プロパン・ブタンニュース

総合面

七協議会保安技術委員会、20年目標へ行動指針

事故防止へ具体策まとめ10月採択へ

七協議会保安技術委員会が16日に東京・千代田区のKKR東京で開かれ、ホストを務めた関東液化石油ガス協議会(小澤洋行会長)は、2020年目標(20年にLPガス事故による死者ゼロ、負傷者25人未満)達成に向けた行動指針を示した。内容は、①CO中毒事故防止対策②他工事事故防止対策③誤開放事故防止対策④安全な消費機器の普及促進―の4項目。今後、具体的な対策案など各ブロックの協議会からの個別意見を集約し、ブラッシュアップしたうえで、10月11日に同じくKKR東京で開催される七協議会連絡会議で「保安行動指針」として示す方針。

三ツ輪グループ、小田急と電気・ガス販売

提携し新サービス開始

三ッ輪産業(本社・東京、尾日向竹信社長)、イーネットワークシステムズ(同、及川浩社長)の三ッ輪産業グループは、小田急電鉄(同、星野晃司社長)が4月17日から販売開始した「小田急でんき」と「小田急ガス」の販売プラットホームの提供を通じ、電気供給や地域密着サービスの提供を開始した。小田急は沿線の需要家向けにセット販売も行う。

  • エネサンスグループ、使用量・料金が見える無料のウェブサービス開始

<平成、そして新時代へ>

上野ガス・中井茂平社長

事業通じ地域に活気を

エネルギー小売全面自由化の大競争、少子高齢化、同業者間の顧客争奪戦などによるガス需要の伸び悩み、労働人口減少による人手不足など、LPガス業界を取り巻く環境は厳しさを増す。そんな状況下でも中井茂平社長は、活路を見いだせると自負する。今回対談してみて、改めてLPガスや都市ガスに限らない幅広い分野での見識の深さ、生まれ育った伊賀地域をこよなく愛し、地域のために貢献したいという郷土愛に満ちた人物像を窺い知ることができた

首都圏版

杏林堂薬局(浜松市)、吉田店にバルクと発電機導入

非常時には町の避難・物資拠点に

杏林堂スーパードラッグストア吉田店(写真上)
補助金を利用して導入した985㌔㌘災害対応バルク貯槽と31㌔㌾㌂非常用発電機。LPガス供給業者のエネジンが2月に設置した

杏林堂薬局(本社・浜松市、青田英行社長)の杏林堂スーパードラッグストア吉田店はLPガス振興センターを窓口とする災害対応バルク補助金を活用し、985㌔㌘災対バルク貯槽と31㌔㌾㌂非常用発電機各1基と小型発電機、炊き出しセット各1台、LED投光器を導入した。同店舗は静岡県吉田町(田村典彦町長)と災害時支援協定を結び、緊急時には避難所や荷さばき拠点として活用され、食品や医薬品などの物資を提供する。

  • 岩谷産業、水素エネルギーフォーラム東京開催 水素普及の起爆剤に
  • エア・ウォーターハローガス共栄会、5月からの販促に衣類乾燥機やGHP
  • 山梨青年部、児童養護施設に廃メーター益10万円を寄付
  • サイサンの環境保全基金、累計3億5817万円を助成

地方版

北海道=道協、周知文書に英・中国・ポルトガル・ベトナム語も 

訪日客に積極対応

周知文書の英語版、中国語版を手に「安全で快適な北海道の暮らしを楽しんで」と呼びかける北海道LPガス協会の小谷郁夫氏

LPガスの開栓や点検時、接点強化のツールとして消費者に配布される周知文書。北海道市場は外国人旅行客や仕事を求めて来日する人が急増していることから、英語、中国語版の配布機会が増えている。4月に発行したベトナム語版も、相次ぐ当地からの入国者に重宝されそうだ。

東北=ローリー運送の人手不足が顕在化 安定供給へ対策を(経営者に聞く)

労務規制厳しく2次基地減も影 安定供給へ対策を

ローリー運送の人手不足問題がクローズアップされてきた。東北では一昨年に八戸市、昨年は秋田市の2次基地が閉鎖され、その影響で運送距離が伸び、一段とドライバーやローリー車両の確保が厳しくなったとも言われる。ローリー運送の人手不足の現状について東北の運送会社の経営者に話を聞いた。

  • 中部=ヤマサ總業、Pグロリア情報交換会開く 環境変化に積極対応
  • 中部=ミライフ西日本、小松市にコインランドリー1号店を開業
  • 近畿・四国=徳島シティガス、新規顧客開拓で宅配水推進 9割が新規客
近畿・四国=災害時「LPガスが有用」

和歌山大・此松教授が海南市の防災教室で講演

和歌山大学災害科学教育センターの此松昌彦センター長は12日、海南市役所で開かれた地域巡回防災教室(和歌山放送主催)で大規模災害について講演し、災害発生時におけるLPガス発電機の有用性や、災害に備えたLPガスバルク供給システムによる分散型熱源の確保、県内公共施設でのGHP採用事例などを紹介した。
神出政巳市長や自治会長ら130人が出席。LPガスの高い災害対応力を印象づけた。

  • 中国=山陰酸素、販促企画説明会開き機器拡販へ万全の態勢で臨む
  • 九州=田島興産、社員17人が参加し地域住民とともに市街地を清掃
九州=WASHハウス(宮崎市)、災害時用の移動式ランドリー車を開発

避難所に身を寄せる被災者を支援

コインランドリー事業を全国展開するWASHハウス(本社・宮崎市、児玉康孝社長)が「災害時用移動式ランドリー車」を開発した。長期の避難生活が想定される大規模災害時に出動、避難所に身を寄せる被災者を支援する。

住設・新技術

  • パロマフェア東京会場に4500人が来場 多彩な最新機器に注目集まる
  • LPガス安全委員会、新たに6カ国語追加の保安ガイド作成 人材多国籍化に対応で

GHPとコ・ジェネ

災対バルク補助金でGHP導入を後押し 

事例ルポ 災害時の有用性評価

国土強靭化対策が大きな政策課題となり、今年度は新規の補助事業や従来の規模を拡大した補助事業が設備機器導入を後押しすることになる。そこで、2018年度経済産業省補助事業「災害時に備えた社会的重要インフラへの自衛的な燃料備蓄の推進事業費補助金(石油ガス災害バルク導入補助金事業)」を活用して、LPガス災害対応バルク貯槽とGHPや非常用発電機を導入した二つの事例を紹介する。

葬祭会館ピースフル森本(金沢市)=いざという時に役立つ 地域の安全安心の場に

服部整形外科皮フ科(弥富市)=医療現場の機能を担保 平時も非常時も患者守る

  • 全国縦断GHPフォーラム、テーマは「GHPに新たなチャンス」
    7会場の日程が確定
    GHPコンソーシアムが主催する22回目の「全国縦断GHPフォーラム」の日程が確定した=一部既報=。
    去年の猛暑をきっかけに、政府の方針もあり、全国の公立小中学校普通教室で空調設備未設置教への空調機導入が進んでいる。加えて、国土強靭化の一環として、災害時に避難所となる学校体育館への空調設備導入も急がれる。こうした状況を踏まえ、今年度の全国縦断GHPフォーラムでは「新時代 GHPに新たなチャンス~学校空調と国土強靭化~」をテーマに、教室や体育館への空調機導入に向けたノウハウを伝える講座なども用意している。そこでは、機器選定や設置場所、工程、EHPとのイニシアル・ランニングコスト比較など提案書が完成するまでの手順を解説する。

2019年フォーラム日程と会場

会 場 開催日 場所
名古屋 7月4日(木) 名古屋市西区則武本町4-1-35
トヨタ産業技術記念会館/ホールA
大 阪 7月5日(金) 大阪市中央区備後町3-6-14
アーバネックス備後町ビル/3階ホール
福 岡 7月11日(木) 福岡市博多区千代1-17-1
パピヨン24オフィスビル/3Fホール
広 島 7月12日(金) 広島市西区己斐本町3-8-5
広島県LPガス会館/3Fホール
仙 台 7月23日(火) 仙台市青葉区国分町3-1-18
カメイ本社ビル/9階ホール
札 幌 7月26日(金) 札幌市中央区北3条西1-2
エア・ウォータービル/8Fホール
東 京 8月1日(木) 東京都港区海岸1-5-20
東京ガス本社ビル/2Fホール
  • 2018年度のGHP出荷は前年並み確保 LPガス機は6015台
  • 日本ガス協会、「スマートマルチ」に技術賞

特集記事 パーパス、“働き方NEW”で構造改革 LINEを顧客サービスに活用

  • LINEの機能フル活用 販促や通知・督促など低コストで確実に
  • 「ひらめき営業グループアシスト」で自在な行動下支え

エネルギー事業者向け基幹システム「クラウドAZタワー」を軸に働き方改革を推し進めるパーパス(本社・富士市、木裕三社長)は、AIやIoTを駆使してガス業界の働き方を刷新する〝働き方NEW〟へと歩を進める。慢性的な人手確保難を背景に業務全般の省力化、効率化が強く求められるガス業界に、スマートフォン向け無料通信アプリケーション「LINE」を顧客サービスに活用したパッケージ「Web会員サービス+(プラス)」の提供を開始した。スマホやタブレットの活用で場所や時間にとららわれない働き方環境を実現する各スキーム、新たな顧客とのつながりを通じて仕事の仕方を変えるBtoE(Employee=従業員)を提案し、ガス事業者が抱える課題の解決に臨む。

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