2011年8月1 日(月曜)
第2938号(平成23年)

「東日本大震災」で被災された皆様に心よりお見舞い申し上げます。

石油化学新聞社は3月11日の地震発生直後から、本社LPG局に成冨 治社長を本部長に「大震災報道本部」を設置。「プロパン・ブタンニュース」「日刊プロパン・ブタン情報」の震災報道を本格化しています。

石油化学新聞社は、全社挙げて甚大被害、非常報道体制をとりながら、 「ともに生きる業界の姿」をクローズアップします。LPガス業界は被災地の皆様とともに歩きます。

           石油化学新聞社 プロパン・ブタンニュース


総 合 面 


LPガス法逐条解説
好評発売中
東 日 本 版
  • 岩手県協が弔慰金・見舞金 被災会員に義援金を配分
  • LPG車提供支援第2弾 ヤナギが宮城県協に2台
  • <ともに生きる>鎮魂と復興の願い込め「相馬野馬追い」厳かに


LPガス資料年報
地 方 面
  • 北海道=北海道AWがカルチャーナイトに参加 エコエネ実験など人気
  • 中部=「東液青年部会」が29会員で発足 代表幹事に池田則浩氏
  • 近畿・四国=洲本ガスグループ、顧客第一主義を徹底
  • 中国=<ひと/中国路>山田日之出ガス社長・折場孝氏=業界挙げコスト削減を
  • 九州=福岡水素エネ戦略会議2期計画スタート 燃料電池普及に力
LPガスセミナー
in
北海道のお知らせ

2012年版 ガスカレンダーのご紹介
住 設 供 給 機 器 / 新 技 術
GHPとコ・ジェネ版        GHP出荷実績 H23年1Q 
  * 東京・多摩地区で小中学校の冷房化進む 都の助成金で各市が導入検討
  * 学校空調でLPガス仕様の提案を
  * 東京電力管内、電力不足長期化へ 夏の計画停電拡大は不可避 
  * 「EHPからGHPへ」化学工学会が電力危機に緊急提言

先 週 の 日 刊 プ ロ パ ン ・ ブ タ ン 情 報>
以下の見出しは日刊プロパン・ブタン情報からのものです
日刊プロパン・ブタン情報についてはこちらから
  • 7月25日(月)
    * 経産省、8月からLPガスの安定供給のあり方検討
    * 振興センター・山ア理事長、安定供給へ豪と対話促進
  • 7月26日(火)
    * ニチガス、米テキサス州で電力小売に参入 豪に続く海外事業進出
    * 6月LPガスCIF速報、t78,391円と高値維持
  • 7月27日(水)
    * 鈴与商事、新エネ事業や生活サービス事業に経営資源を積極投入
    * TOKAIグループ、10月に情報通信事業を組織再編
  • 7月28日(木)
    * カメイ、LED電球4000個を宮城県に寄贈
    * 6月LPガス需給実勢、一般用出荷が17%減と低迷続く
  • 7月29日(金)
    * サウジ基金支援事業、東北3県中心に110販売事業者から申し込み
    * ヤナギとLP協・堀江氏、宮城県協にLPG車提供
  ご希望の方に見本紙 をお送り致します。
    プロパン・ブタンニュースは昭和29年の創刊以来LPG業界とともに歩んでまいりました。
    創刊より半世紀を経、創業時の基本理念に立ち戻るとともに新しい挑戦を続けて行きます。
    LPガス業界で高い支持を頂いてるプロパン・ブタンニュースを読んでみませんか?
    e−mail  もしくはファクシミリにてご連絡下さい。
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2011(H23)年
8 月1日(月曜)
第 2938号

PBN2011.8.1-01


全国縦断フォーラムが閉幕
5会場に600人のガスマン集結

 全国5都市を縦断しエネルギーベストミックスで日本復興を訴える「2011全国縦断GHPフォーラム」(GHPコンソーシアム主催、石油化学新聞社/プ ロパン・ブタンニュース後援)は7月27日の東京会場で閉幕した。5会場で計600人のガスマンが参加。GHPのセールスポイント・基礎知識・アプローチ 方法などを原点に戻って学んだ。ガス業界が団結し1台でも多く普及させることを誓った。【3面、7面に関連記事】
 今年の統一テーマは「GHPが電力不足を救う!エネルギーベストミックスで日本復興〜今こそ求められるエネルギーベストミックス社会〜」。名古屋、大 阪、福岡、広島、東京で開催した。講師は5会場で延べ25人。仙台会場は今後の状況をみて開催を予定している。
 福島第一原発事故がもたらした電力供給不足や節電対策に対応するGHPの役割をクローズアップしたほか、超高効率「GHPエグゼア」の訴求ポイント、全 国へ広がりを見せる公立学校冷房化に向けた営業手法を提示した。国のエネルギー政策転換なども見据えた。
 各会場とも定員を大幅に上回る参加者で熱気に溢れた。節電対策やエネルギー政策転換を見据えた「エネルギーベストミックス社会」構築に必見のセミナーと なった。全会場でヤンマーエネルギーシステム、アイシン精機、三洋電機販売、三菱重工空調システム、ダイキン工業が2011年の空調市場を展望した。


PBN2011.8.1-02


LPG化でCO削減
設備更新補助今期58件
年1万1409トンの効果

 日本LPガス団体協議会は、11年度エネルギー使用合理化事業者支援補助制度に申請のあった140件を審査し、7月25日付で58件・4億9100万円 を交付決定した。重油などを多く消費する設備をLPガス機器に更新・改造する際の補助金で、今年度から新設。決定件数全体の原油換算燃料削減量は年 1578キロリットル、CO
排出削減量は1万1409 トンとなる。


PBN2011.8.1-03


矢崎総業
エネ大転換に積極対応
ガス・電力・自然エネ 複合分野で快適商品を

 矢崎総業(矢崎信二社長)は7月22日、東京・港区の東京本社で矢崎陸・専務環境エネルギー機器本部長、橋本仁・ガス機器事業部長らが、新体制披露を兼 ね業界専門紙記者と情報交換を行った。そのなかで矢崎専務環境エネルギー機器本部長は、大震災を契機としたエネルギー大転換期だからこそ、市場・顧客が望 む商品・サービスの提供に腐心していく所信を明らかにした。同社は、6月21日から71期事業年度をスタート。併せて環境エネルギー事業のトップに矢崎専 務を据える新布陣を敷いている。
 矢崎専務は、「従来からでガス機器、環境関連機器を統括する立場として、矢崎総業の専務、矢崎資源の副社長として事業に携わっていたが、今回本部長を拝 命することとなった」としたうえで、「3月11日の大震災以降、エネルギーは大きな転換点を迎えたと感じている。エネルギー業界をどう支えるか、エネル ギー事業者の皆さんとともにどう歩むか。メーカーの立場から製品、サービスあらゆる面で市場、現場、顧客が望むものを提供していく必要がある」とした。
 さらに「私たちの取引先はLPガス、都市ガス、電力と多彩で、これら複合エネルギーをどう多角的に発展させていくかが大きな使命だ。各々のパートナーと しての位置づけを確固たるものにし、安全・安心を柱に、快適生活の実現に貢献できる商品・サービスの提供に腐心していく」と所信を語った。


PBN2011.8.1-04


業務用こんろ
熱効率45%の新製品
ジーアンドイー 優れた省エネ・環境性

 ジーアンドイー商工(本社・茨城県小美玉市、岡田忠彦社長)は7月から、業務用高効率ガスこんろの販売を開始した。同製品は、富田製作所(本社・東京、 冨田茂社長)が東京ガスと共同開発したもので、熱効率45%以上を達成した機器。
 一般的な業務用ガスこんろの熱効率は30%程度だが、同製品は大幅な熱効率アップを図り、省エネや環境性能に優れる。熱効率を向上するため、従来型こん ろでは60mmあるバーナーヘッドからゴトクに載せた鍋底までの高さを32mmに設定した。通常、バーナーヘッドから鍋底までの高さを低くすれば一酸化炭 素の発生が増えるが、2年をかけた技術開発の結果、従来型の半分の高さまで低くしても一酸化炭素を増加させない製品開発に成功したもの。
 構造的にもバーナーのベース部分とバーナーヘッドを分離することができ、煮こぼれなどでヘッドが汚れても簡単に取り外して水洗いができる。