プロパン・ブタンニュース

総合面

米国の12月プロパン輸出が過去最高に 

EUは露産ガス禁輸も

米国エネルギー情報局(EIA)によると、2023年12月の自国からのプロパン輸出量は、日量平均190万バレル(約27万7400㌧)となり、1973年の集計開始以来過去最高となった。石油化学と暖房需要により、米国メキシコ湾岸と東アジア間の価格スプレッドが過去10年で最高となったことが要因。

  • ガス安全小委、他工事事故対策DXを 都市ガス警報器普及も課題
  • 各種補助金、「より使いやすく」の声 ありがたいがマイナス面も
  • りゅうせき、根路銘剛宏副社長が新社長に昇格
    りゅうせき(本社・浦添市)は4月1日付で當銘春夫代表取締役会長が兼務していた社長に根路銘剛宏代表取締役副社長が昇格する。當銘会長は引き続き代表権を持つ。
    根路銘剛宏(ねろめ・たかひろ)氏 1994年3月日本体育大学体育学部体育学科卒業、同年4月りゅうせき入社。2021年6月常務総合エネルギー事業本部長兼輸送事業部長、22年6月同業開発部部長兼輸送事業部事業部長、23年6月同経営管理・事業開発担当を経て現職。りゅうせきフロントライン取締役、未来相互ガス取締役、りゅうせきライフサポート代表取締役会長、りゅうせき建設同会長、大亜・同会長、りゅうせきケアプロ取締役も兼務する。1971年6月2日生まれ、52歳。

首都圏版

パロマ、家事ラクとエコ推進 市場の課題解決にも取り組む

人員・物流 体制強化

パロマ(本社・名古屋市、小林弘明会長兼社長)は6日、東京・新橋の第一ホテル東京に関東圏の取引先229人を迎え、2024年方針説明会を開いた。事業方針に「お客様の笑顔を、皆様と」を掲げ▽家事ラクとエコ化の推進▽当たり前の暮らしを支える責任―を行動指針に市場の課題解決に取り組む。
小林会長はあいさつで、今秋に完成を予定している龍ヶ崎市の物流センター新設による物流体制の強化、賃上げも視野に入れた人材育成など積極的な投資を行っていく方針を示した。

  • 昭和ガス(埼玉三芳町)、冷凍生ギョーザに参入 新規事業で社会貢献

地方版

北海道=道協空知、岩見沢市立栗沢小学校で出前教室 

卒業前の楽しい思い出に 「シン・ボンベくん」が栗沢小学校の出前教室でデビュー

北海道LPガス協会空知支部青年委員会(道島悠太委員長)は4日、岩見沢市立栗沢小学校(本川朋一校長)で出前教室を開いた。この4年間、コロナ禍の影響から小学校のイベントの大半が中止となっており、授業を受けた6年生にとって卒業前のいい思い出となった。

真剣に授業に取り組む児童

空知支部の出前授業は2019年12月の上芦別小以来、実に4年ぶり。講師を務めた道島委員長は、「ファイヤー探検記ファイヤーストーリー」のテキストと動画を使いながら、エネルギーの起源である火の発見から、歴史とともに進化してきたエネルギーの変遷をまず説明した。説明の中でエネルギーの変遷とともに燃焼機器などもより進化してきた点を解説した。
「シン・ボンベくん」が栗沢小学校の出前教室でデビュー
道協空知支部が4日に実施した栗沢小学校の出前教室で、「シン・ボンベくん」がデビューした。
製作したのは、同支部元青年委員長の谷川尚史・谷川商店社長。パイプにスポンジを巻き、フェルト生地で覆う、オーダーメードの着ぐるみと見間違うような完成度で、自ら着こんで登場し児童を驚かせた。
シン・ボンベくんは実は2020年に完成していた。この年の出前教室でデビューする予定だったが、コロナ禍で中止となり倉庫に眠らせていた。つくろうと思ったきっかけは当時まだ青年委員長だった谷川社長が、視察で訪問した高知県LPガス協会のイメージキャラクター・LPマンに触発されたため。この日、初めてのお披露目に、「4年間を経て、ようやくデビューできた」と感慨深げな表情を浮かべた。
【写真】谷川社長扮するシン・ボンベくん

東北=リンナイ東北、8会場で方針説明会 共感力高め提案を

エコワン研修など開始

リンナイ東北支社(畠山健史支社長)は2月21日から各地で24年度方針説明会を行っている。畠山支社長は集まった販売事業者に対し、補助金制度を活用して既存給湯器をハイブリッド給湯器などの高効率給湯器に燃転していくことを呼びかけた。このほか、ハイブリッド給湯器の販売を支援するため、今年から「エコワンマイスター研修」を行うなどの方針を説明した。

  • 東北=東北のLPガス事故、雪害少なく16件 前年の」半数以下に
  • 中部=東液会、事業発展へ切磋琢磨 渡邊会長ら続投
中部=浅野保温(愛知県扶桑町)、能登半島地震の被災地復興に尽力

配管保全 LPG車で移動

仮設住宅の配管の保温工事を進めている

浅野朋幸社長

浅野保温(本社・愛知県扶桑町、浅野朋幸社長)は能登半島地震の被災者向け仮設住宅の建設に携わっている。1966年の創業以来、配管を冷気から守り結露などを防ぐ保温工事を専門に事業を展開。今回の地震後は輪島市内での応急仮設住宅設置工事に第1期から参加している。通常業務と並行し被災地の復興に最大限努力していく考えだ。
横浜市に関東営業所を開しており、本社のある中部地方だけでなく関東地方にもネットワークを広げている。今回の工事参加のきっかけも、こうした横のつながりで親交のある関東の事業者から協力依頼を受けたことだった。

近畿・四国=和歌山県協、衣類乾燥機キャンペーンで29件成約 

電気式から転換も

和歌山県LPガス協会(佐伯浩三会長)は、昨年9月から今年1月までの5カ月間展開したガス衣類乾燥機「乾太くん」無料モニターキャンペーンの結果をまとめた。43件からアンケートを回収、29件が成約に至り成約率67・4%を達成した。オール電化住宅への設置や、電気式の衣類乾燥機導入予定先からLPガスに切り替えた事例もあった。

  • 近畿・四国=甲賀協同ガス、田んぼアートに協賛など地域連携活動を充実
中国=広島ガスプロパン、事故発生防止を徹底

充填所保安講習会開催 

広島ガスプロパン(本社・広島県海田町、泉博之社長)は2月
19日、本社広島LPG物流センターでグループの製造保安係員と製造業務従事者を対象に第1種製造所(充填所)保安講習会を開いた。安全安心の追求へ向けた事故発生防止の活動の一環として実施した。

九州=熊本県協、石川県協に独自義援金送付 

会員対象の募金など300万円

熊本県LPガス協会(佐藤逸郎会長)は2月22日、能登半島地震で被災したLPガス事業者への義援金として石川県LPガス協会(山本久雄会長)に300万円を送金した。県協会独自の取り組み。2016年の熊本地震時に全国から多額の義援金が寄せられたことから独自支援として会員に募金を呼び掛けていた。

住設・新技術

日本ガス石油機器工業会、高効率給湯器標準化へ宣伝攻勢

JGKA 省エネ・環境対応

日本ガス石油機器工業会(JGKA、内藤弘康会長)は7日、東京・大手町の経団連会館で第17回社員総会を開いた。2024年度は「製品安全」「需要促進」「省エネ・環境問題対応」「情報調査」「紛争処理」の6事業を展開する。

  • パーパス、業務用マルチハイブリッド給湯システムの新製品 大量給湯に威力
  • キャッチボール、セブン銀行と連携 ATMで返金が可能に

<特集記事>第42回東計会

  • 「IoT-R」活用した業務革新提案
    東洋計器(本社・松本市、土田泰正社長)は1日、東京・新宿区の京王プラザホテルで「第42回関東東計会」を開き、全国11地区の東計会が幕を開けた。研究会では、41年間の報告の振り返りとともに、「ガス 超スマート社会の実現」と題し、累計出荷360万台を超えて普及が進むLPWA端末「IoT―R」の高度活用を報告。事例を踏まえ、ビッグデータに基づく機器拡販や燃転、省力化などの業務革新の推進を提案した。会員事業者から約530人が参加し、DXや脱炭素化を見据えたエネルギー産業像を学ぶ機会となった。
  • 総会:ともにガスの時代創造
  • 研究会報告(前半):土田泰秀会長=「マイコンで保安」「テレメで合理化」
  • 研究会報告(後半):土田泰正社長=各種コンテンツを充実
  • 特別講演:日経BP総合研究所・山根小雪氏=脱炭素をチャンスに

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