さらに充実 
    日本ガス協会会長、鳥原光憲氏・・・炭素低減、生活快適に FC・新エネ・高効率機器で
特集記事
  • <大阪ガスLPG和歌山支社充填所> 
    安定供給担う県下最大能力の物流拠点誕生 
    年間出荷量、1万2000トンへリニューアル 4分の3自動回転式12連プラットホーム増床などで効率化 
    即効性ある施策実行、小売・配送・保安対応を強化 
    清水義人常務・・・「お客様満足第一」で 新拠点生かし付加価値高める 
    山田隆和歌山支社長・・・品質向上へ、配送業務は最前線 3本柱をテーマに全面改装
先 週 の 日 刊 プ ロ パ ン ・ ブ タ ン 情 報>
以下の見出しは日刊プロパン・ブタン情報からのものです
日刊プロパン・ブタン情報についてはこちらから
  • 1月3日(月)
    * 休日の為休刊
  • 1月4日(火)
    * <2011年展望>LPガス業界は歴史の転換点、改革で新時代へ
  • 1月5日(水)
    * <2011年展望>地域別LPガス市場を読む
  • 1月6日(木)
    * 1月サウジCP、プロパン935ドルで最高値を更新、ブタンは920ドル
    * 不安定な原油価格と不透明な需要が影響
  • 1月7日(金)
    * 伊丹産業グループ、23年売上目標1613億円に 成果主義を基本に新規開拓など推進
    * 注視すべき燃転動向、透明な価格決定がカギ
  ご希望の方に見本紙をお送り致します。
    プロパン・ブタンニュースは昭和29年の創刊以来LPG業界とともに歩んでまいりました。
    創刊より半世紀を経、創業時の基本理念に立ち戻るとともに新しい挑戦を続けて行きます。
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2011(H23)年
1月10日(月曜)
第2910号

PBN2011.1.10-01


保安業務の高度化に貢献
水戸保安センター 県西支所を開設

 茨城県央から県北地区まで幅広くLPガス保安業務を実施する水戸地方LPガス保安センター(水戸保安センター、本部・水戸市、大部清明理事長)が今月、県西地区で調査業務を開始した。保安意識が向上するなか、高い調査技術と低廉な調査料をアピールし、地元事業者から保安業務を受託したい考えだ。優れた情報システムを持つ水戸保安センターの受託件数の増加は、県業界の保安高度化にも寄与しそう。同センターは過去に県内保安機関の一本化構想を提案したことがあり、今後の動きも注目される。


PBN2011.1.10-02


「低炭素社会に貢献」
日協 賀詞交でスタンス明示

 日本LPガス協会(古薗雅英会長)は6日、東京・港区の第一ホテル東京に会員や政官界関係者ら550人を集めて新年賀詞交歓会を開いた。政府が温室効果ガスの削減だけでなく、経済発展からも地球温暖化対策を重視していることを受け、今年のスローガンを「LPガスが築く未来への架け橋〜低炭素社会への新たなスタート」と設定。古薗会長はLPガスの環境特性を生かして低炭素社会実現に貢献する必要性を強調し、低炭素社会への新たなスタートに際し決意を表明した。
 環境特性に優れたLPガスを産業分野で広めるため、政府は来年度予算案に燃料転換補助金を計上した。古薗会長はあいさつで「LPガス産業の発展に寄与する活動に積極的に取り組んでいきたい。特に来年度から産業分野の燃料転換に関する補助事業がスタートする」と、燃転活動に尽力する姿勢を示した。
 CP高騰については「燃料転換などにあたって、LPガス価格の沈静化と安定は避けて通れない課題。元売として、こうした課題を踏まえ、国際セミナーなどの場を通じ、CP安定化に向け産ガス国と対話を続けていく」と語った。
 一方で、新規天然ガスプラントの稼働に伴うLPガス供給力向上への期待を改めて表明。「カタールやアブダビ、オーストラリアで大規模な新規天然ガスプラントが立ち上がり、随伴ガスとしてLPガスが生産されてきている。今後のLPガス供給力の向上が期待される」と述べた。


PBN2011.1.10-03


C P
プロパン最高値更新
1月935ドル ブタンは920ドルに

 サウジアラムコは12月29日、輸入各社に1月積みCPを通告した。トン当たりプロパンは前月比30ドル高の935ドルで、08年7月の905ドルを上回り最高値を更新した。気温低下が見られた北欧でスポット市況が高騰しCPもつられ高となったとの見方が強い。
 現在は08年当時よりも円高基調で、その分、実質的な輸入価格が抑えられている。とはいえ、LPガス業界に求められているの需要開拓やエネルギー間競争に、CP高が一層の足かせとなっている。


PBN2011.1.10-04


3月1日
ENEOSグローブ発足
JX、三井丸紅が事業統合

 JX日鉱日石エネルギーと三井丸紅液化ガス(MLG)は12月24日、3月1日付で統合新会社を発足する吸収分割契約を締結した。JXエネのLPガス事業のうち旧新日本石油グループ分など一部を分割し、MLGを承継会社に新社を設立する。社名は「ENEOSグローブ」とし、社長に松澤純・JXエネLPG新会社準備室長、代表権を持つ副社長に佐藤雅一・MLG社長、取締役副社長に玉置肇・同副社長が就任する。
 同日、東京・大手町のJXビルで3氏が記者会見を行い、統合計画と今後の抱負を語った。
 統合実現後は、輸入量316万トン(09年度実績合算)、国内販売量363万d(同)で、ともにトップのアストモスエネルギーを抜いて国内最大のLPガス専業元売となる。販売ブランドはJXの「ENEOS」とMLGの「GLOBE」をともに引き継ぐ。


PBN2011.1.10-05


23年度政府予算
流通、7.4%増額
総額290億円 省エネ・効率化へ

 平成23年度のLPガス流通関係予算案が12月24日に決まった。資源エネルギー庁石油流通課分の総額は290億4千万円で、22年度予算額に比べ19億9千万円(7・4%)の増額となった。
 「低炭素型社会構築への転換」を主な目的に編成した予算案は10月1日から実施予定の石油石炭税の環境税上乗せ(第1段階はLPガス1d当たり260円)分を繰り入れ、追加的支援を行うことにした結果、概算要求段階よりも4億8千万円増額となった。
 23年度は産業部門の高効率ガス機器導入補助事業(5億5千万円、3分の1補助)を新設し、省エネ支援をスタートさせる。エネファーム(LPガス、都市ガス両仕様)の設置補助事業(2分の1補助、上限105万円)は石油流通課と別枠で86億7千万円が計上され、今年度予算比19億円の増額となった。
 構造改善補助事業(2分の1補助)は5億5千万円。今年度予算額と概算要求額はともに3億円だったが、大幅に増額して販売事業者の経営合理化・効率化、新サービスの展開を支援する。


PBN2011.1.10-06


伊丹産業
「成果主義」基本に全力
23年 グループ売上高1613億円へ

 伊丹産業(本社・伊丹市、北嶋一郎社長)は2日、伊丹市の伊丹シティホテルで伊丹産業グループ平成23年初出式を行い、同社役職員をはじめ関係取引先などから1400人が出席した。北嶋社長は、成果主義を基本とした新たな年の経営方針と目標を明示し、飛躍と発展を誓った。
 北嶋社長は今年の経営方針として成果主義を基本に、液化石油ガス部では@社員教育を通じてお客さまへの提案営業力のアップを図るA福良工場の改修を予定B家庭・業務用の新規開拓を継続し、ガス販売数量の増加に全力で取り組むC第37回ジャンピングセールを行いオール電化対策としてLPガスのメリットを提案し、CO2削減、環境に優しい最新ガス機器の販売に邁進するDLPガス協会が昨年から進めているエネファーム・LPG車の1店1基1台運動を強力に推し進めるE都市ガス部は供給導管の敷設を積極的に推し進めながら新規大口需要家の開拓を行うF保安業務の完全実施を継続し法令順守に努めると発表した。


PBN2011.1.10-07


長崎県協
公民館にSiを寄贈
2年計画 22年度は4市46施設へ

 長崎県LPガス協会(田中善一郎会長)は12月16日、佐世保市内の公民館14施設にSiセンサーコンロ54台を寄贈した。食育プロジェクトの一環として2年計画で展開しているもので、22年度は佐世保市のほか、すでに西海市、諫早市に寄贈、今月に予定している長崎市を含め4市の公民館46施設に計156台(卓上型139台、ビルトイン17台)の最新こんろが設置されることになる。
 県内公民館の実態調査でガス機器の老朽化が顕著だったことから、保安確保の観点からSiセンサーコンロの寄贈を決めた。対象はLPガスを利用する教育委員会所轄の地区公民館。


PBN2011.1.10-08


ボイラーに不具合か銭湯の爆発事故
福岡県志免町

 12月21日午後0時20分頃、福岡県志免町田富のスーパー銭湯「雫の湯」で業務用ガスボイラー1台が爆発した。福岡県商工部工業保安課によると、LPガス供給設備やボイラーとの接続部に異常はなく、爆発の原因はボイラー側の不具合にあると見られている。
 12月22日、福岡県LPガス協会は調査員を派遣。現場検証の結果、LPガスに起因する事故ではないことを確認した。


PBN2011.1.10-09


給湯器
福祉工場でリサイクル
ノーリツ 社会貢献で事業化

 ノーリツ(本社・神戸市、國井総一郎社長)のグループ会社、エスコアハーツ(本社・兵庫県稲美町、A木一佳社長)は12月1日から、社会福祉法人兵庫県社会福祉事業団(神戸市、砂川静壽理事長)と業務提携し、同団体が運営する障害者施設である小野福祉工場(小野市)での給湯器リサイクル事業を開始した。同15日には関係者が出席しリサイクル工場お披露目会を実施した。


PBN2011.1.10-10


新たなステージ 次代を切り拓くLPガスの力
流通段階別 課題と展望

 2011年が幕開けした。今年は環境・流通・需要創造など多くの面で新たなステージに進む年であり、改めてLPガスの力を発揮する年となる。「次代を切り拓くLPガスの力」は何か。中央団体の新春メッセージ(年頭所感)から流通段階別の「課題と展望」を追う。


PBN2011.1.10-11


安定供給担う県下最大能力の物流拠点誕生
大阪ガスLPG和歌山支社充填所

 大阪ガスLPG(本社・大阪市、中井喜三社長)が昨春から改装を進めていた「和歌山支社ガス充填所」(所在地・和歌山市小倉457)がこのほど完成した。県下最大の充填能力を誇る4分の3自動回転式充填機12連を備え、年間出荷能力1万2千トンを誇る。改装前の8700トンと比べて大幅に能力が向上。リニューアルは地域に根付き、LPガスの安定供給に努める同社の企業姿勢を表している。


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