平成30(2018)年 1月 22日付けの紙面

 第5073号 (毎週月曜日発行、火曜日更新) 
  • CPL・・・中国の新増設が減速 
    2018年完成は1社20万トンだけの可能性 環境規制と原料不足が影響
  • 三井化学・・・アークを傘下に加える 
    開発初期情報にアクセス ソリューション提案力を強化
    シナジー、早期発現へ 忘れてはいけない素材盤石化
  • 旭化成・・・PE事業、特殊化戦略に拍車 粉状品増強、重点はニッチ 
    ナイロン66繊維、エアバック用増設
  • JXTGエネルギー・・・酵素重合樹脂を投入 年内にも 糖を原料に高耐熱
  • 日本化薬・・・低塩素エポキシ開発、一般用の5分の1に
  • 可塑剤・・・値上げ浸透へ DINPはほぼ満額
特集<世界の成長を技術で支えるSAP業界>
 世界需要、5~7%の成長持続
 中国が急拡大 各社、次期増設を検討

日本触媒 ベルギー増設、5月から商業運転
次期増設も今夏に方針確定

住友精化 2018年末、世界44万5000トン体制に
韓国、麗水第2期計画が始動

SDPグローバル マレーシア、8万トン新設備稼働へ
第2期も検討 南通も増産余地

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  • PSくず・・・東南アジア向け拡大 中国向け直接輸出を回避
  • 宇部エクシモ・・・PP構造板、自動車向け拡販 6車種に採用
  • 帝人フロンティア・・・関西大とウエアラブルセンサー「圧電刺繍」を共同開発
  • 日本繊維産業連盟・鎌原正直会長・・・付加価値創出へ意欲 「課題こなし前向きに」
  • ダイセル・エボニック・・・ピアノ黒PMMA、耐衝撃性を大幅向上
  • LSII・・・Muse細胞製剤、2021年度発売へ治験
  • 2018年賀詞交歓会
    *日本不織布工業会
    *東日本プラスチック製品工業協会
  • 経済産業省・・・エチレン生産4%増 2017年、稼働率97%で653万トン
  • 塩ビ工業・環境協会・・・12月のPVC、VCMの生産・出荷
  • 日本化学繊維協会・・・2017年世界の化学繊維生産量
  • 経済産業省・・・エチレン換算輸出入、エチレン用輸入ナフサ
  • PS系食品包材・・・原料高で値上げ機運
  • 値上げ
    *DIC・・・有機顔料を値上げ
    *クレハ・・・カセイソーダ上げ、30%超
    *昭和電工・・・エマルジョン上げ
    *日本ポリプロ・・・PPを25円超上げ
    *三菱ケミカル・・・アクリル酸とオキソ追加値上げ
  • DIC・・・包材分野、3素材で解決策提案 環境対応品など世界展開
  • クレハ・・・シェール掘削機器、市場領域を拡大 北米で新製品投入
  • 東レ・・・人工皮革 滋賀・岐阜で増強、車内装材用 2019年秋
  • カネカ・・・車向け発泡ポリオレフィン、ベルギーで増設 2019年春
  • 三菱ガス化学・・・CFRTP無駄なく製品化 新技術を開発
  • ユニチカ・・・PA樹脂、車ダクト向け提案 耐熱ブロー成形用
  • 新ケミカル商事・・・環境の街構築へ 北九州市と連携
  • 日本化薬・・・PP用接着剤、米社から輸入販売 金属との接合も

JSP 四日市第2工場
リアシートコア材供給開始
年100万台分、主力製品に
JSP四日市第2工場(三重県)は国内に3カ所ある同社発泡ポリプロピレン(EPP)生産拠点の一つで、中部地方の自動車・部品工場へのビーズ・成形品を供給している。成形品では衝撃吸収材などとしてバンパーコアやティビアパッドのほか、トランク周りのツールボックスなどの生産を手がけてきたが、その生産品目に新たに「リアシートコア材」が加わる。年末までに乗用車換算で年間100万8千台分の供給体制を整え、国産車市場で急速に高まるリアシートコア材の導入機運に対応する。