2011年4月4 日(月曜)
第2922号(平成23年)

「東日本大震災」で被災された皆様に心よりお見舞い申し上げます。

石油化学新聞社は3月11日の地震発生直後から、本社LPG局に成冨治社長を本部長に「大震災報道本部」を設置。「プロパン・ブタンニュース」「日刊プロパン・ブタン情報」の震災報道を本格化しています。

石油化学新聞社は、全社挙げて甚大被害、非常報道体制をとりながら、「ともに生きる業界の姿」をクローズアップします。LPガス業界は被災地の皆様とともに歩きます。

           石油化学新聞社 プロパン・ブタンニュース


4月4日付 プロパン・ブタンニュースPDFファイル
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総 合 面  報道特集/東日本大震災 


LPガス法逐条解説
好評発売中
東 日 本 版


LPガス資料年報
西 日 本 版
  • 北海道=被災地に人・資金・物資 道内各社が復興支援
  • 中部=中部各社が被災地へ義援金
  • 近畿・四国=クサネン、ipad導入し情報活用で営業強化
  • 中国=岡山防災協がLPガスの総合力検証
  • 九州=「選択されるエネに」沖縄県協青年部大会に150人
  • 九州=福岡県協、エネファーム普及全国1へ今年度400台設置目指す
住 設 供 給 機 器 / 新 技 術
  • JGKA、内藤新体制スタート さらなる製品安全文化を
  • LPガス事業者と家電販売E=自社施工で地域密着
GHPとコ・ジェネ版        GHP出荷実績 H22年3Q・上期 
    GHP出荷実績 平成22年10月-12月
    東京・多摩地区で小中学校の冷房化進む 都の助成金で各市が導入検討
    学校空調でLPガス仕様の提案を
    東京電力管内、電力不足長期化へ 夏の計画停電拡大は不可避

先 週 の 日 刊 プ ロ パ ン ・ ブ タ ン 情 報>
以下の見出しは日刊プロパン・ブタン情報からのものです
日刊プロパン・ブタン情報についてはこちらから
  • 3月28日(月)
    * エネ庁、国備LPガスの初の放出を準備 東日本地域の供給安定化で
    * ミツウロコ点検部隊第2班が宮城県入り
  • 3月29日(火)
    * 朝夕ピーク時のIH調理器の使用避けるべき 最大140万kWのシフト可能
    * 政府、4月末メドに夏場の電力需給対策を取りまとめ
  • 3月30日(水)
    * 仮設住宅のLPガス供給は協会に窓口一本化へ(第3回宮城県緊急対策会議)
    * 販売店と連絡取れない利用者対象に、福島県も相談窓口
  • 3月31日(木)
    * ing、旧埼玉県立騎西高校でLPガス供給開始を準備
    * カメイが4月の定期異動取り消し、震災復興準備室を設置
  • 4月1日(金)
    * LP協、議連に大震災復興支援を要望 災対設備の常設、料金・設備費免除分の補填
    * 4月サウジCP、プロパン875ドル・ブタン890ドルに上昇
  ご希望の方に見本紙をお送り致します。
    プロパン・ブタンニュースは昭和29年の創刊以来LPG業界とともに歩んでまいりました。
    創刊より半世紀を経、創業時の基本理念に立ち戻るとともに新しい挑戦を続けて行きます。
    LPガス業界で高い支持を頂いてるプロパン・ブタンニュースを読んでみませんか?
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2011(H23)年
4月4日(月曜)
第2922号

PBN2011.4.4-01


街は壊滅的な被害それでも前へ 東日本大震災
充填所事業所 巨大津波が奪う
カネダイ 今はただ「お客の声を聞く」

 海と生きる宮城県気仙沼市。巨大な津波が襲いかかり、市の中心部の広範囲が瓦礫と化した。人口9万人のうち3月31日現在、620人が亡くなり、1486人が行方不明となっている。避難者は1万2800人にも達している。震災の爪痕はあまりにも大きく、元の暮らしを取り戻せるかもわからない。カネダイ(本社・気仙沼市、佐藤亮輔社長)は本社をはじめ、市内の事業拠点のほとんどを津波で失った。佐藤進専務は、「市の基幹産業の水産事業の関連施設が壊滅的な被害を受け、復興の先行きが見えない。人や住宅の被害状況もはっきりしないため、どう会社を建て直せばいいのか。今やれることは、がれきの中の容器の回収と無事だったお客さまへの対応だけだ」と語る。


PBN2011.4.4-02


充填所を共同活用
三陸支部 会員の安否も不明

 気仙沼市には同社の充填所のほか、気仙沼商会、カメイ、岩谷産業の系列充填所がある。気仙沼商会の充填所も津波被害を受けたため、4カ所の充填所のうち2カ所だけが残った。
 震災後、卸売事業者を中心としたメンバーがカメイの充填所に毎日のように集まり、どうすべきかを話し合った。その話し合いの中で@カメイと岩谷産業の充填所を他の事業者も利用させてもらうA自社容器か否かにかかわらず、がれきの中の容器回収を行い、後日連絡を取り合って自社容器の引き取りを行うB他社の消費者からLPガスの供給再開を求められた場合、元の販売事業者に再会してもらうよう消費者に案内するなどを申し合わせた。
 佐藤専務は三陸支部の支部長を務めている。支部の被害状況はつかめていない。支部のエリアには、町内の家屋の7割が全半壊し役場も流された南三陸町が含まれる。
 店主や従業員は無事なのか。死亡したのか行方不明なのか。彼らは避難所にいるのか、親戚や知人の家に身を寄せているのか。店は残っているのか。全壊したのか半壊なのか。消費者がどれだけ残っているのか。


PBN2011.4.4-03


ing
避難拠点にLPガス
旧騎西高校 双葉町から1200人入所
埼玉・加須市

 ingコーポレーション(本社・鴻巣市、竹澤裕信社長)が3月30日から福島県双葉町の避難者の受け入れ拠点となる加須市の旧埼玉県立騎西高等学校校舎にLPガス供給を開始した。
 22日、埼玉県から要請があったため、2007年の同高閉校前までLPガスを供給していた同社が配管や器具、保安設備の点検調査などを開始。25日に、他工事店が体育館の更衣室内にあるシャワー用に設置した給湯器3台にLPガスを通した。26日には、給湯用に5号湯沸器2台、給湯器1台を設置、校舎と体育館用にLPガス容器50キログラム16本を設置した。29日には校舎4階の調理室に給湯器1台を設置するとともに、急きょ要請を受け、生徒ホールの厨房にテーブルこんろ5台を設置し、LPガス容器50kg8本を設置した。30日には、加須市が用意した回転釜2台、炊飯釜1台を設置し、LPガスを通した。


PBN2011.4.4-04


エネ研提言
IHの使用避けるべき
朝夕ピーク時の節電対策で

 東京電力管内の電力需給が厳しさを増しているが、日本エネルギー経済研究所は3月24日、「家庭の節電対策と消費電力抑制効果」と題するレポートを発表し、朝夕のピーク時に1世帯当たり2kwもの消費電力となるIH調理器をはじめ、多消費型家電機器の使用を避けるべきと呼びかけている。
 東電管内では28日から計画停電を、従来の5グループを25区域に細分化し、実施している。需要サイドでは家電機器や照明などを「こまめに消す」「設定温度を下げる」「使用時外はコンセントを抜く」など努力が続けられている。
 エネ研はこうした対策で「東電管内で290万kwの節電が可能」と試算。しかし、暖かくなる春先にかけても朝方(6〜8時)と夕方(18〜20時)の節電の継続が必要としている。
 特に使用時間が短くても消費電力が大きい家電機器の朝夕の使用について「極力避けることが望ましい」とし、これによって東電管内で朝方90万kw、夕方140万kwのピークをシフトすることが可能と試算している。


PBN2011.4.4-05


“安全な水”需要が急増
メーカー出荷状況

 福島第一原子力発電所の緊急事態に伴い、複数の浄水場の水道水から基準値を超える放射性ヨウ素が検出された。被災地の水確保とあわせ安全な水を求める動きが東日本を中心に広がり、水の需要が急増している。メーカー各社の出荷状況を追った。


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