発行所 石油化学新聞社 本社:東京都千代田区岩本町2−4−10 電話 03−5833−8840 地図 FAX 03−5833−8841 支社:大阪 支局:札幌・仙台・名古屋・広島・福岡 |
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プロパン、LPガス専門紙 ・ 1955(S30)年2月創刊 | ||
2013年10月28日(月曜) 第3050号(平成25年) | ||
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LPガスシンボルマーク ステッカー好評販売中 |
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特集記事 <ガス警報器工業会> <WLPGFロンドン大会と英国ガスエネ事情調査団報告> |
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GHPとコ・ジェネ版 / 新エネルギー版 | GHP出荷実績 | |||||||||
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<先 週 の 日 刊 プ ロ パ ン ・ ブ タ ン 情
報> 以下の見出しは日刊プロパン・ブタン情報からのものです。 日刊プロパン・ブタン情報についてはこちらから |
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ご希望の方に見本紙をお送り致します。 プロパン・ブタンニュースは昭和29年の創刊以来LPG業界とともに歩んでまいりました。 創刊より半世紀を経、創業時の基本理念に立ち戻るとともに新しい挑戦を続けて行きます。 LPガス業界で高い支持を頂いてるプロパン・ブタンニュースをぜひご購読ください。 e−mail もしくはファクシミリにてご連絡下さい。 |
2013(H25)年 | |
10月28日(月曜) | |
第3050号 | |
PBN2013.10.28-01 伊豆大島 相次ぐ台風 緊張続く 土石流などでLPガス300世帯被災 都協は復旧応援隊派遣も 台風26号で甚大な被害を受けた伊豆大島では、26日にも台風27号が接近することから、25日午後3時には全島に避難勧告が発令されるなど、予断を許さない状況が続いている。マルヰエナジー(本社・伊東市、亀田隆茂社長)は元町地区に大島営業所を置くが、「避難勧告が出されたことで、現地社員は避難した。また、元町地区に事務所を構える他の2社も避難した(マルヰエナジー本社関係者)」という。東京都LPガス協会はLPガス設備の復旧などで応援部隊の派遣も視野に入れている。 東京都では、23、24日に都のチャーター船舶などで計127人が都内施設に緊急避難者を収容したほか、定期連絡船で都内や静岡県の伊東や下田などへ多数の島民が避難している。 東京都の環境保安課、東京都LPガス協会の収集情報では、大島でのLPガス関連設備被害は、21日現在で島内LPガス供給事業者8事業者のうち、元町地区で供給する4事業者(マルヰガスエナジー大島営業所、高梨プロパン、カワシマ、エムケー商会、JA伊豆大島)の顧客で一部損壊を含めて約300世帯に達し、特に土石流被害にあった設備の回収など天候も優れず思うように進んでいないという。 PBN2013.10.28-02 群馬県協 需要開発へ新機軸 懸賞付き販促企画 常設提案や火育展開 群馬県LPガス協会(遠藤祐司会長)は、需要開発推進運動の活性化へさまざまな施策を展開している。顧客との関係強化を図ろうと有名テーマパークのチケットをインセンティブにしたキャンペーンを開始。自治体へのLPガス機器設置提案や火育活動も下期から本格展開する。遠藤会長は17日、県協会主催の講習会で「覚悟を持って取り組めていないのが現状だ。商売のタネとしてLPガスをしっかりPRしよう」と呼びかけた。 キャンペーンでは、懸賞品として「ディズニーリゾート」のペアパスポートを200組・400人分用意した。 市場基盤をより強固にすることが目的で、購入の有無に関係なく応募できるようにした。県のマスコット「ぐんまちゃん」のイラストを中心に据えたチラシを20万部印刷し、全県で今月中旬から頒布を始めた。 PBN2013.10.28-03 LPガスはグローバルエネルギー WLPGFロンドン大会と英国ガスエネ事情調査団 石油化学新聞社(プロパン・ブタンニュース)は、9月28日から10月5日まで8日間の日程で「第26回世界LPガスフォーラムロンドン大会と英国ガスエネルギー事情調査団」を派遣した。30日に英国北部のエディンバラでガス利用施設を視察した後、2日からロンドン市内のクイーン・エリザベス2世カンファレンスセンターで開かれたフォーラムに参加した。特にフォーラムでは会議セッションへの参加や併設の技術展示会の見学を通じて、現在、世界のLPガス産業が直面している課題や注目テーマについて視察。世界のLPガス情勢を肌で感じる絶好の機会となった。(山脇広仁記者) PBN2013.10.28-04 省エネ新法来春施行 ガスで電力平準化 コージェネ・GHPを評価 工場や事務所ビルがコージェネ、GHP、蓄電池などを導入して電気使用量を減らしたり、系統電力のピークをカットまたはシフトする努力を評価する新たな体系(=電気需要平準化)を盛り込んだ改正省エネ法が来年4月1日に施行される。原発なき系統電力の脆弱さを需要面から補う。現行法はエネルギーの使用量(キロワット時)抑制を目的としてきたが、改正法は時間(キロワット)の概念を加えた新法に生まれ変わる。経済産業省は設備導入の負担軽減へ、補助制度や電気使用量推計システムを整え支援する。 PBN2013.10.28-05 LPG仕様 GHP出荷24%増 4〜9月 公共施設向け拡大 GHPコンソーシアムがまとめた2013年度上期(4〜9月)のGHP出荷動向によると、LPガス仕様機が前年同期に比べ台数ベースで24.7%増の2498台、馬力・キロワット数で24.1%増と好調を維持した。ほぼ横ばいの都市ガス仕様機との合計は3.5%増の1万3371台、馬力・キロワット数で2.0%増加した。 上期の平均馬力数は18.1馬力(50.68kw)。クラス別構成比率は3〜5馬力7.1%、6〜10馬力13.5%、11馬力以上79.4%。エグゼアの台頭もあり大型機の比率が高くなっている。LPガス仕様機は関東・近畿圏以外の伸び率が大きい。 コンソーシアムは出荷好調の背景を@学校空調の地方への広がり、LPガス業界が各地で積極的に繰り広げている公共施設へのLPガス常設運動の効果が徐々に現れてきたA東日本大震災以降に節電ニーズが高まり、公立学校を中心とした空調機のガス化が一段と進展、工場や事務所ビルが事業継続計画(BCP)対策でエネルギー多様化を進めGHP需要を押し上げたB電力料金の相次ぐ値上げも追い風になった――と分析している。 PBN2013.10.28-06 太陽光発電 非住宅用参入が活発化 ガス事業の信頼生かす 制度改正を睨み模索 太陽光発電を販売するLPガス事業者の多くが、急速に拡大している非住宅用販売にも乗り出していることが、石油化学新聞社が9〜10月、LPガス事業者を対象に実施したアンケート調査で分かった。特に低圧連系で済む50kw未満の販売を、LPガス事業者が最も得意とする住宅用と同様に注力する意向が強かった。一方で、現行体制以上の拡大には慎重だ。非住宅用市場は国の支援制度に拠るところが大きく、制度改正を前にリスクを取れないという心境も浮かび上がる。10月21日までに寄せられたアンケート回答(有効回答35件)を基に、LPガス事業者の太陽光発電販売の現状と将来見通しを検証する。 ◎LPガス事業のための太陽光 アンケート回答によると、太陽光発電を販売する際に住宅用(10kw未満)を無視する事業者はほぼゼロだ。回答者の大半が住宅用の販売実績を持つ。また発電規模別に最も注力していきたい分野を尋ねたところ、住宅用が最も多い19件だった(複数回答あり、図3参照)。実績としても将来見通しとしても、LPガス事業者にとっての太陽光発電は住宅用が主力の一つと言える。 LPガス事業者の太陽光販売手法は、LPガス事業で培った信頼関係を背景に、太陽光発電についても付加価値提案をするというやり方が多い。価格で勝負する訪問販売事業者と一線を画したいからだ。このため主な提案先はLPガス顧客になる。住宅用は設置コスト、土地、管理費、電力会社との協議などすべての面でハードルが低く、提案しやすい環境にある。そもそも太陽光発電を販売し始めたきっかけが、その販売による収益確保や事業領域拡大というよりも、LPガス事業をオール電化攻勢から守るためという事業者も少なくない。 今でも「太陽光発電を販売するうえで一番のネックは、LPガスを売ったほうが儲かるということ。営業担当者もモチベーションが上がらない」(大手全国販社)という声が上がるほど。住宅用はあくまでLPガス事業のためのものという見方がある。 PBN2013.10.28-07 防災へ「支援基地」設置 東液供給センター 物流・通信手段を確保 東液供給センター(本社・名古屋市、松原秀式社長)は、震災時にもLPガスを安定して供給できる強固なサプライチェーンの構築を目指している。有事の際に中枢機能を担う防災支援基地を設置、予備容器や交通・通信手段を確保するなど具体策を計画的、多面的に進めている。10日に名古屋市内で開かれた東液会・東液共栄会合同研修会で、加藤幸雄保安事業部長が概要を説明した。 PBN2013.10.28-08 田島興産 本社を地域防災拠点に 災対バルクと発電機導入 田島興産(本社・佐賀市、田島広一社長)は、本社敷地内に伊藤工機製災害対応型バルクユニット(縦型500kg)と、デンヨー製LPガス非常用発電機(単相3線式9.9キロボルトアンペア)を設置した。導入に際し補助金(石油基地等産業保安強化事業費補助金)を日団協に申請、8月28日に交付決定し、総工事費473万円の3分の2に当たる299万円を賄った。 担当者は「地域住民の災害時の避難場所となるべく防災設備を整えた。LPガス非常用発電機の設置で、停電になっても滞りなく業務を遂行し、緊急時対応ができる。6日に試運転を完了した。補助金交付を受けたLPガス非常用発電機のうち、系統連系まで完了したのは九州では当社が初めて。また、災対バルクと併せて『炊き出しステーション』を備え、無洗米や『富士の湧水』を備蓄した。非常時には地域住民の一時避難所として開放し、食事の提供ができる準備が整った」と説明する。 PBN2013.10.28-09 3部門で上位6者表彰 ガス警報器工業会 リメイク運動 第2ステージ ガス警報器工業会(重盛徹志会長)はLPガス業界のガス警報器設置・交換活動を積極的に後押しするため、昨年度から3年計画で「リメイク運動」を展開している。2014年度までの3年間、全国LPガス協会のLPガス安全安心向上運動と連動し@ガス警報器の設置率の向上(一般住宅75%、共同住宅など100%)A期限切れ警報器の一掃――を目指す。2期目の今年度は「深さと広がり」がテーマ。24日に東京・一ツ橋の如水会館で開かれた経済産業省とLPガス安全委員会主催のLPガス消費者保安推進大会では、「達成率(普及率)」「向上率」「期限切れ一掃率」の3部門でポイント数の高い地方協会を表彰した。リメイク運動を通じ、ガス警報器の設置率や保安への取り組みが地域、企業間で格差があることが顕在化してきた。他エネルギーとの競争が激化するなか、どの地域でも同じレベルの保安サービスを受けられることがLPガス業界全体の信用につながる。消費者に選ばれるエネルギーとなるためにも、ガス警報器を確実に設置・交換して信頼を重ね、保安体制を再構築していく必要がある。達成率上位の協会の取り組みを取り上げ、リメイク運動の最前線をクローズアップする。 |
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