発行所 石油化学新聞社
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  プロパン、LPガス専門紙 ・ 1955(S30)年2月創刊
  2013年5月27日(月曜)  第3028号(平成25年)
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LPガスの歴史を機器ごとにまとめました 2000年10月以降の見出しをご覧下さい
今年で発刊46年目 LPガスの統計資料を網羅  LPガス法解説
 
 
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  • 都LPG活用検が避難所向け必要量試算 東京湾北部地震で112トン
  • 佐久集中監視センターが無線敷で業務拡大
  • サンリン、太陽光を今期5メガワット目指す 集合住宅に積極提案
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以下の見出しは日刊プロパン・ブタン情報からのものです
日刊プロパン・ブタン情報についてはこちらから
  • 5月20日(月)
    * 東燃ゼネラル、米国から60万トンのLPガス購入 北米価格指標リンクで
    * コスモ石油ガス・鈴木社長、コージェネの位置づけに期待
  • 5月21日(火)
    * 「今年も攻める」エコジョーズ販売目標を倍増 全国ミツウロコ会
    * ENEOSグローブ初の全国キャンペーン 東京・関東が表彰式
  • 5月22日(水)
    * 「災害に強いLPガスの活用へ全国商工会連合会が協力
    * 東北業界、人口・顧客減少が深刻化
  • 5月23日(木)
    * 2012年度のLPガス販売量1,694万トンに増加
    * 米エネルギー省が日本向けLNGの輸出承認
  • 5月24日(金)
    * 茨城県協、7月1日に防災対策説明会 自治体・教育委へLPガスの活用アピールへ
    * 「今がチャンス、今をおいてほかにない」奈良県協会長にLPガス常設提案を聞く
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    プロパン・ブタンニュースは昭和29年の創刊以来LPG業界とともに歩んでまいりました。
    創刊より半世紀を経、創業時の基本理念に立ち戻るとともに新しい挑戦を続けて行きます。
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2013(H25)年
5月27日(月曜)
第3028号

PBN2013.5.27-01


LPガス
強靱な供給網構築を
総合エネ調 施策推進で意見一致
電力・ガス改革は遅れ指摘

 総合資源エネルギー調査会は20日、経済産業省会議室で第3回会合を開いた。今回のテーマは、東日本大震災で表面化したエネルギー流通面の課題。LPガスの強靭なサプライチェーンも議論に上がり、安藤久佳・資源エネルギー庁資源・燃料部長が、中核充填所やLPガス国家備蓄基地への取り組みなどを説明した。委員の間で異論は出ず、現行対策の着実な進捗が求められることになりそう。一方で一部の委員から、電力や都市ガスには改正案の実行や供給網を充実するよう注文する意見が出た。


PBN2013.5.27-02


「明確な位置づけを」
日協が意見書 新しい基本計画に

 日本LPガス協会(松澤純会長)は新しいエネルギー基本計画の策定に向けて検討を進めている総合資源エネルギー調査会総合部会に意見書を提出した。20日の総合部会で公表された。
 日協はこの中で、新たな計画に「LPガスがその役割を十分に果たせるよう、明確な位置づけ」を求めている。
 ポイントは@供給の安定性A分散型で災害に強いBクリーンなガス体エネルギー――の3点。


PBN2013.5.27-03


全国縦断フォーラム
GHP完全復活へ全力
名古屋皮切りに7会場で

 「GHP完全復活への道」を目指し、GHPコンソーシアム(田中宏昌理事長)は7月11日の名古屋会場を皮切りに、全国7会場で恒例の「全国縦断GHPフォーラム」を開く。各会場では「災害に強いLPガスと今後の貢献」のタイトルで経済産業省による基調講演が行われ、LPガス業界がGHPを軸に需要拡大に向けて取り組むべき方向性が示される。


PBN2013.5.27-04


蟹江プロパン
家庭に除菌・消臭水
自社開発品 噴霧器置き中身交換

 蟹江プロパン(本社・愛知県蟹江町、黒川智勝社長)はガス外事業を強化するため、空間衛生・快適化ビジネスを始める。化学事業部が開発した環境に優しい除菌・消臭水(次亜塩素酸水)と専用の噴霧器を6月から発売する。黒川公明会長は「噴霧器をお客さま宅や施設に設置すれば、除菌・消臭水を定期的に販売できる。顧客接点を強化し、LPガス事業の充実につながる商材だ。ガス外事業として非常に有効」と語り、LPガス販売店など他社への卸売も展開する方針。


PBN2013.5.27-05


複合エネ事業
「参入へ準備急げ」
福岡地区協総会 泉会長が提言

 福岡県福岡地区LPガス協会(泉博文会長)は13日、福岡市の西鉄グランドホテルで通常総代会を開いた。泉会長は平成25年度の重点課題にコンプライアンス強化を挙げた。また、将来的なLPガス業界のあり方として、発送電分離の進展を踏まえ「電気、ガス、水道など地域のライフラインを担う複合エネルギービジネスの時代が迫っている。参画の準備を急ごう」と提言、業態改革の必要性を訴えた。海外エネルギー事情をテーマに勉強会を開く案も浮上している。


PBN2013.5.27-06


伊藤工機
災対バルクをリニューアル
震災経験から汎用性向上

 伊藤工機(本社・東大阪市、内海二郎社長)は4月、災害時対応バルクシステム「EBSシリーズ」をリニューアル発売した。日団協の平成24年度石油基地等産業保安強化事業費補助金の対象事業品として刷新したもの。貯槽は300kg(縦型・横型)、500kg(縦型・横型)、1t(縦型・横型)のほか、横型3tタイプを揃えた。バルクベースやガードパイプがない場合にも対応できる。また3tタイプでは、バルクベースとガードパイプなしのみの縦型貯槽もラインアップ。全8種でニーズに応える。


PBN2013.5.27-07


新ブランド「うるのん」全国へ TOKAI

 大手飲料水メーカーの参入で宅配水市場の競争が激しさを増すなか、アクア顧客10万件を擁するTOKAI(本社・静岡市、鴇田勝彦社長)は関東を軸に全国展開へ歩を進める。6月に世界文化遺産への登録を控えた霊峰・富士。その裾野に完成した「アクア富士山プラント」が生み出す「富士の天然水」のワンウェイブランドを親しみやすい「うるのん」に一新した。幅広い世代で高い認知度を持つ「ドラえもん」をキャラクターに起用し、ブランド力に一層の磨きをかける。


PBN2013.5.27-08


有力各社の商品・販売戦略

アクアクララ
50万件超へPR強化
生活・環境・健康を創造

 アクアクララ(本社・東京、赤津裕次郎社長)は現在、全国各地の優良地場企業91社とAP(アクアクララパートナー)契約し、69の製造工場から、オフィスや家庭45万件にアクアクララを提供している。50万件の大台突破に向け、俳優・谷原章介さん起用のテレビCMの展開、赤ちゃんのいる家庭向け「ベビアクア」の提案など幅広い層の会員を獲得し、宅配水業界トップの地位を着々と固めている。


PBN2013.5.27-09


ウォーターダイレクト
安全・安心
おいしい水世界に
東証マザーズ3月に上場 生産能力を倍増

 ナチュラルミネラルウォーター「CLYTIA25」の宅配サービスを行うウォーターダイレクト(本社・東京、伊久間努社長)は3月15日、東京証券取引所マザーズ市場への上場を果たした。累計契約数は16万件を突破し、さらに成長を加速させている。
 昨年から富士吉田工場の製造ライン拡張工事を進めており、CLYTIA25の生産能力は今夏、従来の2倍になる。
 佐久間社長は「安心・安全なおいしい水を全世界に提供するという経営理念の下、より魅力ある商品・サービスの提供に尽力する。上場会社としての自覚を持ち、期待に応えるべく社会への貢献と企業価値の向上に努める」と語る。


PBN2013.5.27-10


ウォーターネット
加盟店を強力サポート
品質管理徹底 オーナー会で情報交流

 ウォーターネット(本社・東京)は3月5日付で新体制に移行し、湯川剛社長が会長、OSGコーポレーションの山田啓輔営業本部長が社長、ジャパンフーズの山口亜佐雄経営企画部長が副社長に就任した。浄水器・整水器ビジネスの営業現場を回り、販売店支援に携わってきた山田氏と、総務や経理など管理部門と広報に精通する山口氏のタッグで力強く運営する。
 新体制では、社内的に営業支援システムなどIT活用による営業効率アップと、小集団で管理するベスト経営(いわゆるアメーバ経営)を推進。同時に加盟店との関係強化のため、経営者、プラント管理者、営業責任者に向けた情報発信とサポートを行う。


PBN2013.5.27-11


コウノウォーター
エコなサーバー提案
使い切りボトル 電気不要導入しやすく

 富士山麓のミネラル天然水・スーパーバナジウム富士をメーンブランドに掲げた宅配水メーカーであるコウノウォーター(本社・山梨県山中湖村、東條浩一社長)は、宅配水顧客の裾野拡大に向け、リサイクル対応の使い切りボトルと電気を使わないエコなウオーターサーバーを積極的に提案していく。
 宅配水事業では、代理店など普及する側では仕入コストの増大、利用者側にとっては置き場所など、サーバーが普及のネックとなっているのが実情。同社が提案するエコサーバーは、使い切りボトルを常温で利用する仕組み。従来の冷温水サーバーに比べ大幅な低コストで済むため、販売する側にとってはコスト負担が小さく、サーバー設置に抵抗感を持つ利用者側も気軽に利用できる。宅配水の“入門編”とも言えるアイテムとして提案する。


PBN2013.5.27-12


エア・ウォーター
ワンウェイボトル専用
「信濃大町工場」稼働
独自設計サーバーなど ニーズ対応の展開

 宅配水「AW・ウォーター」を展開するエア・ウォーター(本社・大阪市、青木弘会長)は3月に長野県大町市に宅配水用新製造工場「信濃大町工場」を完成させ、4月からワンウェイ方式で出荷を開始した。同社初の天然水を原水とした工場。


PBN2013.5.27-13

サイサン
新型サーバーを投入
2014年までに10万件目指す

 サイサン(本社・さいたま市、川本武彦社長)は1月、矢崎エナジーシステムと共同開発した新型ウオーターサーバー「JLサーバー」を市場に投入した。新サーバー投入により2014年までにウオーターサーバー設置件数10万件を目指す。
 「ウォーターワン」ブランドとして天然バナジウム水をワンウェイ方式で販売し、13年5月時点での設置件数は約5万5千件。富士吉田市のウォーターワン工場に続く第2水源の早期確保も検討している。


PBN2013.5.27-14


トーエルハワイ新拠点近く稼働
モアナルア工場
日本全域へ販売エリア拡大
「ハワイ産ピュアウォーター8リットルボトル」を生産

 トーエル(本社・横浜市、中田みち社長)はハワイ・オアフ島に水源を確保、近く「トーエルU.S.A.モアナルア工場」として稼働する。ハワイ産ピュアウォーターの8リットルワンウェイボトルを新たに生産し、日本国内全域で販売するほか、東南アジア向けに輸出を行う。代理店、OEMも積極的に募集するなどでパートナーづくりも加速させる。


PBN2013.5.27-15


ナック
全国加盟店網を拡大
「クリクラ」50万件突破 100万件視野に販促

 宅配水「クリクラ」を展開するナック(本社・東京、寺岡豊彦社長)は2011年度の宅配水市場で売上高シェアナンバーワン(矢野経済研究所調べ)となり、「宅配水=クリクラ」を浸透させるべく、圧倒的ナンバーワンを目指し全国加盟店ネットワークを拡大している。3月末時点でクリクラチェーン全体の合計顧客件数が50万件を突破し、年間ボトル製造本数も1700本に達した。15年度までには全国加盟店販売拠点数を1千店にし、将来的には顧客件数100万件を目指す。
 具体的には、4月からクリクラナンバーワンキャンペーンを実施。CMキャラクターにはお馴染みの「クレヨンしんちゃん」を起用し、全国で大々的に放映する。今期、全国のクリクラチェーンの後押しとなる販売支援として宣伝・販促費約12億円を投下する予定だ。


PBN2013.5.27-16


マルエイ
水分子を最小化吸収しやすく
こだわりの天然水
品揃え強化商圏拡大

 マルエイ(本社・岐阜市、澤田栄一社長)は、エネルギーと快適生活提案事業を通じて永続的発展的な幸せ社会の創造の実現を目指そうと取り組んでいる。その一環で、こだわりの天然水の宅配を扱う「おいしい水事業」を全国で展開している。
 中心商品の「カリメラの水」はバナジウムミネラルを含んだ富士山の天然水を、独自の製法で一般的な天然水の半分の大きさまで水分子を最小化。身体への吸収性を高め好評を得ている。


PBN2013.5.27-17


ミツウロコビバレッジ
加盟金不要
代理店を積極支援
事業規模拡大 グループ中核企業へ

 ミツウロコビバレッジ(本社・山梨県鳴沢村、大森基靖社長)は、参入障壁の低さを強みにサーバー設置型宅配水の代理店を増やす一方、受託生産の拡大を進めている。昨年の麦茶発売を皮切りに清涼飲料にも参入。今期から「タリーズコーヒー」のフランチャイズにも加盟した。これらを柱に2015年までに事業規模を3倍に拡大する。
 同社は、富士山麓で採水するバナジウムを豊富に含んだ天然水をバッグインボックス(BIB)とペットボトル(PET)で販売することを主力事業としている。


PBN2013.5.27-18


活況呈す宅配水市場 現状と課題

 宅配水市場の2ケタ成長がここ数年続き、それに伴う新製造工場の建設や新型ウオーターサーバーの投入、新規参入企業増などによりウオータービジネスはさらに活況を呈している。東日本大震災と福島第一原発事故を受け安全な水を求める消費者意識が高まり、宅配水の需要が急増。認知度も飛躍的に向上した。宅配水事業には、NGP(ガス外収益)を切り口に早くからLPガス事業者が多く参入し、現在もLPガス事業者が牽引役を担っている。ただ、昨年3月にサントリーが本格的に参入するなど大手飲料水メーカーが動き出している。一方、ウオーターサーバーをはじめ衛生・安全面への対応も注目されており、幼児のやけど事故やサーバーからの出火による重大製品事故などの課題も出てきている。日本ウォーターアンドサーバー協会(JWSA、赤津裕次郎代表理事)と日本宅配水協会(JBWA、寺岡豊彦代表理事)の市場調査や取り組み、事故に対する行政の対応など、宅配水市場の現状と課題を追った。


PBN2013.5.27-19


成長続ける「富士の湧水」 岩谷産業
“絶対品質”を強みに
CMイメージキャラクター 西本智実さんを起用

 岩谷産業では、ナチュラルミネラルウオーター「富士の湧水」、同原水を原料に誕生したスキンケア化粧品「fujina」のCMイメージキャラクターに、世界的な指揮者・西本智実さんを起用することで、イメージ刷新を図った。
 西本さんは、現在イルミナートフィルオーケストラの芸術監督兼首席指揮者などを務める日本を代表する指揮者。タクトを振る凛々(りり)しい美貌の西本さんの姿を通じて、「富士の湧水」と「fujina」の“みずみずしさ”を訴求していく。


 
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