プロパン・ブタンニュース

総合面

ガスこんろの重大事故、安全装置なしが5割

買い替えを強く推奨 NITEまとめ

独立行政法人製品評価技術基盤機構(NITE、辰巳敬理事長)は5月23日、ガスこんろによる事故の原因を発表した。2013年度から18年度の6年間で原因が判明した182件の重大事故のうち、99件はガスこんろ使用者の誤使用や不注意が原因となった。そのうち92件が法令で義務付けられた調理油過熱防止装置が装備されていないガスこんろを使用していたことが明らかになった。

<平成、そして新時代へ>

ジャパンガスエナジー・吉田正俊社長

平時の需要底上げを

ジャパンガスエナジーは4月に設立10周年を迎えた。今年度打ち出した販売促進策「CRUISE(クルーズ)」のサブタイトルに「栄光への舵取り〜荒波を乗りこえ栄えある未来へ」とある。2014年からJGE船団を率いている吉田正俊社長は長く石油業界の荒波にもまれてきた。昭和から平成を振り返ってもらいながら、令和時代の
新たな航路をたずねた。

LPガス生産・消費量が2017年に3億トン突破

米国が最大の輸出国に 2019年版エネルギー白書

7日閣議決定した「2019年版エネルギー白書」によると、17年時点で世界のLPガス生産・消費量は3億㌧を突破し、06年以降3%前後のプラス成長が10年以上続いている。
貿易面では中東主導から米国主導へと歴史的転換があった。17年の米国の輸出量は3432万㌧を記録し、中東地域を上回って世界最大の輸出国となった。

  • 日本液化石油ガス協議会、消費者への保安啓発に力 全L協との連携も強化へ
  • 東邦液化ガス、新社長に東邦ガス常務執行役員の石原克典氏が就任
  • 「はばたく中小企業」にケイテックと須賀川瓦斯を選出
  • 5月末スイッチング、電力1200万件、都市ガスは237万6488件に

首都圏版

  • 静岡県協、防災応援プロジェクト加速 東京都協、体育館GHPに力
  • TOKAIグループが沼津市と協定 災害時に飲料水の供給と緊急放送も
  • 河原勇会長自伝「夢を追いかけて」発刊 祝賀会に160名が集う

地方版

北海道=ネンセツ、コインランドリーを12月に開設

乾燥需要開拓へ

ネンセツ(本社・札幌市、佐原直人社長)が12月、同市北区の本社社屋にコインランドリーを併設する。主婦や高齢者の単身世帯の需要を見込んで計画した。コインランドリーをショールームへの導線とし、衣類乾燥機「乾太くん」など最新のLPガス機器を利用客に訴求していく考えだ。

  • 東北=岩手県協、常設提案強化で本部に専門委員会設置 支部も体制整備へ
  • 中部=発電機やバルク・簡易スタンドなどLPガス災対機器に注目(ライフガードTEC)
近畿・四国=五條市の小学校にLPガスGHP

災害の強さ決め手にEHP計画を逆転 奈良県協五條

五條市(太田好紀市長)は8月末、阪合部(さかあいべ)小学校の普通教室にアイシン精機製のLPガス仕様GHP3台、計36馬力を導入する。LPガス供給は奈良県LPガス協会五條支部(辻本典生支部長)が行う。
市は「五條市学校適正化計画」に則り学校施設の充実を図っている。快適な学習環境の確保へ、既に空調整備を完了した中学校とともに小学校の空調化を進めている。小学校全8校の空調整備は当初EHPで計画されていたが、五條支部の働きかけで阪合部小はLPガスGHPに逆転した。

  • 中国=日の丸会、人材育み共栄目指す 非常時の連携も視野
九州=エコアグループ、「E-1グランプリ」決起大会

発展へ「強守・挑戦」

エコア連合会(坂本和久会長)とエコア(本社・福岡市、山下良満社長=当時)は11日、宮崎市のフェニックス・シーガイア・リゾートで「2019E―1グランプリ」の総決起大会を開いた。九州一円からエコアグループ会員ら305人が参集、「強守・挑戦」で社業発展を誓った。(7月1日付で詳報)

住設・新技術

  • 防災産業展でLPガス発電機が来場者の注目集める
  • 堀田電機製作所、100KVAのLPガス発電機を開発 災対目的に使いやすく
  • 大阪で震災対策展、発電機や防災システムなどLPガス関連に関心

GHPとコ・ジェネ版

学校・体育館GHP提案に勢いを

全国縦断GHPフォーラム開催迫る

GHPフォーラムが毎夏開催している「全国縦断GHPフォーラム」の開幕が迫ってきた。今年は、7月4日の名古屋会場を皮切りに、8月1日の東京会場まで全国7会場で実施する。フォーラムの統一テーマは「新時代 GHPに新たなチャンス~学校空調と国土強靭化~」で、全国で活発化している教室・体育館へのGHP導入に向けた成功事例や提案ノウハウなど実践的で充実したプログラムを用意した。

  • 5月GHP出荷、LPガス仕様機は54%増 連休に工事活発化
「GAS-21」間もなく発刊

提案書マニュアルも掲載

GHPコンソーシアム機関誌「GAS21」がまもなく発刊される。今号は「学校空調特集」と銘打ち、掲載記事には教室や体育館をターゲットとしたGHP普及拡大をテーマに、提案方法や具体的な提案書作成手順、補助金情報やリースの活用、GHPメーカーの商品戦略といった販売に役立つ情報を揃えており、GHPコンソーシアムが実施する今夏の全国縦断フォーラムでもテキストとして利用する。注目企画の一つである「LPガス販売事業者の提案書作成マニュアル~お客さまにGHP導入メリットをお伝えするために~」(土屋明・GAS21編集委員作成)から抜粋した項目を先行して紹介する。

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