購読のお申込み 日刊通信の紹介
先週までの紙面 業界50年の歩み
  平成23(2011)年3月21日付けの紙面   発行所 株式会社石油化学新聞社
  第4735号(毎週月曜日発行、火曜日更新)   東京都千代田区岩本町2-4-10
 東北地方太平洋沖地震にて被災された皆様、関係の皆様に、心よりお見舞い申し上げます。
 弊社では、関係情報の収集と報道のため、最大限の対応をしてまいりますが、郵便・道路事情による新聞の遅配により、一部地域の読者様には定日配送が困難な状況となっております。
 ご迷惑をお掛けいたしますこと心よりお詫び申し上げます。
一日も早い復旧・復興を心よりお祈り申し上げます。
 株式会社石油化学新聞社
 社長 成冨 治
  •  東日本大震災・・・化学業界にも打撃 エチレン、国内能力の23%が停止 電池材など需要分野に影響大
  •  スポットナフサ価格・・・5万5000円水準に下落 震災影響、先行き不透明
  •  石油化学工業協会高橋恭平会長・・・復興へ全力で対応 生産復旧急ぐ ライフライン維持を
新 話題とその人
 2011年化学品動向
 アクリロニトリル(AN)
 旭化成ケミカルズ執行役員 モノマー第一事業部長
 野本正直氏
 *世界需要 2011年は4%増の535万トンに
 *非繊維拡大で成長率工場
  •  旭化成ケミカルズ・・・MMA事業、拡大の可能性模索 ポリマー含め海外強化
  •  日本化薬・・・機能化学品、中国売上高200億円へ UV硬化、電子情報材を増設
  •  日本経済団体連合会・・・被災地支援強力、日本化学工業協会に要請
  •  日本化学工業協会藤吉建二会長・・・団結し国難克服を 緊急対策本部を設置
ウェブ アニメータ

<特集> 
素材から部材、最終製品へ領域広げる 電子・情報産業の発展支える化学企業<下>

主要各社の現状と今後の戦略

旭化成ケミカルズ 太陽電池材料、2015年度世界トップへ
変性PPE、高耐熱新製品を投入

チッソ 液晶増強へ 五井に大型新設備導入
有機EL材料、効率化で能力50%増

宇部興産 P I、チェーン全体を底上げ
電池材料、電解液含め海外強化

電気化学工業 高熱伝導性基板、需要増に対応し増強
LED関連、横組織でクラスター展開

帝人化成 透明導電性フィルム、高品位PC系に注力
位相差フィルム、有機ELや3D用拡大

日本合成化学工業 戦略4商品、着実な成長
アジア各国に現地法人 グローバルに市場開拓

東ソー 薄膜形成材新製品、太陽電池効率化に寄与
石英ガラス、溶融・合成とも増設検討

昭和電工 高純度ガス、海外で大幅増強計画
排ガス処理装置、ハイブリッド型を投入

東レ 情報通信、事業横断的な展開へ
素材一貫の競争力強みに

三井化学 電子・情報フィルム、ROS15%以上目指す
次世代表示材など 樹脂と加工で差別化

東洋紡 P I フィルム、最高域の耐熱・寸法安定
PAIフィルム、透明耐熱でガラス代替

住友化学 偏光フィルム、新興国供給体制強化
フォトレジスト、韓・台に続き米に拠点

クラレ PA9T、照明含めLEDを拡販
SMT用 リフロー化進展に対応

ユニチカ 融着封止成形、応用分野拡大に拍車
海外成形拠点開設も視野

ダイセル化学工業 機能品、売上高100億円を早期に
透明材料 第一弾でLED封止材

東亞合成 低熱膨張性フィラー、無鉛ガラスへ高評価
徳島に量産設備、樹脂向けも加速

  •  日本合成化学・・・中国事業100億円に 粘・接着樹脂5年後目標 現地生産も視野
  •  帝人ファイバー・・・自動車向け短繊維、タイで生産強化 効率最大2割向上
  •  宇部興産・・・韓国に現地法人 機能品・ファイン2015年度売上高21億円に
              MEKオキシム停止、出荷も停止 東日本大震災による影響
  •  昭和電工・・・大震災後の創業再開、緊急性のある製品優先
  •  高機能樹脂・・・大震災で供給懸念 GFやPPS 被災地に生産拠点
  •  日本スチレン工業会・・・2月内需は5カ月ぶり減
  •  宇部興産・・・CPL、3月契約価格 300ドル高の3520ドル
  •  化学製品値上げ
      ダウ・ケミカル日本・・・ウレタン原料など
    東ソー・・・PE20円以上
    旭化成ケミカルズ・・・PEを20円超
    日本ポリエチレン、日本ポリプロ・・・PE・PP20円超
    プライムポリマー・・・PEとPP
    サンアロマー・・・PPを20円以上
    日本オキシラン・・・POを20円以上
      三菱化学・・・各種機能性樹脂
      旭化成イーマテリアル・・・エポキシを40円
      住友ベークライト・・・フェノール樹脂など
  •  石油化学工業協会・・・2月の石化製品生産実績
  •  塩ビ工業・環境協会・・・2月のPVC、VCMの生産・出荷
  •  2月の汎用4樹脂の出荷実績
ウェブ アニメータアジア石油化学工業会議(APIC)2011」は5月26、27日に
福岡で開催。 詳細と登録は左のバナーからも出来ます。
  •  石炭法MEG・・・2012年にも中国で本格化 豊富な原料武器に 相次ぎ設備建設
  •  積水化成品工業・・・微粒子ポリマー 生産能力増強を検討 光拡散など需要拡大
  •  中国の2011年SM生産見通し・・・15%増の440万トンに
  •  旭有機材工業・・・新社長に亀井啓次・旭化成常務執行役員延岡支社長を内定
  •  東日本大震災 被災地復興を支援
     ▽住友化学 義援金3億円と、毛布などの必要な物資を寄付する。子会社の大日本住友製薬も義援金1億円と医薬品の支援物資を提供する。
     ▽クラレ 義援金1億円、不織布製清掃用ワイパー125万枚、衛生ふきん、除菌ウェットワイパー、マスク、包帯などのグループ関連製品を寄付する。
     ▽積水化学工業 義援金として総額1億円の支援を行うほか、国内外のグループ従業員から災害募金を募る。
     ▽三菱ケミカルホールディングス 義援金1億円を寄付する。別途、田辺三菱製薬は1億円を寄付する。
     ▽横浜ゴム 義援金として5千万円を寄付する。
     ▽宇部興産 物資などを含め総額1億円相当の義援金を寄付するほか、国内外のグループ社員から災害募金を募る。
     ▽旭化成 義援金1億円、家庭用食品包装フィルム「サランラップ」50万本を寄付する。
     ▽バイエル 緊急援助資金88万ユーロ(約1億円)を寄付する。医薬品や生活用品など12万ユーロ(約1370万円)相当の物資も提供する予定。さらにバイエル・ケア財団を通じて全世界の社員に募金を呼びかけ、最大25万ユーロ(約2850万円)を拠出する。
     ▽ブリヂストン 義援金2億円と、自転車や寝具など1億円相当のグループ関連製品を寄付する。
     ▽東レ 5千万円の義援金を寄付するほか、グループ企業で水道機工が飲料水確保を目的に災害対策用小型造水機6台、東レインターナショナルが衣料・毛布など、東レペフ加工品がシートなどを現地の実情に応じて提供する。
     ▽東ソー 義援金1億円を寄付する。
     ▽帝人 義援金1億円を寄付する。毛布、マスク、防災マット、保温ウェアなどの支援物資も適宜提供する。
     ▽積水化学工業、セキスイハイムグループ 水や食糧1万4千食分、カセットこんろ100台、カセットボンベ600本、毛布130枚などをグループの被災地災害対策拠点に発送。プラスチック製バケツ1万個、液体容器1万個、敷物として使用可能な樹脂発泡体約2500畳分、防じん性の高いマスク(部材提供製品)10万枚のほか、食料品や軍手、タオル、懐中電灯、粉ミルクなど生活支援物資を継続的に発送する。
     ▽昭和電工 義援金1億円を寄付する。
     ▽日本触媒 義援金3千万円を寄付するほか、労働組合と連携して従業員から災害募金を募る。
     ▽カネカ 義援金3千万円を寄付するほか、労働組合と連携し社員から災害募金を募る。
     ▽ダウ・ケミカル 義援金など総額600万ドル相当を寄付する。同社が工場を置く福島県相馬市の救援基金に200万ドル、長期復興に向けて相馬地区へ300万ドル相当のダウ製品、技術的・資金的資源をそれぞれ寄付する。ダウ従業員へ最大100万ドルのマッチング・グラント参加を呼びかける。
     ▽三井化学 義援金5千万円を寄付する。緊急時用に備蓄していたブルーシート、ウレタンマット、食品用ラップなどの物資も提供する。
     ▽旭硝子 義援金3億円を寄付する。今後、被災地のニーズを把握し必要な物資を提供する。
     ▽DIC 義援金5千万円を寄付し、ヘルメットなど物資支援も行う。
     ▽ダイセル化学工業 ポリプラスチックスなどグループで6千万円の義援金を支援する。このほか緊急時用に備蓄していたマスクなどの救援物資を提供し、労働組合と連携してグループ役職員による災害募金も募る。
     ▽ユニチカ 義援金2千万円、マスク100万枚、からだふきタオル38万本を寄付する。
     ▽積水化成品工業 義援金1千万円、マスク、食品トレー、防寒材として利用可能な発泡シート、食品保温コンテナなどを寄付する。
     ▽住友ゴム工業 グループで義援金1億円、仮設住宅用ガス管・車いす用スロープ、作業用手袋など合計1億円相当のグループ製品を寄付する。
     ▽JSR 義援金3千万円を寄付する。
     ▽日本ゼオン 義援金3千万円を寄付する。
     ▽電気化学工業 義援金2千万円、精米やマスク、食品トレーなどを寄付する。
     ▽日本合成化学工業 義援金1千万円を寄付する。
     ▽日本プラスチック工業連盟 義援金30万円を寄付する。また、台湾の台湾区塑膠製品工業同業公会は義援金15万円を寄付する。
SEKIYU-KAGAKU-SHINBUN-SHA  All rights reserved.Copyright©2000-2011