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平成29(2017)年 1月 16日付けの紙面
第5022号 (毎週月曜日発行、火曜日更新)
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- 東ソー・・・ナフサ分解炉、四日市で更新検討 2020年メドに収率向上へ
- ガスタービン発電増設も
- ・・・塩ビ樹脂、フィリピンを倍増 2019年1月稼働 2系列21万トンに
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- 2017年も高稼働見込まれるエチレン
- 楽観の背後に潜む不安
- シェール由来石化品本格流入、黒船来襲 2018年夏か
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- 化学各社・・・石化技術、ライセンス活動に注力 収益構造改善図る
- 丸善石油化学・・・千葉のエネ最適化加速 芳香族装置を高度抑制
- エチレン・・・国内実働能力670万トン 2017年、定修で20万トン減
- エチレンスポット価格・・・足元、トン1100ドル
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APIC札幌大会 2017年5月18~19日 会場:ロイトン札幌(札幌市中央区) |
特集 特殊化に拍車かけるABS樹脂各社 |
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概況 |
市況好転も環境厳しく
競争力強化へ 業界再編の動き活発化 |
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UMG ABS |
製品ポートフォリオ変革 差別化追求し成長へ
宇部で耐候性樹脂増強 |
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旭化成 |
アロイ銘柄拡充に力
ASの優位性など生かす |
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日本エイアンドエル |
海外4拠点 車両用重点に世界展開
特殊品 良塗装・きしみ音低減 |
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デンカ |
機能樹脂郡とシナジー
IP 相溶化剤用途を拡大 |
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東レ |
ASA 建材・車両向け拡販
再生PCとのアロイ量産化 |
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テクノポリマー |
きしみ音低減材 車内装部品用に好調
品種充実、多様なニーズ対応 |
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- JXエネルギー・・・自動車材料、次世代技術を訴求 展示会で交流拡大
- 各団体が賀詞交歓会・・・日化協石飛会長、「産業の先導役担う」
- 財務省貿易統計・・・2016年11月石化品輸出実績、2016年11月石化品輸入実績
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- 宇部興産・・・12月CPL、360ドル高の1860ドル
- シージーエスター・・・可塑剤25円上げ
- JNC・・・オキソ誘導品値上げ
- KHネオケム・・・オキソ製品値上げ、オキソ製品22円超
- 東レ・・・合成繊維値上げ
- 旭化成・・・PEを20円超上げ
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- 旭化成・・・パージ剤、世界で生産体制拡充 欧米強化し7拠点
- セパレータ増強、船蓄電池用 アジアで
- DIC・・・包材用接着剤 バリヤ性を向上 5年間で売上高倍増
- 防曇コート剤、親水性保ち高密着
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- 帝人・・・CSP社買収を完了 車向け複合材事業強化
- 帝人と関西大学・・・ウエラブルセンサー 組みひも状の新製品を開発
- 日本ゼオン・・・水添石油樹脂に参入
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三井化学大阪工場 ルポ=1=
関西唯一のナフサクラッカー
プロピレン安定操業
誘導品含め「アジア最強」へ
世界の政治、経済、社会、文化に不確実性が高まる2017年。14〜16年と好況だった石化産業も、今年後半からは米国シェール革命や中東のエタンベース石化の影響でエチレン系誘導品を中心に需給緩和に陥るとの懸念が残る。中国やASEANの動向も注視が必要だ。こうしたなか「プロピレンセンター」という独自のスタイルを貫き、安定高稼働を続ける石化製造拠点がある。堺・泉北臨海コンビナートの中核を担う三井化学大阪工場だ。「関西唯一のナフサクラッカーの火を消すわけにはいかない」。現場の思いは熱く、「20年後もアジア最強のプロピレンセンターとして勝ち残る」ロードマップに沿って体質強化に拍車をかける。 |
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