2011年4月11 日(月曜)
第2923号(平成23年)

「東日本大震災」で被災された皆様に心よりお見舞い申し上げます。

石油化学新聞社は3月11日の地震発生直後から、本社LPG局に成冨治社長を本部長に「大震災報道本部」を設置。「プロパン・ブタンニュース」「日刊プロパン・ブタン情報」の震災報道を本格化しています。

石油化学新聞社は、全社挙げて甚大被害、非常報道体制をとりながら、「ともに生きる業界の姿」をクローズアップします。LPガス業界は被災地の皆様とともに歩きます。

           石油化学新聞社 プロパン・ブタンニュース


報道特集/東日本大震災 


LPガス法逐条解説
好評発売中
総 合 面
  • 2月CIF、プロパン・ブタン平均3,752円
  • 若い力で仲間助けたい 長野県協佐久青年部が同業者に義援金169万
  • 神奈川県協、被災地支援で充填済み容器1000本など


LPガス資料年報
地 方 面
  • 北海道=空知ガス取引先JAが春のガス展でSiこんろを特価提供
  • 中部=東邦ガス23年度計画、LPガス営業力強化し増販を
  • 近畿・四国=名神新日石が対電化へガス外強化
  • 中国=アストモス中国、燃転活動を後押し 実践講座でノウハウ共有
  • 中国=「豊かで輝く未来を」山陰酸素がロゴマーク一新
  • 九州=九州ブロック協、被災事業者、従業員支援で義援金4000万円
  • 九州=「活火山」単一エネに依存する怖さ
住 設 供 給 機 器 / 新 技 術
  • マイコンメーター22年度需要300万個割れ 震災も影響し激減
  • 「厨房機器展」ガス業界は涼厨機器で存在感
  • LPガス事業者と家電販売F=絆づくりに家電活用
GHPとコ・ジェネ版        GHP出荷実績 H22年3Q・上期 
    GHP出荷実績 平成22年10月-12月
    東京・多摩地区で小中学校の冷房化進む 都の助成金で各市が導入検討
    学校空調でLPガス仕様の提案を
    東京電力管内、電力不足長期化へ 夏の計画停電拡大は不可避

先 週 の 日 刊 プ ロ パ ン ・ ブ タ ン 情 報>
以下の見出しは日刊プロパン・ブタン情報からのものです
日刊プロパン・ブタン情報についてはこちらから
  • 4月4日(月)
    * 東電管内から消えた「オール電化」、新規営業を中止
    * 東電管内の電力不足、夏季に向けガス空調の注目度高まる
  • 4月5日(火)
    * 相馬市や二葉町などで75%の事業者の安否確認できず
    * 福島県協、仮設住宅建設の応援協力やこんろの確保を確認
  • 4月6日(水)
    * 福島市での避難所生活、「LPガスがあって本当に助かる」
    * 神栖の国備プロパン4万トン放出、7日終了見通し
  • 4月7日(木)
    * 被災者や原発エリアのガス需要家、全国各地へ避難
    * 原発30km圏内に戻る住民、LPガス供給は綱渡り
  • 4月8日(金)
    * LP協が容器回収作戦、グループ組織して派遣へ
    * 政府が緊急調査、仮設住宅用資材は供給量確保の見込み
  ご希望の方に見本紙をお送り致します。
    プロパン・ブタンニュースは昭和29年の創刊以来LPG業界とともに歩んでまいりました。
    創刊より半世紀を経、創業時の基本理念に立ち戻るとともに新しい挑戦を続けて行きます。
    LPガス業界で高い支持を頂いてるプロパン・ブタンニュースを読んでみませんか?
    e−mail もしくはファクシミリにてご連絡下さい。
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2011(H23)年
4月11日(月曜)
第2923号

PBN2011.4.11-01


疲労・心労ピークもこれからが戦い 東日本大震災
地震・津波・原発の三重苦
福島県協対策会議 系列超えてサポート

 福島県LPガス協会は1日、福島市の福島県LPガス会館で初の災害対策会議を開き、復興・復旧に向け業界挙げて臨むことを確認。宮城県LPガス協会も5日、仙台市の県管工事会館で4回目となる緊急対策会議を開催。ガス機器や供給機器が不足気味で、消費者の要望に迅速に対応できなくなっているという現実が報告された。壊滅的な被害を受けた東日本大震災から1カ月。原発問題などもあり、国を挙げた復興・復旧作業はいまだに進まないのが実態。両県協会とも厳しい現実に直面しながらも「本当の戦いはこれからである」と強い決意で臨むことを確認した。


PBN2011.4.11-02


配送事業者
供給阻む30kmの壁
原発事故長期化 解決の糸口見えず

 政府は5日現在も、福島第一原発から20〜30km圏内を屋内退避エリアにしている。この外環の30kmラインがLPガス安定供給を阻んでいることが、1日に福島県LPガス協会が開いた災害対策会議で明らかになった。屋内退避エリアでガス供給を継続しているのが地元4事業者だけ(1日現在)なうえ、30kmラインを境に配送を断る事業者が多い実態が報告された。一方、行政は安定供給への強い要求を同協会に寄せる。避難指示の2km以内とは異なる「本当に悩ましい問題」((佐藤允昭会長)が、震災から1カ月が経過しても解決の糸口も見えないまま横たわっている。


PBN2011.4.11-03


原発退避区南相馬市
逃げるわけにはいかない
地元事業者 復興信じて進む

 福島第一原発から20〜30km圏内で、政府が屋内退避エリアに指定している福島県南相馬市原町区で、震災後も変わらず販売事業を継続する相馬ガス(本社・南相馬市原町区、村澤洋明社長)の村澤社長とマツモト(本社・南相馬市原町区、松本卓真社長)の松本社長は7日、石油化学新聞社の電話取材に、「原町は電気も水道も復活している。この状況でライフラインのLPガス事業者が逃げられるわけがない」(村澤社長)、「屋内退避を厳密に言えば営業できないが、結局誰がエネルギーを供給するかという話だ。地元の事業者がするしかないだろう」(松本社長)などと語った。


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