プロパン、LPガス専門紙 ・ 1955( S30 ) 年 2月 創刊   
  第3170号
2016(平成28)年
3月 28日(月曜)
 プロパン・ブタンニュースはおかげさまで創刊61年

発行所 株式会社石油化学新聞社 東京都千代田区岩本町2-4-10  電話 03-5833-8840  FAX 03-5833-8841
支社:大阪 支局:札幌・仙台・名古屋・広島・福岡
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 プロパン・ブタンニュースは、LPガスがガス体エネルギーとして注目され始めた昭和30年にわが国で初めてのLPガス関係専門紙として創刊されました。 これまで業界専門紙として内外のあらゆるニュースを迅速・的確に報道する一方、オピニオンリーダーとしての役割を果たすとともに、業界の良き伴侶として業界の草創期より歩み続けてまいりました。
 本紙は、1面に総合面を配し、首都圏版、北海道版、東北版、中部版、近畿・四国版、中国版、九州版、住設機器・供給機器版で紙面構成しております。また、本紙は専門紙で唯一「GHP&コージェネ版」を設けるとともに、「新エネルギー版」で新しいガスエネルギー時代に対応した紙面づくりに取り組んでおります。
 創刊60年を迎え今後は、展開する拠点(本社・大阪・札幌・仙台・名古屋・広島・福岡)によるネットワークを生かし、正確でタイムリーな情報を提供するほか、販売最前線の声を発信し、従来以上に現場報道に徹します。
 ホームページをご覧いただくとともに、是非プロパン・ブタンニュースをお手元にてご購読くださいますようおすすめ致します。
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東日本大震災とLPガス
< 住 設 ・ 新 技 術 >
 

 <春季特集号>自由化元年・LPガスの時代
 * 好機到来/わが社の提案「ガス+電気+α」
 * 電力自由化 エネ複合時代幕開け
 * 業界各社が続々参入 小売事業者は代理・取次店に
 * 元売や電力大手は提携策広げ連合形成
 * 都市ガス大手も勢力拡大
 * LPガス業界、電力に挑む 系列・新規連携で市場開拓
 * 再生エネ・地産地消・生活支援 地方発の個性は事業者
 * 幕開けした大競争時代「描く成長戦略」
 * 明日への指針-有力事業者の戦略に見る
 * 全国マップ/変わる流通地図
 * 最近の主な流通再編・統合などの動き
 * 検証/流通再編・統合・業務提携
 * アストモスリテイリング=直売18万件の全国販社 自由化に勝つ事業基盤へ
 * ミライフ3社=グループ「第三の創業期」市場激変への対応に手応え
 * LPガス国際セミナー2016 成長継続へ新たな挑戦
 * ニュースワード/政策・需給・防災・環境
GHPとコ・ジェネ版 / 新エネルギー版 GHP出荷実績 

 

先 週 の 日 刊 プ ロ パ ン ・ ブ タ ン 情 報>
以下の見出しは日刊プロパン・ブタン情報からのものです。2/24update
日刊プロパン・ブタン情報についてはこちらから
  • 3月21日(月)
    * 休日の為休刊
  • 3月22日(火)
    * レモンガス、電気セット販売が直売の1割到達
    * 大震災に備え、経産省がガス安全高度化計画見直し
  • 3月23日(水)
    * 2月LPガスCIF速報、トン43,777円に急落 10月以来の4万円台
    * 電力小売り自由化、カウントダウン始まる
  • 3月24日(木)
    * 都協・尾崎会長「不信感払拭へ料金公開の促進を」
    * 会社や店を飛び出して-広がり続ける出前火育教室
  • 3月25日(金)
    * 経産省、4月から「ゴールド保安認定」制度スタート HEMS飛躍へ2段階方式に
    * 地に足付けて家、光熱費、災害を共に考える-2016春を告げる展示会
  ご希望の方に見本紙をお送り致します。
    プロパン・ブタンニュースは昭和29年の創刊以来LPG業界とともに歩んでまいりました。
    創刊より60年を迎え、創業時の基本理念に立ち戻るとともに新しい挑戦を続けて行きます。
    LPガス業界で高い支持を頂いてるプロパン・ブタンニュースをぜひご購読ください。
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2016(平成28)年
3月 28日(月曜)
第3170号

PBN2016.3.28-01


経済省
新認定販売事業者制度が4月スタート
「ゴールド保安認定」新設
集中監視設置率 70%以上などクリアで

 経済産業省は集中監視システムの導入による保安高度化を促すため、4月1日から2段階方式の新たな認定LPガス販売事業者制度をスタートさせる。集中監視設置率が70%以上など厳しい要件を満たす事業者に「ゴールド保安認定」を付与する。
 経済省ガス安全室は22日付で新制度の概要を発表し、併せてLPガス消費者向けとLPガス販売事業者向けのパンフレット、現在230社に上る全国の「ゴールド保安認定事業者」マップを公表するなど、新制度の理解促進のための広報活動を本格化させた。


PBN2016.3.28-02


家庭用電力小売
まず関東と九州で
エネクス 割引プラン発表

 伊藤忠エネクス(本社・東京、岡田賢二社長)は、4月の電力自由化後に、まず関東と九州で家庭用電力小売を行う。東京電力や九州電力より割安な電気料金プランを用意し、LPガス直売顧客に提案する。電力販売を検討する事業者に対する電力卸売・需給調整サービスも開始。LPガス販売店に対する代理店モデル、他地区での電力販売も準備中だ。


PBN2016.3.28-03


トップインタビュー
アストモスエネルギー 増田宰社長

 アストモスエネルギーは4月、設立10周年を迎える。2006年4月、出光ガスアンドライフ、三菱液化ガス、三菱商事LPGユニットを事業統合し、年間LPガス取扱量600万㌧のLPG元売として船出。年間取扱量1千万㌧の世界最大級のLPG元売へと成長した。エネルギーを取り巻く環境が大きく変わるなか、次の10年に向けた経営ビジョンを聞いた。


PBN2016.3.28-04


保安業務
「けいそく君」で改善
ガスパル 社員提案をツール化

 ガスパル(本社・東京、中川健志社長)がLPガス保安分野に「カイゼン」のQC手法を取り入れて6年が経過した。全国のチームから多くの業務改善提案がなされ、優れた事例の全国展開が毎年行われている。提案には帳簿や社内マニュアルの改訂などが多いが、調査に使う「けいそく君」や給湯器設置訓練キットなど、具体的なツール開発につながった事例も珍しくない。


PBN2016.3.28-05


SII
省エネ補助金の募集開始
高効率空調設備など対象

 環境共創イニシアチブ(SII)は22日、平成27年補正予算「中小企業等の省エネ・生産性革命投資促進事業補助金」の公募を開始した。既設設備を更新することで省エネ効果が得られる事業を補助する。予算枠は442億円程度になる。
 26年度補正予算の地域工場・中小企業等の省エネルギー設導入補助金では先着順で採択されたが、今回は募集締め切り後に一括採択する。
 補助率は補助対象経費の3分の1で、上限額は1事業者当たり1億円、下限は同50万円(中小企業・個人事業主は30万円)。第1次の公募期間は4月22日(17時必着)まで。


PBN2016.3.28-06


AQラボ
最新空調を体感・実感
パナソニック 積極利用を期待

 パナソニックは昨年8月、アプライアンス社の国内主要拠点の一つである群馬・大泉町の群馬工場内に、空調・換気設備の体感ショールーム「Air Quality Labo(AQラボ)」をリニューアルオープンした。同社はエアコン事業への取り組みを強化しており、特に大きな成長が期待できる大型空調を国内シェア首位のルームエアコンに次ぐ第2の柱とすべくリソースを集中している。展示機器の入れ替え作業が終了したのを機に、アプライアンス社エアコンカンパニー大型空調営業推進部営業企画課長の辻淳一氏の案内で施設を見学した。


PBN2016.3.28-07


LPガスGHPを導入
埼玉県三芳町 災対で2小学校に

 埼玉県三芳町は学習環境の向上のため、町立小中学校8校にGHPを導入した。小学5校は昨年9月から、中学3校は一昨年9月から稼動開始。うち、上富小と唐沢小はLPガス仕様、6校は都市ガス仕様。市街地にある唐沢小には災害対応バルクを導入し、災害時に避難者支援活動に活用する考え。
 林伊佐雄町長は「ガス空調はランニングコスト比較でメリットがあった。都市ガスでは地震により供給が遮断する可能性がある。そのため、唐沢小に災害時対応としてLPガス仕様を導入した」と説明した。


PBN2016.3.28-08


LPガス料金を公開
割引プランも 仙台アイ・リビング

 仙台市の小売店、仙台アイ・リビング(渡邉政博社長)は16日、ホームページ上で一般家庭のLPガス料金を公開した。
 同社は都市ガスやオール電化の攻勢に対抗するため、料金のあり方を再考し、十数年前から基本料金が大幅に安い料金にしている。これをほぼそのまま公開した。


PBN2016.3.28-09


名プロが研修
見込み客発掘へ橋渡し
女性社員 窓口業務スキル向上

 名古屋プロパン瓦斯(本社・名古屋市、後藤庄樹社長)は17日、名古屋市のリンナイ名古屋研修センターで電話応対などの窓口業務を担う女性社員向け研修会を開いた。電力自由化などによる業務機会の多様化を見据えた営業機能強化の一環。顧客と営業担当社員の橋渡し役として女性社員活用の幅を広げ、見込み客獲得の精度を高めるのが狙い。


PBN2016.3.28-10


京都府協
「最後の砦」地力磨く
丹後瓦斯で中核充填所訓練

 京都府LPガス協会(小中達磨会長)は16日、宮津市の丹後瓦斯宮津工場で中核充填所稼働訓練を行った。同工場のほか、府内中核充填所関係者、協会役職員、宮津・与謝支部役員が参加。来賓として京都府や宮津市の危機管理部門、地元消防や警察の関係者も視察した。
 協会役員は小中会長と深見英雄、小谷幸市郎、畑廣彦の3副会長が出席。小中会長は「東日本大震災から5年。この機会に中核充填所をはじめ、すべての事業者が保安を強化し、災害対策を整えねばならない。それが最後の砦と認められたLPガス業界の務めである」とあいさつした。


PBN2016.3.28-11


なにわ短針
梅田のランドマーク

 ▽…ダイキン工業は16日、梅田のシログチビル屋上に空気の看板「大ぴちょんくん」を完成させた。CMでもおなじみのキャラクターをモチーフにした高さ13×横幅11㍍のフルカラーLED看板である(5面参照)。
 温度や湿度に加え、梅田のその日、その時の空気感を9色のぴちょんくんと擬音語で表現する。熱中症や花粉症、PM2・5など季節ごとの空気環境も、ぴちょんくんが汗をかいたり、マスクをしたり、涙を流して注意を促す。
 さらに目が動いたり、ウィンクで写真撮影を促すなど、キャラクターを生かした演出も行う。ウェブサイトとも連動し、ネットでも看板と同じ情報を見ることができる。背景の空は大阪の天気に応じて変化する。
 グリコ、かに道楽などの派手な看板は大阪名物だが、道頓堀などミナミ界隈に集中していた。大ぴちょんくんには、梅田のランドマークを目指して頑張ってもらいたい。


PBN2016.3.28-12


ガス・CO警報器
家庭用初の無線内蔵型
新コスモス電機 快適環境もお知らせ

 新コスモス電機(本社・大阪市、重盛徹志社長)はLPガス用の無線式「快適環境おしらせ ガス・CO警報器(XC―701)」を開発、「快適ウォッチ」の愛称で29日に発売する。家庭用ガス警報器で初めてガス検知部とCO検知部を内蔵無線で連動する無線式を採用した。


PBN2016.3.28-13


電力自由化 エネ複合時代幕開け
業界各社が続々参入
小売事業者/代理・取次店に

 4月から電力自由化が始まる。一般消費者向けのテレビCMや各種提携事例は非常に盛んで、電力自由化を前に乱戦が始まるように見える。大手電力会社が相次ぎ首都圏進出を表明し、迎え撃つ東京電力も新料金プランを提示する。大手都市ガス、石油元売も電力事業参入、電源開発、中小事業者との電力連合を次々と発表した。LPガス業界でもこの1年は電力自由化の話題が続いた。しかし足元を見ると、エネルギー自由化の知名度はまだ低く、電力会社切り替えも限定的だ。電力自由化はこのまま低空飛行を続けるのか、それとも今を序章に本格自由化が始まるのか。


PBN2016.3.28-14


LPガス業界 電力に挑む
系列・新規連携で市場開拓

 この1年間は、エネルギー事業者がどう電力自由化に対応していくか模索した期間だった。自ら電力を販売するため、国に小売電気事業者として登録したLPガス事業者も多い。18日現在の登録事業者253者を見ると、LPガス関連事業者が目立つ。登録はしなくても電気事業者の代理店、取次店となり、電気の取り扱いを開始する事業者も多い。ライバル関係にあった大手電力会社や大手都市ガス会社と手を組む事例もある。販売する電力を確保するための電源開発事例も全国各地で進んだ。電力自由化に向けた各社の主な事例を紹介する。


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