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- 八千代工業・・・自動車樹脂タンク、10年度世界生産は24%増
- 日米も需要回復、11〜12年にはブラジルやインドで現地化
- 三菱化学・・・エポキシ樹脂特殊品率50%目指す 15年までに専用系列
- 宇部興産・・・15年度営業益700億円へ 新中計、環境貢献事業に注力
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- 信越化学工業・・・盛副社長が新社長に 金川社長は代表取締役会長(写真)
- クレハ・・・PPS、米新設備年内稼動へ 世界的需要回復に対応
- エチレン用輸入ナフサ・・・4月は1864円高の4万7018円に
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- 野中洋一氏を悼む エチレン屋の矜持 なぜ、縮小均衡ばかりに目が行くのか」
昨年9月の「丸善石油化学創立50周年特集」のインタビュー。話が日本のエチレンの過剰設備問題に及んだ時、野中さんの語気が強まった。
「確かにエタンベースの中東勢にコストで勝つのは難しい。ただ、中東品が市場をすべて押さえるわけではない。わが国には、すぐそばにアジアという豊饒の海がある。アジアでトップクラスの競争力を確保できれば、十分にやっていける」
コンビナートのセンター会社として誕生した丸善石化。今でも基礎化学品が文字通りの基盤事業。「日本からの輸出は潜在的な余剰分。将来的にエチレンの大幅な能力削減は避けられない」との声が多いなかで、“エチレン屋”としての矜持をかいま見る思いがした。
入社した1966年に第2エチレン製造装置、そして69年には第3エチレン製造装置がそれぞれ千葉工場で完成。「新しいプラントが次々と立ち上がったあの時代が、非常に印象に残っている」と若かりし頃を振り返った。
5年前のトップ交代発表。小野峰雄社長(当時)は「梅原さんと私と、技術屋社長が2代続いた。野中君なら、これまでと少し発想を変えて経営に取り組んでもらえると思う」と語った。
その期待に応えるかのように、新しい経営システムの導入など体制整備を推進。非上場企業でありながら、CSR経営を早くから採り入れ、しっかりと根付かせた。
また、アジアトップクラスのコンビナートを目指して、分解炉の更新を中心とした第3エチレン製造装置の国際競争力強化工事も実施した。
機能化学品事業の拡充にも意欲的だった。「基礎化学品は収益の変動が大きい。機能化学品を強化して、環境変化に強い体質を構築する必要がある」と社内に檄を飛ばし、同事業関連の投資を積極的に行った。
本人の健康上の問題や社長在任期間が5年になることから、6月末にトップ交代があるかもしれないと憶測していたが、まさか、こんな悲しい報告を聞くとは…。
住友化学の米倉弘昌会長は「とにかく残念だ。PEFIC(石化原料共同輸入会社)の関連の仕事でお会いしたのが最初で、知り合ってから相当の年月が経つ。原料ナフサの買い付けに奔走されていた姿が今でも目に浮かぶ。私が06年に石油化学工業協会の会長に就任した時には、副会長をお願いした。非常に石化に精通した経営者で、丸善石油化学のみならず日本の化学業界にとっても大きな損失だ」とその早逝を惜しむ。(本紙石油化学局長森松純夫)
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<特集> APIC2010インド大会 上 |
アジアの石化、次なる10年へ飛躍誓う |
- 環境・中東で認識共有
- 過去最高、35カ国・地域から1487人
- 環境対応、日本の技術力に期待
- 「Chindia」中国、インド市場さらに拡大
- 日本企業、自動車産業など照準 現地商慣習の理解が重要
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- 石化製品、経済産業省2014年予測・・・世界で供給過剰進む エチレン系860万トン C3系は3倍に
- ABS4月出荷・・・車両向け73%増
- 宇部興産・・・5月のCPL、160ドル高の2700ドル
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- 世界の石油化学製品の需要動向
- * エチレン系誘導品、能力、需給バランス
- * プロピレン(モノマー)生産能力
- * ベンゼン需要、生産能力、需給バランス
- * トルエン需要、生産能力、需給バランス
- * キシレン需要、生産能力、需給バランス
- * パラキシレン需要、需給バランス
- * PTA需要、需給バランス
- * エチレン(モノマー)生産能力
- * 日本のエチレン需給見通し
- * アジアと中東のエチレン系誘導品の製品別需給バランス
- * プロピレン系誘導品需要、能力、需給バランス
- 化学製品値上げ
- * サンアロマー・・・PP10円以上
- * 三菱化学・・・アクリル酸など
- * 三菱レイヨン・・・アクリル成形材
- * チッソ・・・オキソ誘導品など
- * タキロン・・・PCシート10%
- * 東洋紡スペシャルティズトレーディング・・・長繊維2種15%
- * 三菱樹脂・・・フィルム積層鋼板
- * ダウ・ケミカル日本・・・エマルジョンなど
- * 旭化成ケミカルズ・・・合成ゴムなど
- * BASF・・・ポリエーテルアミン、ビタミンB2
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- 東洋紡・・・欧で非晶性PLA拡販 食品包材接着剤用、9月から現地委託生産
- 超高強力PE繊維新設備が6月稼動
- 三菱エンジニアリングプラスチックス・・・長繊維2品新開発 GF・CF強化型、エンプラ最高域の剛性
- 宇部興産・・・CPL系とBR増産 国内外で能力増強 タイに向上新設へ
- 積水化学工業・・・管路内作業を無人化 「自動化SPR工法」 オーストラリアで工法材料生産
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- オートデスク・・・発想をデジタル化 製造業向け新ソフト
- JSR・・・次世代リソグラフィ、米国で共同開発推進
- ニチハと積水化学工業・・・住宅断熱板を開発 複合構造で競争力発揮
- デュポン・・・バイオPDO増強へ
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- 日本バイリーン・・・貼付薬向け不織布増産
- 積水化成品工業・・・HBCD非含有新型EPS開発
- ダウ・ケミカル・・・電材の開発拠点を韓国に開設 2011年
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- フロイント産業・・・3種の容器に対応 高速攪拌造粒装置
- カネカ・・・冷凍食品の劣化防ぐ不凍たんぱく質を発売、7月
- 日本化学工業協会・・・新会長に藤吉建二氏
- 日本プラスチック工業連盟・・・米倉弘昌会長を再任
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