プロパン、LPガス専門紙 ・ 1955( S30 ) 年 2月 創刊   
プロパン・ブタンニュースは
おかげさまで創刊62年
2016(平成28)年 8 月29日(月曜) 第3191号
 発行所 :  株式会社石油化学新聞社 
 住  所:  東京都千代田区岩本町2-4-10
 電  話:  03-5833-8840   FAX:  03-5833-8841
 支社局 :  大阪 支局:札幌・仙台・名古屋・広島・福岡
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平成28年(2016年)熊本地震により被災された方々ならびに関係者の皆様に、心よりお見舞いを申し上げますとともに、被災地の一日も早い復興を心よりお祈り申し上げます。
見本紙などのご請求もこちらから 月曜から金曜まで新鮮な情報をA4サイズで
LPガスの歴史を機器ごとにまとめました 2000年10月以降の見出しをご覧下さい
今年で発刊46年目 LPガスの統計資料を網羅  LPガス法解説
 
 プロパン・ブタンニュースは、LPガスがガス体エネルギーとして注目され始めた昭和30年にわが国で初めてのLPガス関係専門紙として創刊されました。 これまで業界専門紙として内外のあらゆるニュースを迅速・的確に報道する一方、オピニオンリーダーとしての役割を果たすとともに、業界の良き伴侶として業界の草創期より歩み続けてまいりました。
 本紙は、1面に総合面を配し、首都圏版、北海道版、東北版、中部版、近畿・四国版、中国版、九州版、住設機器・供給機器版で紙面構成しております。また、本紙は専門紙で唯一「GHP&コージェネ版」を設けるとともに、「新エネルギー版」で新しいガスエネルギー時代に対応した紙面づくりに取り組んでおります。
 創刊60年を迎え今後は、展開する拠点(本社・大阪・札幌・仙台・名古屋・広島・福岡)によるネットワークを生かし、正確でタイムリーな情報を提供するほか、販売最前線の声を発信し、従来以上に現場報道に徹します。
 ホームページをご覧いただくとともに、是非プロパン・ブタンニュースをお手元にてご購読くださいますようおすすめ致します。
 
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 <防災特集>責務・役割・強化
  • 熊本地震から5カ月 被災地は今
  • いまだ残る〝つめ跡〟復興信じて進む
  • 熊本県協上益城ブロック長・中島憲行氏=仮設供給、地場販売店が原則担当
  • 熊本県協阿蘇ブロック長・大塚弘倫氏=会員連携し生活を支援
  • 現場リポート・進むLPガス常設提案
  • 群馬県嬬恋村=庁舎に20キロワット発電機 非常時も業務継続
  • 四日市市=地区センターに可搬式発電機 避難所機能を強化
  • 香川県協=公共施設でバルク・GHP採用拡大 電力対比で利点訴求
  • 府中市=全小中学校30校にGHP 災害対応で6校にLPガス仕様導入
  • 有事に備える中核充填所(活動・組織)
  • 「最後の砦」役割発揮へ機能強化
  • 協会と自治体「進む防災協定」
  • 防災・減災/わが社のイチ押し機器
  • I・T・O=災害時供給ユニットを提案 供給設備に後付け可能に
  • 桂精機製作所=高圧ホース「グラピタ」がガス放出を防止 地震・水害に効果
  • 新コスモス電機=LPガス警報器で単体型初の音声警報採用 2色ランプも明快
  • 富士工器=発電機搭載の災対バルク 長期避難生活に対応
  • パーパス=非常用発電機9.8KVA 50キロ容器1本で24時間稼働
  • 鬼怒川氾濫・実証したLPガス災対力
  • 情報発信など課題 迅速な復旧も公式記録に未掲載
  • ミライフ三和店=事前対策が被害抑える 顧客も早期復旧に感謝
  • 常総ガス=充填所被災、経験生かし体制整備 二重掛けなどは標準装備に

第29回世界LPGフォーラム フローレンス(フィレンツェ)大会 11月15日~17日
公式サイトは上のバナーから
GHPとコ・ジェネ版 / 新エネルギー版 GHP出荷実績 
先 週 の 日 刊 プ ロ パ ン ・ ブ タ ン 情 報>
以下の見出しは日刊プロパン・ブタン情報からのものです。2/24update
日刊プロパン・ブタン情報についてはこちらから
  • 8月22日(月)
    * 経産省、ガス事業者間の保安確保ガイドライン制定 
    * ミライフ第二太陽光発電所竣工 先端技術の実証拠点に
  • 8月23日(火)
    * 2015年度LPガス仕様のエコジョーズ率28%
    * シリーズ2016夏/花火・よさこい- LPガスも売って元気
  • 8月24日(水)
    * 本社推計2015年元売シェア、トップはアストモス 
    * シリーズ2016夏/青く温かく。知られざる郷土の産業に出会う
  • 8月25日(木)
    * 桂精機、9月以降出荷の全調整器にQRコード 期限管理を支援
    * アクアクララとナック、宅配水事業全般の業務提携で基本合意
  • 8月26日(金)
    * 埼玉県の全22中核充填所が代替供給訓練
    * 台風が相次ぎ北海道に上陸、足寄町ではメーター遮断も
  ご希望の方に見本紙をお送り致します。
    
プロパン・ブタンニュースは昭和29年の創刊以来LPG業界とともに歩んでまいりました。
    創刊より60年を迎え、創業時の基本理念に立ち戻るとともに新しい挑戦を続けて行きます。
    LPガス業界で高い支持を頂いてるプロパン・ブタンニュースをぜひご購読ください。
    e-mail(inoue@sekiyukagaku.co.jp) もしくはファクシミリにてご連絡下さい。
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2016(平成28)年
8月29日(月曜)
第3191号

PBN2016.8.29-01


LPガス仕様
15年度エコジョーズ率28%
ガス代削減提案し温水需要開拓

 日本LPガス団体協議会によると、2015年度のLPガス給湯器エコジョーズ化率は給湯暖房機が82・5%、風呂給湯器45・1%となった。一方、集計に含まれていないハイブリッド給湯器の需要も高まっている。「エコジョーズより明確に光熱費の削減効果が出る」(販売店)ことなどが背景にあると見られるが、イニシアル面ではエコジョーズの方が提案しやすい。いずれにせよ全面自由化で競争が激しくなると予想され、高効率給湯器を活用したガス代削減提案が重要度を増しそうだ。


PBN2016.8.29-02


電気・消防設備も自前で 「安心物件」に引き合い
工事力高め競争力強化 エネファーム20台設置
岡燃料店 町田市・岡大路社長

 レモンガスの系列販売店、岡燃料店が自社工事力を生かしてエネファーム物件を伸ばしている。東京、神奈川、埼玉が営業エリアでLPガス顧客数は約3千件。物件争奪が激しい市場で、積水ハウス物件を中心に計20台の工事実績を誇る。
 岡燃料店は1952年に世田谷区で薪炭業として創業、64年の東京五輪に伴う区画整理事業のため町田に移った。三代目の岡大介取締役は「大手に勝つための自社工事力」が岡燃料店の得意技という。


PBN2016.8.29-03


3台風が直撃
道東中心に大きな被害
業界挙げ2次災害阻止

 北海道に台風が相次ぎ上陸し、各地に河川の氾濫(はんらん)など深刻な被害をもたらした。北見市では死者が出たほか、負傷者も確認されている。LPガス関連は、7号が直撃し河川が氾濫した足寄町で床上浸水が発生、メーター遮断などが起きたため販売事業者が消費先の安全確保や復旧に当たった。


PBN2016.8.29-04


ヤンマーグループ
施設園芸展でGHP提案
コスト削減作柄向上 導入メリットを訴求

 ヤンマーはグループ会社のヤンマーグリーンシステム、ヤンマーアグリジャパン、ヤンマーエネルギーシステム、共立イリゲートと共同で、7月27~29日に東京・江東区の東京ビッグサイトで開かれた「施設園芸・植物工場展」に出展した。施設園芸用GHPなどの最新技術をPRし、岡山・倉敷に設立した植物関連分野の研究開発拠点を紹介した。
 日本施設園芸協会が主催する同展は今回が4回目。施設園芸・植物工場関連の設備機器や資材、農業用太陽光発電システム、空調設備などが紹介される国内唯一の専門展示会であり、200を超える企業・団体が出展し、3日間で延べ4万424人が来場した。
 ヤンマーのブースにはGHP室外機(エグゼアⅡ)の実機を展示し、パネルや動画を使って実際にGHPを活用している生産者(宮崎・日南市のマンゴー農園、高知・香南市のメロン農園、茨城・小美玉市の洋蘭園など)を紹介。▽暖房ランニングコストの削減▽節電効果▽冷房運転をすることによる上質な作柄▽ハウス内の温度ムラ解消▽エンジン排熱を有効利用した除霜運転軽減と安定した暖房能力―といったGHPの導入メリットを説明した。


PBN2016.8.29-05


住生活サービス開始
外部業者活用 ビジネス領域拡大へ
アストモスRe東北
ミライフ東日本
エネサンス東北

 アストモスリテイリング東北カンパニー(仙台市、原啓一常務執行役員カンパニー社長)、ミライフ東日本(本社・仙台市、飯濱照夫社長)、エネサンス東北(同、紺野貴寛社長)の各社は住生活の緊急トラブルに24時間対応したり、ガス器具を10年間保証するなどの顧客サービスを開始した。エネルギー自由化で顧客の流動性が高まることに備えた囲い込み戦略の一つ。エネルギー以外の商品販売や生活関連サービスの提供へビジネス領域を広げるための足がかりにする狙いもある。


PBN2016.8.29-06


マルチグリルで料理対決
3社対抗 ミライフ西が接戦制す

 伊藤忠エネクスホームライフ関西(本社・大阪市、寺井智社長)、ミツウロコ関西事業部(堺市、池田貞彦事業部長)、ミライフ西日本(本社・大阪市、大西則彰社長)は22日、大阪市のハーマン本社で「3社対抗マルチグリルで料理対決!」を実施した。この競技イベントは昨年、ミライフ西日本が社員自ら最新ガスこんろへの習熟度を高めて機器販売の現場に生かし、企業の存在価値を高めようと社内で実施した企画を発展させ、系列を超えて開いた。
 恋人や家族へのおもてなしをテーマに、ガスこんろのマルチグリル、温度調節やタイマー、炊飯機能を使い3千円の予算で3品を調理した。


PBN2016.8.29-07


LPガス=災害に強い
「知っている」8割
山口県協宇部・小野田が調査 合展来場者対象に
電化「興味なし」半数迫る

 オール電化への興味が薄れてきていることや、電気料金の見直しに関心のある人は1割程度であることが、山口県LPガス協会宇部・小野田支部(床西悟支部長)の調べでわかった。第16回合同展示会(6月4~5日)で来場者に恒例のアンケートを行い、974人から回答を得た。
 主な調査結果を見ると「LPガス(プロパンガス)は環境に優しく、災害に強いエネルギーであることをご存知ですか」の質問には、80・0%の人が「知っている」と回答した(昨年83・2%)。


PBN2016.8.29-08


桂精機
全調整器にQRコード
業界初 期限管理ミスを防止


 桂精機製作所(本社・横浜市、丸茂等社長)はこのほど、9月以降に出荷するすべての調整器(一部中圧調整器を除く)にQRコードを採用すると発表した。調整器に貼り付けるQRコードには製造年月などの情報が組み込まれており、調整器の期限管理が簡単にミスなくできる。原則、全調整器にQRコードを採用するのはLPガス業界で初めてという。


PBN2016.8.29-09


いまだ残る〝つめ跡〟 復興信じて進む‼
熊本地震から5ヵ月 被災地はいま



 未曾有の連続震度7を記録した4月14日の「前震」と16日の「本震」からまもなく5カ月となる熊本。特に被害の大きかった益城町の中心部では、連日、復旧作業が続き重機の轟音が鳴り響くが、一歩離れると倒壊した家屋や家財道具がそのままの状態で残されている。険しい道のりを感じながらも前に進む被災地を歩いた。


PBN2016.8.29-10


ライフラインを強靭に
進む常設・常用提案

 LPガスは有事や平時を問わず「強靱なライフライン」として社会から大きく評価され、自治体との防災協定、公共施設での常設、災対バルクやGHPの採用、軒先備蓄の再評価、エネルギーミックスの提案など確かな一歩を踏み出している。大震災を機に安全・安心・強靱な街づくりに取り組む業界や自治体の姿を追った。


PBN2016.8.29-11


鬼怒川氾濫 実証したLPガスの災対力

 鬼怒川氾濫、土砂崩れなどで死者8人、全壊・半壊など2万棟弱の住宅被害をもたらした関東・東北豪雨から1年が経過する。LPガス事業者は当時、自身が被災者でありながら、一生懸命の応急復旧・点検を見せた。東日本大震災をきっかけに見直しされた災害対応マニュアルが実践され、ソフト・ハード両面で「災害に強いLPガス」を実証した。さらに、その強さを増すための対策が今も進んでいる。一方で、政府の公式記録にLPガスが盛り込まれておらず、情報収集・発信など、これまで大規模災害が起こるたびに問題提起され続けてきた課題は今回も積み残された。


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