石化産業専門紙「石油化学新聞」
平成15(2003)年6月16日付けの紙面
(毎週火曜日に更新)
2004年春、石油化学新聞社は創立50周年を迎えます。
原点に戻り新しい50年に挑戦します
  • 旭化成、変性PPEの世界シェア20%弱へ
  • 帝人化成、自動車の後部窓・外板を一体化 PCで実用化技術開発
  • ユニチカをノース、プリント基板多層化へ層間絶縁材を共同開発
  • 信越化学、オランダ尾信越PVCを増強
  • トヨタ、リサイクルビジョン策定 新型「ラウム」にも適用
  • サンプラック(丸善石化グループ)が光崩壊性と生分解性両立の環境対応新マルチフィルムを開発
  • クラレ、MMA樹脂押出板を増強 年産2万8千トンに
  • タキロン、森下新社長
    *4重点事業の拡大加速
    *「収益力強化に意欲」
 ⇒ 会見するタキロン森下新社長(左)と西谷現社長

選び抜かれた多角化を進める 旭化成
どう変わる どう変える

  • 蛭田史郎社長に聞く
  • スピードと自主自立を徹底
  • キャッシュフローを重視 強い事業をより強くする
  • 営業利益1000億円以上を安定的に


蛭田社長に聞く

=アナリストの目=

 野村証券金融研究所 主任研究員 西村修一氏

  • もっと成長戦略を明確に
  • 守りの姿勢からの脱皮を
  • JSP、発泡プラ世界ナンバー1へ 新中計スタート
  • シャノン(トクヤマグループ)西日本に本格進出 佐賀に年5万窓の新工場
  • ダウ、多孔性低誘電率樹脂を開発 直径4ナノメートル
  • 03年度プラ処理協事業、再利用困難な廃プラ対応に重点
  • 旭硝子財団「ブループラネット賞」受賞3氏決まる
  • 三菱樹脂、再生PET使用のシートカット板発売
  • 日精樹脂、キャップ成形用 ハイサイクル専用射出機を製品化
 =ルポ= 帝人デュポンフィルム開発センター
  • 開発スピード2倍に
  • 工場隣接のメリット生かし 光学関連に注力
  • 帝人デュポンフィルム(TDFJ)が、新R&D拠点を竣工した。主力工場の岐阜事業所(岐阜県安八町)内に約四十億円を投じ設置した開発センターのことだ。神奈川県相模原市から移転したもので、四月から稼働をスタートした。商品開発だけでなく基礎研究までを手がけるが、その最大の存在理由は「研究・開発段階から商業生産化までのスピードアップ」(安居祥策帝人会長)にある。工場に隣接することで、「研究・開発技術者と生産技術者が商品開発の初期段階から情報交換できるようになり、商業生産を念頭に置いた開発活動が可能になる」(同)というわけだ。ワールドワイドに事業を展開する同社グループは、英国のウィルトン、米国のホープウェルにも同様の拠点を持つ。だが、このほど竣工したTDFJの新開発センターは、そのなかでも最強の研究開発拠点と言える。今後は、「新製品を日本から世界に向けて発信していく」(同)考えであり、「開発スピードを二倍に上げる」(山岸隆帝人グループ常務執行役員)のが当面の目標という。
  • ポリエスチェーン改善基調 アジア相場が上昇 中国中心に在庫が低下
  • 1〜3月化繊動向、日米欧は不振 韓台は回復基調
  • 東洋紡、低湿度でも作動可能の燃料電池イオン交換膜を開発
  • 化学技術戦略推進機構(JCII)田代新会長 「運営の継続性に重点」
  • UMG・ABS、耐候樹脂3万トンに倍増 海外展開を加速
  • 昭和電工、レアアースと電材事業を統合
  • 化学製品の市況=合成樹脂・ゴム
  • カセイソーダ4月生産量 カセイソーダ出荷内訳 ソーダ工業薬品の需要状況
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