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平成28(2016)年 7月 25日付けの紙面  
第5000号 (毎週月曜日発行、火曜日更新)  
 本紙・石油化学新聞は本日、創刊5千号を発行いたしました。これもひとえに読者や取材先はじめ関係各位のご支援、ご協力の賜物と深く感謝いたします。
 戦後わずか10年後の昭和30年(1955年)12月26日に石油化学新聞は創刊しました。第1号の1面トップ記事は「石油化学計画、四財閥で競合/通産省 調整に苦慮」でした。まさに日本の石油化学産業の黎明期に本紙はスタートしました。以来、60年余をかけて大きな節目となる5千号に到達いたしました。
 この間、わが国の化学産業は規模と質の両面で大きく発展しました。経済産業省の工業統計によると、化学工業(プラスチック・ゴム製品も含む)の付加価値額は14兆8800億円(14年)で、業種別で輸送用機器に次ぐ第2位、構成比16・8%と、日本の製造業を牽引しています。また、化学関連産業は環境・エネルギーや水・食糧、快適と健康といった新たな地球規模の課題に最も貢献できる産業と位置づけられ、技術に立脚した各社の取り組みは一段と深化しています。
 石油化学新聞は今後もこうした化学関連業界の動向をつぶさに取材し報道する姿勢を貫きます。ニュース紙面の一層の充実を図るとともに、タイムリーで深みのある編集企画を通じて、化学関連業界のさらなる発展に資することができればと考えております。これからの石油化学新聞にご期待ください。
石油化学新聞社
  • 旭化成・・・HDI系ポリイソシアネート事業拡大に拍車 2~3年内に中国工場増強へ
  • アズビル・・・保安強化提案に力 IoTなどの導入機運控え 技術交流プラザ開設
  • JSR・・・S-SBR、ミドルレンジを強化 新グレードで競争力
  • トクヤマグループ・・・廃石膏ボード完全再生の関東工場竣工
  • ダイセル・エボニック・・・PA12粉末、エポキシ改質向け展開 CFRPに靭性付与
  • 住友化学・・・EPDM、耐熱性改良の新材料 車部材向けなど期待
  • 化学関連団体会長インタビュー (2~4面)
    *日本化学工業協会 石飛修会長に聞く 「持続的な社会の実現に貢献」 
    *石油化学工業協会 淡輪敏会長に聞く 「石化は“ものづくり”の基盤」
    *新化学技術推進協会 石塚博昭会長インタビュー 環境・社会・経済性を満たすイノベーション
  • 社会・市場の大転換期に新たな価値を 
    化学の可能性追求する 研究開発トップ座談会(6、7面)
    出席者 
    *昭和電工取締役常務執行役員CTO 森川宏平氏
    *住友化学専務執行役員 小川育三氏
    *三菱ケミカルホールディングス執行役員R&D戦略室長 村山英樹氏
    (司会 石油化学新聞社 樋口博之)
  • 未来を彩る新製品・新技術(8~10面)
    *人口光合成
    *カーボンナノチューブ(CNT)
    *バイオミメティクス
    *3Dプリンター
    *自動車の電子化
  • 商品提案理力が広げる市場 プラスチック食品容器
  • 岐路迎えた資源循環 「効率性」に新たな秩序
  • 幅広い産業の進歩支える独創的製品・技術 2016日化協技術賞 受賞業績から
    *スマホカメラレンズ用PC樹脂 三菱ガス化学(総合賞)
    *紙おむつ向け高機能不織布 三井化学(技術特別賞)
  • 東レ・・・糖化・発行プロセス、実用化へ一歩前進 化学品、生産効率10倍
  • 住友化学・・・PES、千葉に年3000トン新設 2拠点合わせ倍増
  • ダイセル・・・銀ペースト 新溶剤で低温焼結化 WBG半導体接合 大阪大学と共同で
  • ポリプラスチックス・・・POM増強 海外3拠点で検討 2020年以降メドに
  • 旭有機材・・・水処理・資源開発、年商100億円目指す
  • 昭和電工・・・アンモニアから水素 SiC半導体安定化 技術開発着々
  • ダイセル・エボニック・・・架橋型PA接着剤を投入 金属と樹脂複合化
  • 日本繊維産業連盟・下村彬一会長・・・「好機とらえ上昇」
  • 経済産業省まとめ・・・エチレンセンター10社石化部門経常利益、前期8.8倍の1868億円
  • 石油化学工業協会・・・6月の石化製品生産実績 6月の汎用4樹脂の出荷実績
  • 塩ビ工業・環境協会・・・6月のPVC、VCMの生産・出荷
  • 日本スチレン工業会・・・2016年6月受払表
  • 日本ABS樹脂工業会・・・ABS樹脂の用途別出荷推移