平成30(2018)年 8月 13日付けの紙面

 第5101号 (毎週月曜日発行、火曜日更新) 
  • 東レ・・・有機EL材料、生産体制を拡充
     絶縁膜用PI、東海工場に新設備
     次世代発光材、韓国で量産化検討
  • 積水化成品工業・・・PET発泡体食品容器 機能訴求し拡販加速 スーパーや機内食へ
PSジャパン
佐藤 公氏
*国内トップ基盤再構築
*品質向上・安定供給、研究開発も一段と強化
  • 昭和電工・森川宏平社長・・・次期中計、施策の成果を極大化 石化の利益をM&Aへ
  • DIC・猪野薫社長・・・海外2社買収を増益に 価格是正推進、高付加価値品も拡販
  • クラレ・伊藤正明社長・・・岡山事業所、発電とボイラー更新 中計は順調に進捗
石油化学新聞社では、株式会社ズノーとの共催事業として「PCP入札王」のサービスの提供を開始しました。このサービスは、官公庁、特殊法人、独立行政法人、地方自治体等の入札・公募情報をインターネットで素早く的確に提供するものです。「燃料・ガス・油脂及び工事」、「厨房・給食機器及び業務」、「電力供給」、「空調・換気・給排水・衛生機器及び工事」などだけではなくあらゆる分野の入札・公募情報を提供します。また、落札結果情報も提供しております。入札情報同様に、インターネット上で検索キーや検索キーワードを指定して落札結果情報を検索できます。 詳細は、こちらのページをご覧ください
<特集>自動車分野に攻勢かける化学企業(下)
(下)
 化学企業が自動車分野への攻勢を一段と強めている。多くの会社が自動車を重点市場に位置づけており、関連製品・事業の生産体制の拡充、研究開発の強化、グローバル展開の加速、M&Aの実施など、さまざまな手を打っている。自動車に求められる3大要素である「環境」「安全」「快適」を実現するうえで、化学企業の素材・部材・技術は重要な役割を果たしている。自動車産業はいま、100年に一度という大きな変革期にある。コネクテッド、自動運転、シェアリング、電動化といった流れのなかで新しいクルマづくりが進められており、ビジネスチャンスも拡大している。主要企業の取り組みを紹介する。

ダイセルポリマー 長繊維強化樹脂、世界3拠点で顧客支援
スタンピング成形用、プレス試験機導入

DIC 粘着テープ、電子化睨み需要獲得
加飾フィルム、2つの方式で拡販

日本化薬 MGGスクイブ、増産と次世代品開発へ
IF、新製品でシェア向上

三菱エンジニアリングプラスチック エンプラ、高付加価値領域に力
コンパウンド、外注先と連携し拡充

JSP EPP、適用部位拡大に挑戦
使用量、1台40%以上増加へ

昭和電工 中国・珠海、新工場から供給開始
BMC、アジア4拠点体性に

積水化学工業 「熱マネ」「EMC」に力
車輌・輸送分野売上高、20年代に2000億円狙う

東レ 欧州に技術開発拠点開設
中国ショールームも全面改装

帝人フロンティア 吸音材、極細繊維で高機能品
欧企業買収、事業化に弾み

  • KHネオケム・浅井惠一社長・・・定修影響「下期に挽回」 コア強化、事業創出を加速
  • 日本化薬・・・感熱顕色剤、環境対応型を来年投入 福山で量産、国内外に
  • 本州化学工業・・・TMPや電材拡大 コア事業が収益牽引
  • クレハ・・・シェール掘削部材、北米で価格攻勢 潜在市場拡大機に
  • センター各社安定操業へ投資・・・丸善石油化学、エチレン分解炉を更新
  • ダイセル・・・ドイツ医薬製剤会社を買収
  • 三井化学SKCポリウレタン・・・システムハウス、インドで稼動
  • 三井化学・・・インドで太陽光発電診断
  • 夏休み子ども化学実験ショー・・・化学変化、五感で満喫 6300人が来場
  • ブタジエンアジア市況・・・上昇一服も高値継続
  • 宇部興産・・・8月のCPL、15ドル高2155ドル  アンモニア設備不具合で補修
  • カネカ・・・米国で航空機向けプリプレグ新設 生分解性プラ増強、高砂で来年末5倍
  • 値上げ
    *三菱ケミカル・・・アセトンなど上げ
    *フタムラ化学・・・ポリオレフィルム値上げ
    *デンカ・・・球状シリカを10%値上げ
    *東レ・・・テキスタイル上げ、5~15%
    *ユニチカ・・・包装フィルム上げ
    *DIC・・・共押出多層フィルム、300円超上げ